今月は、「平安」「幸福」「感謝」。そして今回の「収穫」と続いた秘訣シリーズ。第一章「平安の秘訣」では、平安を得るには、(1)力や強さに拠るものではないこと、(2)赦さなければならないこと、そして(3)永遠の命をいただくこと、を聞いた。クリスチャンの専売特許である永遠の命は別にして、(1)も(2)も世間一般に通じている。真の幸せは力に拠らないことも、赦せない苦悩も、赦されない悲哀も。しかし、そういった事実を知ってはいるものの解決には至らない。そこに救いの福音がないからだ。だからこそ、その解決のために、キリスト者がどれだけ福音を日常で表現できるかが、本当に必要とされている。
そこで最終章の聖書箇所は、有名なサマリアの女の話の中間にある。ヤコブの井戸に人目を避けて水汲みに来たサマリアの女にイエス様が会い、彼女が町の人々へ主の顕在を知らせに行って戻って来る間の話。幕間劇のように見えながら、実はここに、敢えてその場に留まったイエス様が教えた「収穫の秘訣」の本幕がある。
「わたしにはあなたがたの知らない食べ物がある」--肉の食物と霊の食物--
カウンセリングクラスで“ストローク”について話される。人間が生きるには、口から入る食物栄養素も必要だが、それよりもっと必要なのは心の栄養素、ストロークなのだと。子供は、食べ物を与えておけば育つ訳ではない。両親や周囲からの愛情というプラスストロークの方が、健全な成長にずっと必要だ。イエス様がここで仰ったのは、それ以上の「霊のストローク」。
美味しいものを食べれば嬉しいし、満足を得る。しかし少し経てば、その食べ物が消化されてなくなってしまうように満足も薄れ、三日もすれば何も残らない。また、どんな世界一美味なメニューであっても、それを口にすることを人生の目的にする人はいないだろう。聖書は語る。「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。(申命記8:3)」人間には、すぐになくなってしまう肉の食べ物ではなく、減らずに蓄積され、生きる活力となる霊の食べ物の方が大切なのだ
「目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている」--カイロスとクロノス--
イスラエルでは一年に二回収穫があり、種を植えてから約4ヶ月で収穫するルーティンだった。しかし人間の時間感覚は、時空を超越する神様には関係ない。パウロが「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。(Ⅰコリント3:6)」と書いているように、成長は神の領域だ。神様はその種が育つことをご存知だ。だからイエス様は、種蒔かれて間もない畑に大いなる収穫をご覧になった。
同じように、聖化という過程はあるにしろ、救われて、内に聖霊をいただいたキリスト者は、すべて神様の時に召された献身者で、収穫を見て刈り入れる者。キリスト者それぞれが、今立たされている現場は、そこで福音を伝え、一人でも多くの救いを得、神様と共にその業を喜び合うための場所なのだ。クロノス時間に支配されるのではなく、神の時であるカイロスに生きる。それが真の生き方だ。
ユダとサマリア--神の視点と人の視点--
全米有数のメガチャーチ、ウィロークリーク教会の牧師、ビル・ハイベルズ牧師のお証し。カウンセラーに勧められて趣味のヨットを始めたビル先生は、そこで現世主義の権威のような仲間たちと過ごすことになる。酒好き、女好き、めちゃ下品。全く異質な人々との交流に少なからず悩む時、神様が「わたしから程遠いところにいる人々と仲良くしなさい。回心させようと思うな。わたしのすることを見ていよ。」と語られる。そして7年の月日が経った時、仲間内で神様無縁の最上級のデイブが、教会を訪れる気になり、そのままクリスチャンになってしまう。牧師のビルですら、彼の救いに喜びよりも思わず「NO WAY! (まさか!)」と叫んでしまうほど、人の目には奇しき御業がそこにあった。
イエス様が語ってくださっているのは、サマリア地方の中心。アッシリアに征服され、民族アイデンティティを失い、エルサレムに行くことも適わず、同族のユダからは敵視されて、もはや救いはないと見なされていたサマリア。人の目では、こんな汚れた、あんな悪行をした、と軽蔑し、無意識の内に神の救いの外に置いてしまう人々がいる。神様を知らない、神様から遠い、それだけで実は毛嫌いして、近づこうとしない人々がいる。ユダがサマリアにした同じような態度が、今の私たちにもあることは否めない。しかし、イエス様はどうされていたか。そのイエス様に癒されたサマリアの女はどうなったか。
誰でもリンゴの中の種を数えることはできるが、種の中のリンゴを数えることができるのは神様だけ
教会も、セルも、活動の実りは今すぐ目にすることはないかもしれない。しかし、神様の御心を行うことに一切無駄はない。救いのための働きが無視されることは決してない。収穫の前には、地を耕し、種を蒔き、水を注ぎ、肥料を与え、過酷な天候や厳しい条件下で育てる地道な働きもあるけれど、どんな時も、神様の言葉に信頼して収穫を見上げ、忠実に従う時、神様の約束が実現する。必ず、御心は成るのだから。(睦美)
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そこで最終章の聖書箇所は、有名なサマリアの女の話の中間にある。ヤコブの井戸に人目を避けて水汲みに来たサマリアの女にイエス様が会い、彼女が町の人々へ主の顕在を知らせに行って戻って来る間の話。幕間劇のように見えながら、実はここに、敢えてその場に留まったイエス様が教えた「収穫の秘訣」の本幕がある。
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カウンセリングクラスで“ストローク”について話される。人間が生きるには、口から入る食物栄養素も必要だが、それよりもっと必要なのは心の栄養素、ストロークなのだと。子供は、食べ物を与えておけば育つ訳ではない。両親や周囲からの愛情というプラスストロークの方が、健全な成長にずっと必要だ。イエス様がここで仰ったのは、それ以上の「霊のストローク」。
美味しいものを食べれば嬉しいし、満足を得る。しかし少し経てば、その食べ物が消化されてなくなってしまうように満足も薄れ、三日もすれば何も残らない。また、どんな世界一美味なメニューであっても、それを口にすることを人生の目的にする人はいないだろう。聖書は語る。「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。(申命記8:3)」人間には、すぐになくなってしまう肉の食べ物ではなく、減らずに蓄積され、生きる活力となる霊の食べ物の方が大切なのだ
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イスラエルでは一年に二回収穫があり、種を植えてから約4ヶ月で収穫するルーティンだった。しかし人間の時間感覚は、時空を超越する神様には関係ない。パウロが「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。(Ⅰコリント3:6)」と書いているように、成長は神の領域だ。神様はその種が育つことをご存知だ。だからイエス様は、種蒔かれて間もない畑に大いなる収穫をご覧になった。
同じように、聖化という過程はあるにしろ、救われて、内に聖霊をいただいたキリスト者は、すべて神様の時に召された献身者で、収穫を見て刈り入れる者。キリスト者それぞれが、今立たされている現場は、そこで福音を伝え、一人でも多くの救いを得、神様と共にその業を喜び合うための場所なのだ。クロノス時間に支配されるのではなく、神の時であるカイロスに生きる。それが真の生き方だ。
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全米有数のメガチャーチ、ウィロークリーク教会の牧師、ビル・ハイベルズ牧師のお証し。カウンセラーに勧められて趣味のヨットを始めたビル先生は、そこで現世主義の権威のような仲間たちと過ごすことになる。酒好き、女好き、めちゃ下品。全く異質な人々との交流に少なからず悩む時、神様が「わたしから程遠いところにいる人々と仲良くしなさい。回心させようと思うな。わたしのすることを見ていよ。」と語られる。そして7年の月日が経った時、仲間内で神様無縁の最上級のデイブが、教会を訪れる気になり、そのままクリスチャンになってしまう。牧師のビルですら、彼の救いに喜びよりも思わず「NO WAY! (まさか!)」と叫んでしまうほど、人の目には奇しき御業がそこにあった。
イエス様が語ってくださっているのは、サマリア地方の中心。アッシリアに征服され、民族アイデンティティを失い、エルサレムに行くことも適わず、同族のユダからは敵視されて、もはや救いはないと見なされていたサマリア。人の目では、こんな汚れた、あんな悪行をした、と軽蔑し、無意識の内に神の救いの外に置いてしまう人々がいる。神様を知らない、神様から遠い、それだけで実は毛嫌いして、近づこうとしない人々がいる。ユダがサマリアにした同じような態度が、今の私たちにもあることは否めない。しかし、イエス様はどうされていたか。そのイエス様に癒されたサマリアの女はどうなったか。
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教会も、セルも、活動の実りは今すぐ目にすることはないかもしれない。しかし、神様の御心を行うことに一切無駄はない。救いのための働きが無視されることは決してない。収穫の前には、地を耕し、種を蒔き、水を注ぎ、肥料を与え、過酷な天候や厳しい条件下で育てる地道な働きもあるけれど、どんな時も、神様の言葉に信頼して収穫を見上げ、忠実に従う時、神様の約束が実現する。必ず、御心は成るのだから。(睦美)
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