GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「日本は、実はとんでもない国だった」―中国ネット

2014年02月22日 | Weblog
「韓国同様落ちぶれた小国だと思っていた日本が、実はとんでもない国だった」―中国ネット
『日本国内の華字紙・中文導報は10日、日中間の政治関係が依然厳しい状況のなか、日本を訪れる中国人観光客が昨年9月より回復しはじめ、9月の訪日者数が15万6201人で前年同期比28.4%増、10月が12万1555人で同74%増、11月が10万1900人で同96%増、12月も9万6700人で同84.8%増になったと報じた。中国人観光客の旺盛な購買力に日本の観光業界やメディアは舌を巻き、メディアは...中国人観光客が日本で「爆買い」と形容したと伝えた。「日本は韓国同様みすぼらしくて小さいと思っていたが、実際に行ってみたら、この国の精神が偉大だということに気づいた。アジアの中のヨーロッパみたいだ」とする文章を発表した。

      

  

 (日本のトイレ)
日本のトイレには、ドイツで見た自動でフタが開き、水が流れるトイレ以来の深い印象を覚えた。日本ではさらにお尻や便器の洗浄、温熱便座、音楽、大小便別の流水といった機能まで加わっていた。しかもお尻を洗うのにさまざな水流タイプまで選べるのだ。そんな設備が5つ星ホテルにしかないと思ったら大間違い、東京では普通の公衆トイレにも備わっているのだ。個室1つ1つの角に赤ちゃん用の椅子もある。全てが非常に人思いなのだ。
(日本のゴミ)
日本の4都市を巡った最後に出た結論は「日本にはゴミがない」だった。
そう、日本では繁華街でも小さな路地でも例外なくきれい、きれい、きれいなのだ。紙クズやビニールなんか落ちていない。もっと不思議なのは、公共の場所にゴミ箱が少ないことだ。街をぶらついていたとき、商業施設の出口でようやく小さいゴミ箱を見つけることができた。興奮して近づいてみると、中にはティッシュ1枚とペットボトル1本しか入っていなかった。地下街のレストランをぐるりと回っても、なんのゴミも油汚れも見当たらない。奇妙に思えるほど良い環境だ。天ぷらやステーキを作っているのに油のにおいもしない。なんでそんなことができるのか。きっと細部にこだわる精神がなせる技なのだろう。
(日本の新幹線)
日本の新幹線は半世紀近い営業を経てもなお、世界に誇れる乗り物なのだ。新幹線に乗って興味を引いたのは、列車本体ではなく駅の周辺設備だ。まず、見渡す限りの商店やレストランだ。そして、友好的な態度のスタッフだ。さらに、車両を頻繁に行ったり来たりする清掃員もそうだ。彼らは列車がやって来る前から早々とホームにスタンバイし、一列に並んでいる。そして列車が到着すると速やかに乗って掃除するのだ。座席にかけられた白い布は大きな駅に到着するたびに交換される。布には何の広告やメッセージも書かれていない。われわれが乗車したときには、真新しい布だった。国内の交通機関の座席にある汚らしい布とは雲泥の差だ。 
     
 
 心斎橋を歩くたびに、中国や韓国、台湾からの旅行客の多さに驚かされる。昨年秋に、京都に紅葉狩りに訪れたとき、清水寺で驚くべき風景を目撃した。確か中国の方だと思う。何人もの若き男女が美しい着物を着飾って見物に来ていた。最初私は「さすがに京都だな」と思っていたら、なんと北京語?をしゃべっていたのだ。そんなグループと幾つも遭遇した。きっと<日本人になりきっての神社・仏閣ツアーをしよう!>なんて企画が隣国では盛んなのかもしれない。冒頭の異常とも言える中国からの日本ツアー人気も頷ける。
 今日の日経新聞フロントページでも「日本車、中国販売400万台 今年計画16%増シェア巻き返し狙う」という記事を読んだ。尖閣諸島を巡る対立、安倍首相靖国神社参拝問題等で政府間では依然ギスギスしているにも関わらず、日本へのツアーは急上昇しており、民間では様変わりしてきているようだ。トイレやゴミ、新幹線の話から思うのだが、流通業やレジャー産業のお客様へのもてなしの心がツアー客の心を掴み、リピーターが大挙してお仲間や親族と共に押し寄せているのではないか。
 政府高官が国営企業の役員を兼ねるような中国では度々日本バッシングを影で操ってきたかのように思えるなか、<アジアの中のヨーロッパみたいだ><きっと細部にこだわる精神がなせる技なのだろう><国内の交通機関の座席にある汚らしい布とは雲泥の差だ>という一般市民の反応までは制限をかけることができない。車や時計、そして家電やPC等の精密機械は、どれをとっても世界に誇れる産物だ。<おもてなし>といソフトの分野でも世界で誇れる国になりつつあるのではないか。今年も大勢の中国からのツアー客が日本の流通業やレジャー産業を押し上げてくれるに違いない。