死んだら談志2024

水仙花死んだら談志完成す
回文俳句&吾郎関連の諸事雑事
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回文は行く その六十三

2006年02月05日 10時50分14秒 | Weblog

チチと夜鳴く南京泣くなよと父

それが南京虫というものだと聞いたのは、かなり後からだったと思う。
子供は分解好きだ。使わなくなっていた母親の時計の裏蓋をはずして
ゼンマイを出して、回転軸の押さえに使っている赤く光る石を
ルビー?だと思い込んでカッターナイフで取り出そうとした。
先の細いドライバーなどなかった頃だから、ナイフの刃先でねじを廻した。
結構うまく分解したのだが、そこまでだった。
組み立てられずにバラバラになった時計は
マッチ箱に入れられ、宝ものというより
見てはいけないものとして引き出しの奥の座敷牢に
その後十数年保管されていた。



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コメント (2)
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