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黒田清輝展(神戸市立小磯記念美術館)

2008-08-27 17:36:14 | お出かけ
  神戸の黒田清輝展が終了まじかになったので今日行ってきた。小磯記念館は六甲アイランドにある。黒田清輝(1866~1921)(写真上自画像)は日本近代洋画の創始者というべき巨匠で多くの人にその名前と作品「朝粧図」(焼失)等で知られています。
黒田清輝は慶応2年鹿児島市で薩摩藩の藩士の子として生まれ、伯父の黒田家を継ぎ一家揃って上京、麹町区平河町に住む。18才の時法律勉強のため渡欧、パリに留学したが絵画に興味を持ち、20歳で画家になる。27歳で日本に帰り、30歳で東京美術学校西洋画科の授業を任される。また同志を集め「白馬会」を創る。34才の時パリ万博(明治33)に「湖畔」(写真下)と「智・感・情」を出品し後者の三部の裸体画は銀賞を受けた。44才の時洋画家として初の帝室技芸員、54歳で貴族院議員、56歳で帝国美術院院長になる、藤島武二や小磯良平らの師匠に当る。58歳大正13年7月喘息のため逝去。
本展は重要文化財「湖畔」(写真下)と「智・感・情」を含む150点を写生帖や書簡とともに展示しています。8月31日(日)まで。