作り手の意図無しに、モノを作り上げることは何一つ出来ない。今、ロサンゼルス・ダウンタウンに建築中のガラス張り超高層ビルも、その機能に基づいて描かれた設計図に添って作られている。ビルが其処に建ちたいから建っているわけではない。作り手の確かな意図がある。人間も同じだ。人体と言うものを設計された方がいて、その設計に従って遺伝子構造から成るように創られ、その設計図が示すままに、私たち人間は話し、動き、考え、生きている。何故私がここにいるのか、何のために生きているのか、その答えは創造主に問うことでしか得られない。
「創造主」と言うと、どうして神様は人間を創られたの?と質問返しに遭うことがある。これは世の中の親御さんに「どうして子供を作ったの?」と問うこととほぼ同じだ。親は、「完全コントロールできる子供が欲しかった。」とか、「働かせて、稼がせるため。」とか、答えるだろうか。人間創造の目的は、人が神を賛美し(詩篇102:19)、神が人を賛美する(ゼファニヤ3:17)こと、と聖書は語る。賛美は、愛情表現の最上級の形。創造という形で人間を賛美してくださっている神様に賛美を返し、互いに愛を表すこと。罪によって離れ去っている人間が神様に還り、関係が回復すること。神様はそれだけを求め、私たち一人一人を招いてくださっている。どのようにして人は招きいれられたか。三つのタイプの方の証しを聞いた。
体験型:露の五郎兵衛
落語家師匠である露の五郎兵衛さんは、いくつかの体験を経て神様に出会った。戦争中、すぐ隣にいた少年が撃たれて死んでしまったが、彼は無事だったこと。また脳卒中の病から、奇跡的に治ったこと。また、舞台から落下する事故に遭ったが、足の骨折だけで済んだこと。そして、娘さんが牧師と結婚したこと。人生には、自分の力ではどうしようもないことがある。彼は戦争、病、事故から九死に一生を得た実体験から、『誰かに生かされている』と感じた。福音にある生きる力を体験的知ったのだ。神様は一つ一つの体験を通して、導き、招き入れてくださる。
知性型:C.S.ルイス
ナルニア物語シリーズの作者として有名なC.S.ルイスは、幼少時はキリスト教信仰を持っていたが、少年期から大学時代まで無神論に陥った。大学時代、指輪物語の作者、J・R・R・トールキンと大学の文学サークルで知り合って親友となり、彼に伝道されて信仰に立ち返った。その後、多くの神学書や自叙伝、そして物語文学を著し、キリスト教を弁証している。神様は個人の知識を通して「知恵」を現し、招き入れてくださる。
救済型:井深八重
日本には、日本人は知らない世界的には有名な素晴らしいクリスチャンがいる。日本のマザーテレサと呼ばれる井深八重さんは、名門良家に生まれ、容姿にも教養にも恵まれ、大正時代初期に英語教師となる華やかな人生を歩んでいた。しかし22歳の時、ハンセン氏病と診断され、家名のため戸籍を抜かれ、一人で富士山麓の病院に送られる。当時、不治の病と恐れられ、薬もなく、感染を避けて隔離病棟に閉じ込められた彼女は、「一生流す涙を半年で流しつくした」と後年述懐している。
その絶望のどん底で、彼女はキリストに出会った。同じ病気で入院している患者を世話するためにフランスから来た宣教師の献身的な様子に、心を動かされる。そして、何物にも代えられない「キリストの愛と永遠の命」を知った。一年後に病が誤診とわかって病院を出ることができるようになっても、以前の空虚な人生に戻ることはできなかった。彼女の人生は全く変えられ、その後の人生をハンセン氏病の看護婦として一生を献げた。神様は真の愛の姿を通して、招き入れてくださる。
パスカルは、「人間にとっての最高の理性とは、人間の理性では及ばないことがあると知ること」と言った。彼らは、自分の限界を知った時に、無条件に神様の愛と救いを受け入れざるを得なかった。確かに人生には、自分の力や思惑ではどうにも出来ないことがある。それを真摯に受け止め、謙虚に受け入れる時、神様を見ることが出来るのである。(睦美)
メッセージ(音声)はこちらをクリック!↓
http://goodnewsstation.com/celebration.html
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「創造主」と言うと、どうして神様は人間を創られたの?と質問返しに遭うことがある。これは世の中の親御さんに「どうして子供を作ったの?」と問うこととほぼ同じだ。親は、「完全コントロールできる子供が欲しかった。」とか、「働かせて、稼がせるため。」とか、答えるだろうか。人間創造の目的は、人が神を賛美し(詩篇102:19)、神が人を賛美する(ゼファニヤ3:17)こと、と聖書は語る。賛美は、愛情表現の最上級の形。創造という形で人間を賛美してくださっている神様に賛美を返し、互いに愛を表すこと。罪によって離れ去っている人間が神様に還り、関係が回復すること。神様はそれだけを求め、私たち一人一人を招いてくださっている。どのようにして人は招きいれられたか。三つのタイプの方の証しを聞いた。
体験型:露の五郎兵衛
落語家師匠である露の五郎兵衛さんは、いくつかの体験を経て神様に出会った。戦争中、すぐ隣にいた少年が撃たれて死んでしまったが、彼は無事だったこと。また脳卒中の病から、奇跡的に治ったこと。また、舞台から落下する事故に遭ったが、足の骨折だけで済んだこと。そして、娘さんが牧師と結婚したこと。人生には、自分の力ではどうしようもないことがある。彼は戦争、病、事故から九死に一生を得た実体験から、『誰かに生かされている』と感じた。福音にある生きる力を体験的知ったのだ。神様は一つ一つの体験を通して、導き、招き入れてくださる。
知性型:C.S.ルイス
ナルニア物語シリーズの作者として有名なC.S.ルイスは、幼少時はキリスト教信仰を持っていたが、少年期から大学時代まで無神論に陥った。大学時代、指輪物語の作者、J・R・R・トールキンと大学の文学サークルで知り合って親友となり、彼に伝道されて信仰に立ち返った。その後、多くの神学書や自叙伝、そして物語文学を著し、キリスト教を弁証している。神様は個人の知識を通して「知恵」を現し、招き入れてくださる。
救済型:井深八重
日本には、日本人は知らない世界的には有名な素晴らしいクリスチャンがいる。日本のマザーテレサと呼ばれる井深八重さんは、名門良家に生まれ、容姿にも教養にも恵まれ、大正時代初期に英語教師となる華やかな人生を歩んでいた。しかし22歳の時、ハンセン氏病と診断され、家名のため戸籍を抜かれ、一人で富士山麓の病院に送られる。当時、不治の病と恐れられ、薬もなく、感染を避けて隔離病棟に閉じ込められた彼女は、「一生流す涙を半年で流しつくした」と後年述懐している。
その絶望のどん底で、彼女はキリストに出会った。同じ病気で入院している患者を世話するためにフランスから来た宣教師の献身的な様子に、心を動かされる。そして、何物にも代えられない「キリストの愛と永遠の命」を知った。一年後に病が誤診とわかって病院を出ることができるようになっても、以前の空虚な人生に戻ることはできなかった。彼女の人生は全く変えられ、その後の人生をハンセン氏病の看護婦として一生を献げた。神様は真の愛の姿を通して、招き入れてくださる。
パスカルは、「人間にとっての最高の理性とは、人間の理性では及ばないことがあると知ること」と言った。彼らは、自分の限界を知った時に、無条件に神様の愛と救いを受け入れざるを得なかった。確かに人生には、自分の力や思惑ではどうにも出来ないことがある。それを真摯に受け止め、謙虚に受け入れる時、神様を見ることが出来るのである。(睦美)
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