この預言の言葉を朗読する人と、これを聞いて、中に記されたことを守る人たちとは幸いである。時が迫っているからである。(1:3)
2008年最後の礼拝は、黙示録からのメッセージです。黙示録は聖書全66巻の集約であり、聖書の最後を飾る巻です。聖書を読むことは私たちの祝福ですが、聖書に黙示録を朗読する者は幸いだと書いてあります。にもかかわらず、黙示録はその異色さと難解さ故に、敬遠されてしまっています。
誰でも大好きな映画、ドラマがあるかと思いますが、大好きなのに最終回を知らないとか、最後の結末がよく分からないという人はいません。何となく知っているだけのお話を、自分が大好きな本だと言える人はいないでしょう。「あなたはクリスチャンですか?」→「ハイ!」、「聖書を読んでいますか?」→「ハイ!」、「聖書のエンディングである黙示録の意味をお分かりですか?」→「・・・・・・」これでは、聖書を神の言葉と信じているクリスチャンとは言えません。いつもあなたが持ち歩いている聖書。その最後を飾る黙示録を是非、知る者となりましょう
今日は黙示録の2-3章に登場する7つの教会に宛てられた手紙について学びます。
著書のヨハネはイエス様と直接生活を共にして学んだ最後の弟子であり、最後の生き残りでした。この手紙は、ローマ帝国による火のような迫害時代の中で書かれました。この時、ヨハネはもパトモス島に島流しにされていましたが、その時に見た幻を、解放された後(AD96年頃)にエペソで書かれたといわれています。実際にイエス様からの教えを受けたヨハネが、イエス様が最後に幻を見せて語ったものを、7つの教会に宛てて書いた手紙、それが黙示録です。
この手紙が差し出された7つの教会とは、ヨハネが生きていた頃、西アジア地方(今のトルコ)に現存していた教会であり、約2000年間の各時代を象徴する教会であり、また、史上に存在した全ての教会の象徴でもあります。ですから、この7つの手紙は、Good News Station Churchに、つまり、私たちの教会に宛てた手紙でもあるのです。ですから、神様から直接私たちの教会宛てに差し出された手紙をよく読んでいないということは、クリスチャンとして考えられないことなのです。では、イエス様はこの7つの教会に、何を伝えたかったのでしょうか?
エペソ教会 (初代教会を象徴)
エペソ教会は、正しい信仰理解、立派な教会、CSの充実、よく奉仕し、誰もが文句なしの教会でした。しかし、神様は一つだけ言っておくことがあると言われました。『しかし、あなたに言うべきことがある。あなたは初めのころの愛から離れてしまった。(2:4)』素晴らしい教会なのになぜ・・・・? この教会の何処に問題があったのでしょうか? それは、神様は絶えず私たちの動機を見ておられるということなのです。神様にとって、愛がなければ無に等しく、愛がなければ、何の益にならないのです。(Ⅰコリント13:2-3) 人間社会は、経過がどうであれ、全て結果で判断しますが、神様はいつも、何をしたのか(Doing)ではなく、どうであったのか(Being)ということを見ておられるのです。
スミルナ教会 (ローマ迫害時代を象徴)
神様から誉められている教会です。凄まじい迫害の中で、彼らは信仰を守り通しました。
ペルガモ教会 (ローマ監督時代を象徴)
ティアティラ教会 (中世暗黒時代を象徴)
この二つの教会には、大きく二つの問題がありました。一つは、現世主義に根ざしたご利益宗教に陥ってしまっていること。つまり、二心の信仰、二股信仰です。そしてもう一つは、教会の中に密かに入り込んでいる異端の教えです。これは、サタンの実に巧妙な策略であり、本人たちは自分が間違っているとは全く思っていません。
サルディス教会 (宗教改革時代を象徴)
ローマカトリックの支配下から、聖書中心に戻ろうとルター、カルビンなどが活躍した時代。
フィラデルフィア教会 (世界宣教時代を象徴)
スミルナ教会と共に、神様から誉められている教会です。今までカトリックの独占下にあった聖書を、世界に宣べ伝えた時代です。ジョージ・ミュラー、スポルジョン、チャールズ・フィニー、ハドソン・テイラーは、この時代に活躍した人々です。
ラオディキア教会 (現代の教会を象徴)
ラオディキアとは「民は裁く」つまり、民主主義の教会という意味です。ラオディキアの教会はとても裕福で、迫害もなく、彼らは自分たちは満ち足りていると思い込んでいました。でも、この教会は神様から一つも誉めらていません。民主主義の教会とは、イエス・キリスト・ファンクラブのような集まりのことです。サークルならば、忙しければ休めば良いし、集まりの中に気に食わない人がいれば、別のサークルに移っても何の問題もありません。しかし、教会はサークルではありません。教会には福音宣教という、神様から託された使命があるのです。資金や施設の充実によって、全てが満たされている中で、人中心で動いてしまう教会は、自分たちがやっている行為に満足してしまいます。そんな教会に対して神様は、はっきりとこう言われています。
あなたは、『私は金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要なものはない』といっているが、自分が惨めな者、哀れな者、貧しい者、目に見えない者、裸の者であることが分かっていない。(3:17)
私たちは、教会生活、信仰活動、修養会、祈祷会、奉仕、伝道活動などの行いをすることで、満足してはいないでしょうか? クリスチャンぽいことをしていれば、それでクリスチャンだと思っている人が沢山いるということです。何度も繰り返しますが、福音の世界は、絶えず動機が問われます。何故、クリスチャンは笑うのでしょうか? それは「愛されて嬉しいわぁ~!」という、心からの喜びがあるからです。なぜ、クリスチャンは伝道するのでしょうか? それは「神様の愛ってすごい~!」という感動を人々に伝えたいからです。喜びがないのに、無理矢理表面的に笑ってみたところで、何の意味もないのです。では最後に、この神様からの手紙の主旨を、『3つのR』でまとめてみます。
REMEMBER!
初心忘るべからず。最初の心(愛)を、イエス様に出会ったときのことを思い出しなさい!
REPENT!
神様はあなたの間違いを責める方ではありません。だから自分の間違いを認めて悔い改めなさい!
RETURN!
そして、神様の元へ戻りなさい!
現代の教会(ラディオキア)は、何一つ誉められませんでした。何故なら、教会なのにイエス様が居られないからです。でも、イエス様はそんな教会の戸口の前に立って、教会の戸を叩いておられるのです。戸を開けたらイエス様は何を言われるのでしょう? サークル化している教会を叱りつけるのでしょうか?いいえ、そうではありません。イエス様は、戸を開けたら私はあなたたちと一緒に食事をしようと言われておられるのです。どうぞ、最初の愛を思い出し(REMEMBER)、自分の間違いを認めて悔い改め(REPENT)、わたしたちの主であるイエス様に立ち返り(RETUREN)、主に従ってまいりましょう (Ako)
見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。誰かわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。(3:20)
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2008年最後の礼拝は、黙示録からのメッセージです。黙示録は聖書全66巻の集約であり、聖書の最後を飾る巻です。聖書を読むことは私たちの祝福ですが、聖書に黙示録を朗読する者は幸いだと書いてあります。にもかかわらず、黙示録はその異色さと難解さ故に、敬遠されてしまっています。
誰でも大好きな映画、ドラマがあるかと思いますが、大好きなのに最終回を知らないとか、最後の結末がよく分からないという人はいません。何となく知っているだけのお話を、自分が大好きな本だと言える人はいないでしょう。「あなたはクリスチャンですか?」→「ハイ!」、「聖書を読んでいますか?」→「ハイ!」、「聖書のエンディングである黙示録の意味をお分かりですか?」→「・・・・・・」これでは、聖書を神の言葉と信じているクリスチャンとは言えません。いつもあなたが持ち歩いている聖書。その最後を飾る黙示録を是非、知る者となりましょう
今日は黙示録の2-3章に登場する7つの教会に宛てられた手紙について学びます。
著書のヨハネはイエス様と直接生活を共にして学んだ最後の弟子であり、最後の生き残りでした。この手紙は、ローマ帝国による火のような迫害時代の中で書かれました。この時、ヨハネはもパトモス島に島流しにされていましたが、その時に見た幻を、解放された後(AD96年頃)にエペソで書かれたといわれています。実際にイエス様からの教えを受けたヨハネが、イエス様が最後に幻を見せて語ったものを、7つの教会に宛てて書いた手紙、それが黙示録です。
この手紙が差し出された7つの教会とは、ヨハネが生きていた頃、西アジア地方(今のトルコ)に現存していた教会であり、約2000年間の各時代を象徴する教会であり、また、史上に存在した全ての教会の象徴でもあります。ですから、この7つの手紙は、Good News Station Churchに、つまり、私たちの教会に宛てた手紙でもあるのです。ですから、神様から直接私たちの教会宛てに差し出された手紙をよく読んでいないということは、クリスチャンとして考えられないことなのです。では、イエス様はこの7つの教会に、何を伝えたかったのでしょうか?
エペソ教会 (初代教会を象徴)
エペソ教会は、正しい信仰理解、立派な教会、CSの充実、よく奉仕し、誰もが文句なしの教会でした。しかし、神様は一つだけ言っておくことがあると言われました。『しかし、あなたに言うべきことがある。あなたは初めのころの愛から離れてしまった。(2:4)』素晴らしい教会なのになぜ・・・・? この教会の何処に問題があったのでしょうか? それは、神様は絶えず私たちの動機を見ておられるということなのです。神様にとって、愛がなければ無に等しく、愛がなければ、何の益にならないのです。(Ⅰコリント13:2-3) 人間社会は、経過がどうであれ、全て結果で判断しますが、神様はいつも、何をしたのか(Doing)ではなく、どうであったのか(Being)ということを見ておられるのです。
スミルナ教会 (ローマ迫害時代を象徴)
神様から誉められている教会です。凄まじい迫害の中で、彼らは信仰を守り通しました。
ペルガモ教会 (ローマ監督時代を象徴)
ティアティラ教会 (中世暗黒時代を象徴)
この二つの教会には、大きく二つの問題がありました。一つは、現世主義に根ざしたご利益宗教に陥ってしまっていること。つまり、二心の信仰、二股信仰です。そしてもう一つは、教会の中に密かに入り込んでいる異端の教えです。これは、サタンの実に巧妙な策略であり、本人たちは自分が間違っているとは全く思っていません。
サルディス教会 (宗教改革時代を象徴)
ローマカトリックの支配下から、聖書中心に戻ろうとルター、カルビンなどが活躍した時代。
フィラデルフィア教会 (世界宣教時代を象徴)
スミルナ教会と共に、神様から誉められている教会です。今までカトリックの独占下にあった聖書を、世界に宣べ伝えた時代です。ジョージ・ミュラー、スポルジョン、チャールズ・フィニー、ハドソン・テイラーは、この時代に活躍した人々です。
ラオディキア教会 (現代の教会を象徴)
ラオディキアとは「民は裁く」つまり、民主主義の教会という意味です。ラオディキアの教会はとても裕福で、迫害もなく、彼らは自分たちは満ち足りていると思い込んでいました。でも、この教会は神様から一つも誉めらていません。民主主義の教会とは、イエス・キリスト・ファンクラブのような集まりのことです。サークルならば、忙しければ休めば良いし、集まりの中に気に食わない人がいれば、別のサークルに移っても何の問題もありません。しかし、教会はサークルではありません。教会には福音宣教という、神様から託された使命があるのです。資金や施設の充実によって、全てが満たされている中で、人中心で動いてしまう教会は、自分たちがやっている行為に満足してしまいます。そんな教会に対して神様は、はっきりとこう言われています。
あなたは、『私は金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要なものはない』といっているが、自分が惨めな者、哀れな者、貧しい者、目に見えない者、裸の者であることが分かっていない。(3:17)
私たちは、教会生活、信仰活動、修養会、祈祷会、奉仕、伝道活動などの行いをすることで、満足してはいないでしょうか? クリスチャンぽいことをしていれば、それでクリスチャンだと思っている人が沢山いるということです。何度も繰り返しますが、福音の世界は、絶えず動機が問われます。何故、クリスチャンは笑うのでしょうか? それは「愛されて嬉しいわぁ~!」という、心からの喜びがあるからです。なぜ、クリスチャンは伝道するのでしょうか? それは「神様の愛ってすごい~!」という感動を人々に伝えたいからです。喜びがないのに、無理矢理表面的に笑ってみたところで、何の意味もないのです。では最後に、この神様からの手紙の主旨を、『3つのR』でまとめてみます。
REMEMBER!
初心忘るべからず。最初の心(愛)を、イエス様に出会ったときのことを思い出しなさい!
REPENT!
神様はあなたの間違いを責める方ではありません。だから自分の間違いを認めて悔い改めなさい!
RETURN!
そして、神様の元へ戻りなさい!
現代の教会(ラディオキア)は、何一つ誉められませんでした。何故なら、教会なのにイエス様が居られないからです。でも、イエス様はそんな教会の戸口の前に立って、教会の戸を叩いておられるのです。戸を開けたらイエス様は何を言われるのでしょう? サークル化している教会を叱りつけるのでしょうか?いいえ、そうではありません。イエス様は、戸を開けたら私はあなたたちと一緒に食事をしようと言われておられるのです。どうぞ、最初の愛を思い出し(REMEMBER)、自分の間違いを認めて悔い改め(REPENT)、わたしたちの主であるイエス様に立ち返り(RETUREN)、主に従ってまいりましょう (Ako)
見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。誰かわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。(3:20)
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