おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

紅テントの「唐十郎さん」亡くなる…

2024年05月06日 | Weblog

寝坊して、つい先ほどいつものEテレ朝の体操を終えたところ。

しとしと雨ふりの朝です。

気温はプラス11度ですが、起き抜けにストーブに火を入れた。

湿気があって肌寒いのです。

きょうは雨の予報、最高気温16度の予想だ。

写真は岩内町にある含翠園(がんすいえん)という日本庭園。

ニシンで栄えた往時の岩内をしのぶ歴史的建物で、このほど改修が終わって一般公開されております。

ところで、

唐十郎さんが亡くなったと伝えられ、なんだか意気消沈しております。

おぢ世代にとって、アングラ演劇の旗手といえば、天井桟敷を主宰する寺山修司と紅(あか)テントの唐十郎だった。

彼らのおどろおどろしい舞台に魅せられたのは、当時十代の若造だったおぢ。

札幌でも公演が行われ、観に行った記憶がある。

唐十郎さんは劇団「状況劇場」の座長、既存の演劇に反旗を翻して、新宿・花園神社に仮設の紅テントで上演した。

多感な時代でしたから、どきどきしながら観たような記憶があります。

紅テント出身の俳優さんといえば、今も活躍中の小林薫さん、佐野史郎さんなどなど…

忘れてはならないのは麿赤兒(まろあかじ)さんでしょう。

寺山修司さんが唐さんの公演に葬儀用の花輪を贈ったことがあった。

これをきっかけ両者は乱闘騒動に騒ぎに。

バカバカしくも元気な時代でした。

その寺山さんは1993年5月4日に亡くなったそうで、「その41年後の命日に唐さんが旅立った」とスポーツ報知は伝えております。

寺山修司さんは有名な前衛歌人でもあった。

「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」はあまりに有名だ。

ニッポンが元気だったあの時代、アングラ演劇はとにかく面白かった。

激動と混沌の時代でもありました。

青春の日々が、またまた遠くなった感のある唐十郎さんの他界でした…

お悔やみ申し上げます。

 


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