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松柏会10月例会

2008-10-06 08:31:19 | お出かけ
  定刻集合さきに昼食弁当を取る、本日の出席者は来賓を入れて64名であった。つづいて前回以後の物故者9名の氏名履歴を読み上げ、全員起立して黙祷冥福をお祈りした。
 今日は『人生達観の書~古典さまざま』と題してNHKより派遣の講師山内潤三氏のお話である。
山内氏は大正14年神戸市生まれ83歳、京大大学院卒、元武庫川女子大学教授、同大学院教授、西北大学名誉教授(中国)、NHK文化センター講師、兵庫県スキー連盟の会長でもある。
お話は本年は源氏物語千年紀で各地でいろいろな催しが実施されている。その源氏物語とともに10世紀王朝文化の双璧といわれる枕草子がある。
そして古典の三大随筆といわれる清少納言の「枕草子」、鴨長明の「方丈記」、吉田兼好の「徒然草」若き頃習ったのを思い出して欲しい。
春はあけぼの「枕草子」、方丈記は行く河の流れは絶えずしてもとの水にあらず、徒然草の冒頭の序章、つれづれなるままに日ぐらし硯にむかいて・・・・、懐かしいではないか・・・・山内さんから与えられた今日の資料は盛り沢山、中でも徒然草に熱が入って第一段、第二段、第39段、40段、41段、42段、74段、75段と読み上げていく、著者の人生観・美意識が書かれているー随筆文学の傑作。
何時しか時間が過ぎてマイク片手に立ったまま一時間半、元気一杯の老講師はきっと昔と現代の違いも語りたかったのであろう。