梅の花咲く頃 父の命日
梅の花咲く頃
父は亡くなった
先日
その父の七回忌をしたが
法要と移骨後の昼食会を
市内の小さな料理屋で行った
その料理屋のこじんまりした庭で
紅白の梅の花が
いっぱい咲いていた
小鳥もやって来た
移骨の折に
本人かどうか確かめるために
骨壷の蓋を開けたが
その時
仄かにピンク色に染まった
父親の骨を見て
6年前の火葬のことを
弟たちと思い出した
あの火葬の時に
下の弟が
父が好きだった梅の花を
大きな枝ごと持参していて
火葬場の職員さんが
一緒に焼いてくれたのだ
一時間余りして骨あげがあり
親族で 父の骨を確認すると
何と骨が 全体的に
薄ピンク色に染まっているではないか
なんで⁈
あぁ、そうかぁ
あの時 一緒に紅梅も入れたけど
その花の色に 骨が染まったんだ
悲しいけれど
みんなの顔に
ほんのりと 微笑みが広がった
私たちは
好きな梅の花に染まって
よかったね と思った
あれから6年過ぎても
まだ薄桃色は褪せずに
骨を染め続けていたんだ
ps2019.2.20 草稿
梅の花咲く頃
父は亡くなった
先日
その父の七回忌をしたが
法要と移骨後の昼食会を
市内の小さな料理屋で行った
その料理屋のこじんまりした庭で
紅白の梅の花が
いっぱい咲いていた
小鳥もやって来た
移骨の折に
本人かどうか確かめるために
骨壷の蓋を開けたが
その時
仄かにピンク色に染まった
父親の骨を見て
6年前の火葬のことを
弟たちと思い出した
あの火葬の時に
下の弟が
父が好きだった梅の花を
大きな枝ごと持参していて
火葬場の職員さんが
一緒に焼いてくれたのだ
一時間余りして骨あげがあり
親族で 父の骨を確認すると
何と骨が 全体的に
薄ピンク色に染まっているではないか
なんで⁈
あぁ、そうかぁ
あの時 一緒に紅梅も入れたけど
その花の色に 骨が染まったんだ
悲しいけれど
みんなの顔に
ほんのりと 微笑みが広がった
私たちは
好きな梅の花に染まって
よかったね と思った
あれから6年過ぎても
まだ薄桃色は褪せずに
骨を染め続けていたんだ
ps2019.2.20 草稿
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