おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

原発のある泊村のふるさと納税はゼロ!! 寿都町は11億円もある。町長は「住民が誇れるまちづくり」を目指してはどうか?

2020年09月06日 | Weblog

午前6時です。

晴れのお天気で、気温はプラス19度。

今日は曇り時々晴れのお天気で、最高気温は27度の予想だ。

さて、

寿都町の片岡町長が「核のごみ」の最終処分場誘致の前提となる文献調査への応募を検討していると表明してから、町は2分されました。

町長は「短絡的に考えれば100年安心の産業で、相当なお金が町に落ちる。自力で稼ぐ努力をしなければ、次のチャレンジもできずじり貧になる」と申しているそうだ。

町長が自身で申しているとおり、これはあまりに「短絡的な所業」だ。

町長の言葉には大間違いがある。

今回の動き、町長の言う「自力で稼ぐ努力」とは真逆、国からの「交付金に頼る」ということ。

他力本願ということだ。

自力というなら、いま管内トップ11億円も稼ぐ「ふるさと納税」に、もっと力を入れることだ。

努力しないで、交付金に頼ろうとするのが寿都町だ。

原発を誘致した泊村はどうだろう。

原発による交付金で村の財政は潤ったけど、村民は果たして元気か? 村は活性化したか?

泊村のふるさと納税は、全国で唯一「ゼロ」だ。

村は、原発交付金でやってけるから、地域産業の活性化は「放棄した」に等しい。

これで村が元気といえますか?

村には立派な建物がいっぱいあるけれど、村に産業が育ったという話はついぞ聞いたことがない。

同じく多額の交付金を貰っているお隣岩内町のメインストリートはというと、いわゆるシャッター街だ。

原発を立地する際に、漁師たちは漁業権を放棄した。

多額の補償金を貰ったが、それ以降、漁業は衰退の一途を辿っていまに至る。

寿都もこの二の舞となることが心配される。

核のごみ処理場の調査に応募すれば、寿都町には交付金というカネが努力しなくても延々と入ってくる。

原発交付金は「麻薬」例えられますが、核のごみ処分場に関わる交付金も同様だ。

ただいま11億円と管内では圧倒的なトップを叩き出している寿都のふるさと納税はどうなる?

風評被害は間違いなく広がり、水産品、水産加工品、農産品は、いまのように買ってもらえなくなることが容易に想像される。

町長は、「核のごみ処理場誘致」して「住民が誇れるまちづくり」だと言えますか?

町が「原発のトイレ」になって住民は誇らしいか?

交付金という麻薬で、町が心身ともにボロボロになることを危惧するニセコのおぢでした。



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