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母の勉強 命日の頃に

2018年08月30日 06時31分41秒 | Weblog
母の勉強 命日の頃に

母は
昭和5年生まれ
多感な少女期
勉学に励みたい少女期は
戦争の真っ最中

当時の母、少女Hは
勉学どころか 毎日
空襲対策の作業や
竹槍訓練などに費やされ
まともな授業らしきものは
少なかった(か、皆無に
近かった?らしい)

それから
15歳の春に終戦を迎え
これからという時に
密かに受けていた
女学校受験の補習授業を
女に学問はいらないと
親に言われ 泣く泣く断念した

そして 間もなく
幼くして父と結婚し
最初の子は
当時の食糧事情から
まともに栄養が与えられず
幼くして逝去した

そして その後
幸いにも4人の男児に恵まれ
貧しくも充実した子育て期を
夫婦で乗り切った

私が 大学に入った頃
母は 日雇い労働や
田植えの手伝い
M電器(後にP電器)の
パート社員などをして
稼いでいたが
子供たちが
大学や高校に進学したので
親の私(母)が なめられては
まけてはおられないと
漢字の勉強を始めた

広告紙の白い裏面に
いろんな文字を書いて
毎日練習をしていた

しかも
仕事や家事がある中で
今思えば よくぞ
続けられたものだ

また 生前
亡くなる直前まで
記憶力は確かで
その頃のニュースのことまで
ちゃんと覚えていて
私と世間話ができた

その母も亡くなって
3年が過ぎ 何故 もっと
戦争前後の話や
私たちの子ども時代のことを
聞かなかったのかと
今更ながら 残念である

Ps2018.8.26 8.28 追記
8/18 3周忌 亡くなる頃の
母の姿を思い出す
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