読書など徒然に

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豪警察、アップルの地図アプリは危険と警告

2012-12-12 10:09:26 | パソコン
wsj日本版から

米アップル AAPL -0.64% が最新のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に、すでに非難を浴びている独自の地図システムを搭載すると決断したことはますますもって誤った判断だったようだ。

 オーストラリアの警察当局は今週、自動車のドライバーに対しアップルの地図サービスの利用に関して警告を出した。広さ6330平方キロのマレーサンセット国立公園で「生命の危険」にさらされたドライバーが相次いだためだ。

 ビクトリア州の警察当局によると、警察は5人のドライバーの救助を強いられたという。なかには飲み物も食べ物もなく、24時間足止めされ、携帯電話の電波が届く場所にたどりつくまで、険しい地形のなかを長距離、歩かざるを得なかった人もいるという。警察によると、ドライバーらはアップルの地図サービスを使いミルデューラという街に向かっていたという。街は実際には地図が示す場所から約70キロ離れた場所にある。

 警察当局は警告文の中で「公園内には水場がなく、気温もセ氏46度まで上昇することもあるため、潜在的に生命を脅かす問題であることから、特に懸念している」と述べている。

 この問題はアップルが最新版の基本ソフト(OS)「iOS6」の機能の一部として新しい地図アプリをローンチして以来、最も新しい同社の失態だ。

 世界中のユーザーは店やランドマークなどの誤った位置表示や、いくつもの道路が欠けている街、米ミシガン州アナーバーの例のように寸断された川といった誤った情報を指摘し、新しいアップルの地図アプリに対する不満を訴えてきた。オーストラリアで9月に最新の「iPhone(アイフォーン)」がローンチされた際、この地図アプリはシドニー最大のランドマークのいくつかを誤って表示した。有名なボンダイビーチを「ボンダイ ビーチ シドニー」で検索すると、シドニー西部の内陸が表示される。

 アップルの株価は9月につけたピークから5分の1強下落した。ただ、5000億ドル(約41兆1700億円)弱という時価総額は依然として競合他社マイクロソフト MSFT +1.83% の2倍を超えている。

 オーストラリアの警察が警告を発表した翌日の11日になっても、アイフォーンでルート検索をしてみるとアップルは間違いを正したようにはみえない。アップルはコメントの求めにすぐには応じていない。

 警察の警告文には「この問題が正されるまで、ミルデューラやビクトリア州内のほかの場所へ向かう場合は、ほかの地図に頼るべき」とある。

記者: Caroline Henshaw


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