Good News Celebration!

☆田中啓介牧師による礼拝メッセージをお届けしています。

イエス復活! Ⅰコリント15:3-11

2008年03月23日 | Celebration
復活祭。それは世の中の人にとっては春の訪れを祝うお祭りである。巷にはウサギさんやヒヨコさん、更にはアヒルさんまで登場する大騒ぎ! ま、お楽しみごとはお楽しみごとで良いにしても、私たちはキリスト者として、喜ぶべき真の喜びをもって、この日を感謝したい。今日のイースター礼拝は、復活の喜びとは何か!? また、どうしたらそれが得られるのか!? について語られた。

 コインに表と裏があるように、イエス様の福音も「十字架」と「復活」の二つで一つ。しかし、いつも十字架が語られる一方、復活にフォーカスするのは、この復活祭の時だけ、という印象がないだろうか?? イエス様が十字架につけられた。その苦しみを覚えることは言うまでもないが、キリスト者の原点は「喜びの集団」であるはず。十字架だけに留まっているなら、教会に社会的な影響力や、周囲へのポジティブな波動の源はない。十字架刑を恐れて鍵をかけた部屋に閉じこもっていた弟子たちのように、私たちは教会から一歩も外へ出ることはできないのである。

 イエス様が十字架刑にかけられた時、取り巻きの群衆はもちろん、3年間共に生活し、「あなたの行くところへ従います!あなたのためなら死んでもいい!」と大言を吐いていた弟子たちも、蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。仲間と見なされるのを恐れ、それを否定し、暗い部屋にこもって隠れ震えていた。その彼らが一人残らず、殉教をも恐れない福音の勇者に変えられた。何があったのか?復活したイエス様に会ったからに他ならない。彼らは「復活」を知ったのだ。

 二千年前のパレスチナにイエス・キリストという人物がいた。彼が主導するひとつの大きな動きがあり、彼は十字架刑に処せられた。---これは万人が認める歴史上の史実。ここまでなら、何も取り立てて「信じる」などと公言する必要はない。問題はその後、『十字架につけられたイエス・キリストが復活された』ということ。私たちはイエス・キリストの復活を知っている。』この喜びこそが福音の原点となる。イエス・キリストを信じることと、イエス・キリストに出会うことは違うのだ。

 では、どうしたら復活したイエス様に会うことができるのだろう? 弟子達の前に現れた様子が記されてた福音書の中から、以下の4点つのポイントを教えられた。

①明確な意識を持って「見る」。
 ペテロとヨハネがお墓に駆けつけた様子が記されたるヨハネ福音書20章には、いくつかの「見る」という動詞がある。“チラっと見る”、“眺める”、“じっと見る”、そして“見て理解する”。私たちは、日々の忙しさの内に生活に起こる事柄全てが神様の業であるということを見過ごしていないだろうか。傍観していないか。一つ一つのことに、神様からのメッセージがある。それを「見る」こと。

②帰るところはイエス様のところしかない。
 最初に復活したイエス様に会ったのは、マグダラのマリア。何故彼女だったのか。ペテロもヨハネも帰っていった。帰る家があったから。しかし、マグダラのマリアは、イエス様の傍にしか自分の居場所がなかった。だから、最初にイエス様に会えたのだ。イエス様を呼び求め、イエス様を愛し、そしてイエス様との関係をほんとうに必要としている人は、イエス様に会うことができる。

③イエス様の方から真ん中に立ってくださる。
 内側から鍵をかけて、イエス様の仲間であることを知られないように隠れていた弟子たちの前に、イエス様の方から何れからともなく入ってきて、真ん中に立ってくださる。私たちには到底信じられないことを、イエス様はしてくださり、見せてくださる。私たちは「主を見て喜ぶ(ヨハネ20:20)」のだ

④信じる者になる。
 様々な理由をつけて疑心暗鬼になっていても、何の得も平安もない。信じない者ではなく、信じる者になろう!

『イエスは死人の中からよみがえられた。見よ、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。そこでお会いできるであろう』(マタイ28:7)

 イエス様の復活によって、私たちとイエス様の関係はまったく新しいものになった。いつでも共にいる関係になったのだ。たとえその肉声を聞かなくても、その衣のすそに触れることがなくても。イエス様に会おう。復活されたイエス様との新しい関係を始めよう。その時、私たちの内に、復活の喜びが満ち溢れ、あの弟子たちと同じように変えられる。これが、イエス様の「復活」を知り、「復活」に与るということだ。 〔写真:「信じる事と会う事とは違う!!」と熱く語る田中牧師〕

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