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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

集中豪雨

2007-07-23 | 研究ノート
・東京から戻ってきたので、会議報告、連絡調整など。ひとしきり落ち着いた後、地がき論文に取り掛かる。飯島くんに体裁を整えてもらったLaTex形式の図表を統合するが、なぜかエラーメッセージが出るようになってしまった。図表、引用文献まわりはまだまだ分からないことだらけ・・・。

・それよりも気になっていたことは、地がき前のTreatmentである。藤原ら(1984)によると、全面剥ぎと帯状剥ぎの作業効率の比較などがされている。ということは、サブ・プロットは全面剥ぎと帯状剥ぎのどちらかに振り分けられるはずだ、と思って当時の図面を解読するうちに、ようやく理解できた。

・昼時に高橋さんとこの件について話し合う。実は全面剥ぎといいながらも、かなり保護樹を残しているので、実は英語では"Shelterwood"と呼んだほうが実態に即していることが発覚する。ちなみに、帯状剥ぎはまさしく"stripe-cutting"とするのが良さそう、である。ということで、今回の論文では、elevation, micro-topographyのほかにtreatmentという説明変数があるモデルにする必要がありそうだ。論文としては、世界的な流れに乗っているのでむしろ書きやすくなるかも・・・。

・今週は25日から再びアカエゾマツ調査の予定だが、全体的に高橋さんの測定が追われ気味だ。ということで、今回は葉寿命、葉密度、葉面積などを測定するのは1集団20個体に限定し、測定が終わってから、高橋さんと2人で残りの1集団をさくっと採取しにいこうかという方針になる。お、そろそろ関係各所に連絡しないといけない。

・富良野に戻ってくると大きな水溜りができている。聞けば、夕方に集中豪雨があり、雷鳴がとどろき、前が見えなくなるほどだったとか・・・。わずか15kmしか離れているだけなのに、この天気の違いはすごい。