ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

  どろろ ♪

2007年08月09日 20時54分45秒 | Travel
この夏、帰省中にはまってしまったマンガ・・・それは「どろろ」
伊丹へ行った時、「DAIYAMOND CITY」と言う大型ショッピングセンターができていて驚きました。最近できたわけではなく、私が何年もご無沙汰している間にできたそう。中は横浜ららぽーとそっくりな広さと空間作りでした。
・・・で、そこでデイジーが移動中や大人の話の時に、暇にならないように、マンガを買ってあげることに。そうしてコミックスのコーナー見たら、さすが手塚色濃い地域、最近映画化した「どろろ」がたくさん目に入りました。デイジーと意気投合で、即決まり。ここで1、2巻購入で、その後4巻(全巻)まで揃えました。
実は昔全巻持っていたので、読んだことあったのですが、最近映画化されて、ふと思い出した時に『どんな結末だったかなぁ~?』って忘れたので、ずっと気になっていたのでした。
2人は全巻揃えたと同時に、すぐ読んじゃいました。
主人公は「どろろ」と言う題ですが、百鬼丸でしょうね。でも、百鬼丸と同じくらいどろろも主人公レベルです。
父の権力に対する強い欲望の犠牲になった百鬼丸。父は自分の権力を手に入れる為に、自分の生まれてくる子の体の48の部分を魔物に差し出します。生まれてすぐ捨てられた百機丸は、運よくすごく腕の良い医者に拾われ、義眼や義手、義足を作ってもらい、想像を絶する過酷な訓練により、それらを使いこなし、りっぱな青年に育ちます。
その後彼は、自分探しの旅に出て、つきまとう妖怪を倒しては、体の部分を取り戻して行きます。
その旅の途中に、どろろと出会います。どろろは、農民育ちで野盗であった父と優しい母を亡くし、一人ぼっちで生きているこそどろ。まだ子供なので、一人ぼっちでは、こそどろをやって生きていくしかない世の中。
そんな2人は、色んな共通点もあり、通じるものがあったようで、一緒に旅をして行きます。
道中、色んな出来事を体験していくのですが、このお話は、ただの妖怪退治のお話ではありません・・・テーマは「主人公の自分探しと成長」なのですよ。
手塚治虫氏は、1989年に他界されましたが「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「ブラックジャック」「リボンの騎士」「火の鳥」等の非常に有名な代表作を世に送り出しておられますね。
大阪の豊中市で生まれ、阪大医学専門部卒で、医学博士であることは有名ですよね。
自ら生きてきた時代に戦争を体験され、自らも生命の危機にさらされた経験がおありで、その時に「命」「生命」について考えさせられたようです。
なので、手塚氏の作品は、大きなテーマとして、人間でも、動植物でも「生命」を根底に描いた作品がとても多いと感じます。
どろろも、そういった視点から読むと本当に面白い作品。
デイジーが小さい頃から、帰省の際時間があれば「KIYOTO手塚治虫ワールド」へ寄っていました。JR京都駅すぐにあります。そこでもたくさんの手塚作品に触れることができました。
大人のくせにマンガ・・・ですが、デイジーと共通の話題で楽しめたことは、ちょっとよかったかな・・・
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