good! カエルのぶろぐ

gooの中で カエルのblogが 公開中 詩やメッセージ&画像を掲載。
ご遠慮なくコメントをお寄せください

ワッシ ワッシ ワッシ セミと〇〇ファースト

2019年07月26日 09時56分10秒 | Weblog
ワッシ!ワッシ!ワッシ!
セミと〇〇ファースト

いつもの公園で
散歩をしていると
樹上から
ワッシ ワッシ ワッシ と
クマゼミたちの鳴き声が
聞こえてきた

考えることさえ遮るように
遅れてやって来た梅雨明けに
必死になって鳴き急ぐ蝉たち

今 世界中で
大きな国も 小さな国も
ワッシ ワッシ ワッシと
盛んに鳴き出した

〇〇ファーストの連呼

儲けたが勝ち
勝ったが勝ち
先取りが勝ち
より早く より高く
より太く より細く
より多く より少なく
国が 会社が 人が 競い合う

聞き心地の良い政策や公約を
誰彼構わず 後先考えず
連呼する ツイッターする

立場の強い国や地域や会社、人が
一斉に あちこちで
ワッシ ワッシ! ワッシ!と
〇〇ファーストを 叫び出した

私には それが
ワシ(儂)が ワシが ワシが と
焦っている蝉の鳴き声のように
聞こえてしまう

騎士道精神や武士道精神からすると
(ちょっと古風過ぎるが)
何とあさましいことか!と
かつては 忌避されたことが
今は 臆面もなく 欲得を晒して
ワッシ ワッシ ワッシ と
我欲を 相手に吐きかける

短い命の蝉ならば
木の汁だけを吸って生きる蝉ならば
地球の資源を ほんのちょっとだけ
掠めるぐらいだから
ワッシ ワッシ と騒いでも
全然気にはしないよ

でも 人間ならば
有利なポジションや
強い立場にいる人は
少しぐらいやせ我慢をしろよ

英雄や勝者は 驕(おご)らず
多くを語らず 自慢もせず
卑しめず 侮(あなど)らず
嘲(あざ)けらず 笑わず
そして
相手を 貶(おとし)めず

ちょっとしばらくは
ワッシ ワッシ は
蝉たちに任せようではないか

ps2019.7.24 草稿 7.26 追記
今日(7/26) も 今
ある公園で休んでいるが
数知れない蝉たちが
ワッシ ワッシ ワッシ と
盛んに鳴いている
でも 私は
別に喧しいともうるさいとも
思わない 正に真夏のBGM ?だ

今 日本では
人生百歳時代に突入とか
また 地球上の人類は
やがて 百億人に達するとか

その途上で 資源は 有限であり
かつ かなり食い潰され
地球環境は
悪化の歯止めが利かず
貧富の差は 益々開き
不公平感と不満は蓄積され
いつ爆発してもおかしくはない

そんな状況の中で
このワッシ ワッシの
〇〇ファーストが
言われ出した

〇〇ファーストも過ぎれば
ポピュリズムに変質するかもしれない
民意を聞け
声なき声にも耳を傾けろ
と言うが
大衆や民衆に迎合ばかりしていては
また 道を誤ってしまう恐れもある
それぞれの国や 世界の人々を
誤った道に導いてしまうかもしれない

民衆の考えと 専門家の考えや提言、施策を
見比べ 擦り合わせていくのが 難しいと思う
(なお、専門家は、学者、政治家、法律家、
官僚、経営者、NPO法人、組合活動家などを指す)
マスコミや弁護士などは
法や常識に則って
理性と幅広い知識や情報をもとに
中立を貫いて欲しいのだが‥
あるいは 我が身のスタンスを
明確に表明して欲しいのだが‥
現実はどうも‥⁇
##########################
鴨長明さんは
五十才の春に出家を決意して
最終的に
伏見区日野で暮らすことにした

長明さんは
方丈石の上に
広さは1丈四方(5畳半)、
高さは7尺(約 2 . 1 m )の方丈庵を建てた

そして あの素晴らしい「方丈記」を
書き進められたのだ

生活用品は
最小限の食器類と書物
それに仏壇?と 愛用の琴と琵琶
もちろん
有力者の支援あっての生活だが
その生活の中身は
質素そのものである

なお 方丈庵は 実に簡素で
解体&移動自由でもあり
あるドイツの建築家が
庵を見て『日本の美の極致だ』と
絶賛したそうだ
( ※なお これらのデータは 木村耕一著
「こころに響く 方丈記」(1万年堂出版)に依る)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いい塩梅 いい塩加減 | トップ | 私が 私を キライだった頃‥ ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿