午前6時の気温はプラス14度。
朝霧が立ち込め、視界は100メートル前後、辺りは白くモヤッとしております。
札幌管区気象台の予報によると、今日のご当地はスカッと晴れるのだそうな。
でもって最高気温は30度にもなるのだとか。
きょうから9月というのにうんざりです。
北海道民は、夏の暑さにも、冬の寒さにも、相当弱いゆるゆるした民なのじゃ。
夏は室温が28度を超えようもんなら、やれエアコンだ、クーラーだ、扇風機だと大騒ぎ。
一方、冬は冬で室温が10度以下にでもなろうもんなら、ストーブをガンガン燃やし、半袖Tシャツになってアイスを食べる。
実際、冬の北海道でアイスはそこそこ売れるらしい。
夏の暑さにも冬の寒さもによく耐える本州の皆さま、スマンこってす!!
こらえ性がない北海道民を代表して心からお詫びいたします。
さて、
台風による豪雨被害が、北海道内でも広がっております。
写真はご近所の家でござる。
敷地内の木が倒れ、屋根の上には2本、玄関前には1本倒れておりました。
ケガ人などないといいのですが、どなたもいなかったような…
実は我が家の敷地内にも高さ20メートルにもなろうかという同じトウヒ3本が道路沿いの高台に立っておった。
トウヒはエゾ松の1種だそうで、おぢにとってはさっぱり役に立たない木でござる。
この3本が倒れたらヤバイことになると、この4~5年ずーっと気にしておりました。
もし倒れると道路は塞ぐし、人やクルマにでもぶつかろうもんなら、大ケガどころでない。
ってことで、この春、ご近所の方にお願いして3本とも切り倒した。
今回あちこちで根元から倒れておるのはこのトウヒでござる。
「切っておいてよかった!」と心底思うおぢでした。
「最悪を想定」しておいて、良かったとも思うわけです。
台風10号の被害で酷いのは、岩手県岩泉町の高齢者施設「楽ん楽ん」の死者9人だ。
報道によると、町長は川が氾濫する前に現場を視察しておるとか。
申し訳ないけど、その際平屋の建物にいる9人を隣の鉄筋3階建てとおぼしき建物に移すべきでしたわ。
どう考えても、対応が甘かった。
町長は「洪水を想定していなかった」とか申しておりますが、なにせ東北に史上初上陸した台風ですから「何が起こるか分からん」と肝に銘じて、判断すべきだった。
死者が出た後からこんなことを言うと「後出しじゃんけん」などと、卑怯者呼ばわりされそうですが、防災の基本は「最悪を想定すること」でござる。
これに従えば、これまで増水、氾濫がなかった河川とはいえ、近くに初上陸する台風なのですから、「最悪への備え」をすべきでした。
これをしなかった責任、大きいとおぢは思う。
こと災害について、行政は最悪を想定しておくべきと申しておきましょう。
もっともこれは旧友Sさんの口癖でもありますけどね!!