Good News Celebration!

☆田中啓介牧師による礼拝メッセージをお届けしています。

今や、恵みの時、今こそ、救いの日 Ⅱコリント 6:1-10

2007年11月11日 | Celebration
 悩みの時、人は誰に相談するだろうか。私たちキリスト者には、日頃心を分かち合い、何でも相談できる霊の家族がいる。しかし、そういう人がいない時は?

 日本のマスメディアが、『相談したい有名人』というアンケート調査を行なった。俳優やスポーツ選手などの名前が挙がる中、堂々のトップ3に輝いたのはこの人々。第三位:細木和子さん、第二位:江原啓之さん、そして第一位:美輪明宏さん。彼らは日本の“スピリチュアル・リーダー”と呼ばれているのだ。人間にはスピリット『霊』があり、その導きが必要であることが認められている。それはクリスチャン人口1%以下の日本には喜ばしいことだろう。が、聖書はこう語る。

イエスのことを公に言い表さない霊はすべて、神から出ていません。(Ⅰヨハネ4:3)

 日本には『本音と建前』が横行する。それは教会内にすら、入り込んでいることがあるらしい。すると、心を分かち合うはずの霊の家族に本音を言えないと言う、悲しく愚かな結果となる。社会に於いてはもっと悲惨だ。外側から見ると、どのファシリティも快適さを追求し、100%どころか200%以上のサービスが『建前』を飾っている。

 しかし、その裏側で、汚職、殺人、傷害、自殺があふれ、人は周りに気ばかり遣って『本音』を出すことが出来ず、心をすり減らしている。しかし、日本人は自らが病んでいることをわかっていない。それはまさに黙示録にあるラオデキアの様子そのまま。裕福で、何一つ不足のなかったラオデキアの教会は、神様に何と言われたか。

あなたは、『わたしは金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要な物はない』と言っているが、自分が惨めな者、哀れな者、貧しい者、目の見えない者、裸の者であることが分かっていない。(黙示録3:17)

田中師は、日本人は自分は豊かだと思っていながら、絶えず7つのことに怯えていると言及する。それは・・・

①貧乏になること
②病気になること
③老いること
④立場を失うこと
⑤注目(愛)されなくなること
⑥批判されること
⑦死ぬこと。

 世界的標準から言えばはずっと裕福で、物が溢れている国に生きていようが、いつもこのような『恐れ』に縛られている人が豊かであろうはずがない。そんな人生こそ、建前人生以外の何ものでもない。それでは、本当に『豊か』であるとは、どういうことなのだろう?

 イエス様は山上の垂訓で開口一番こう仰った、「幸いなるかな、貧しき者よ!」。この意味を霊で知った時、私たちはイエス様と会うことができる。自分ではどうしようもない貧しさ、自力では満たすことの出来ない欠乏感、喪失感、心の穴を認めたその時、イエス様はその人の前に立ってくださるのだ。

 聖書に登場する貧しい人たち、サマリアの女、姦淫の女、長血の女など、誰にも助けてもらえず、相談もできず、苦しみ続けていた彼らは、イエス様と出会って無条件の愛を得、信仰、そして希望を手にした。苦しみの源であった罪を赦され、社会的、全人格的な癒しを受け、人生が根本から変えられたのだ。

 外観とは裏腹に貧しく、惨めで、哀れなラオデキアの教会に、神様は3つのものを得るように語られている。信仰を意味する『金』、愛によって結ばれる御霊の実を指す『白い衣』、そして希望である『目薬』だ。本当に豊かな人生に必要なものは、『信仰』と『希望』そして『愛』なのだ!

 神様が創られた霊的存在の人間が、苦しみを解決するに必要なものはこの3つだけ。これを説明できるのが、真のスピリチュアル・リーダーだ。そして、キリスト者はそれぞれがこの役目に任ぜられ、神様の前に生きていることを確信しよう。神様の前に生きるとは、一貫して本音で生きること。その時、神様の言葉も私たちの本音が受け取り、一元に生きる大切な姿勢を伝えることができるはずだ。

神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。なぜなら「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。

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