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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

アカエゾマツ・サンプリング&ロガーデータ回収

2007-07-25 | フィールドから
・北村さん、飯島くんを迎えての3度目のアカエゾマツサンプリング。今日は13林班の湿地林のみフルサンプリングで、11林班はアロザイムとクロロフィル、CN分析用のサンプリング。湿地林では枝が”疎”な感じがする。この湿地林は奥行きはそんなになく、せいぜい1haから2haくらいだろうか・・・。



・今回のサンプリングではDNA解析用とは違い、5年生までのシュートが必要なので少し大きい枝が必要となる。高標高域では各年齢ごとのシュートがあま伸びていないが、低標高では結構大きな枝となる。樹高を3つに大きく分けて、真ん中くらいの日当たりのよい枝を採取しているのだが、それにはいつものカマ付き樹高棒が大活躍。これを最初に考えた人は偉い。



・昼時、やはりミヤママタタビ(?)の色が気になる。もはや花は終わったみたい。雄しか葉の色は変わらないらしいよ(緑に戻るという説も・・・)、というのは北村さん情報。白になるのはディスプレイ効果だとしても、今度はなぜピンクになる必要があるのかが気になる。強くこすると緑になるので、空気が入っていることは間違いなさそうだけど・・・。



・午後から大麓山ロガー回収組と11林班サンプリング組に別れて作業。当方と飯島くんは例によって登山&ロガー回収。パソコンを持って山頂に上がる。有難いことに、ロガーはちゃんと作動しているようで、温度と湿度のデータは無事に取れたようである。ふと遠方に目をやれば、山頂からは大雪山系がくっきりと。雪渓がわずかに残る。これが完全に消えるのはいつごろだろうか・・・。



・前山湿地、27林班のロガー回収も完了し、山部に戻るとちょうど5時。本日は全て順調に完了した。明日は、4人でサンプル処理&測定マシーンと化す予定である。

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