2年ぶりの賑わい
湯河原海水浴場、海開き
タウンニュース
海開き初日の湯河原海水浴場
(17日撮影)
湯河原海水浴場が7月17日、2年ぶりに
海開きした。海水浴客は晴天に恵まれた中、
湯河原の海を楽しんだ。
新型コロナ感染症拡大に伴い開設を見送った
昨年の夏。今年は対策の方法が整ってきた
ことなどを受け、町は開設を決めた。それに
伴い、海の家も営業を始めた。海の家を取り
まとめる湯河原海水浴場協同組合の石澤潤一
理事長は「ガイドラインを遵守し運営してい
きたい」と話した。
初日は例年の半数の約400人の海水浴客が
あった。県内から来たという30代の夫婦は
「久々の海。夏休み前なので、人が少ないと
思い来た」と笑顔を見せた。関係者は「町の
ホームページで人出の状況をお知らせしてい
るので、来場の際は参考にしてほしい」と呼
びかけている。開設期間は8月31日(火)まで。
箱根のホテル5社で清掃
魅力ある観光地目指し
タウンニュース
雨の中ごみ拾いをする参加者
夏休みを前に箱根町内をきれいにしようと、
箱根のホテル5社の社員らが7月14日、一斉
清掃「箱根クリーン作戦」として、雨の中ご
みを集めた。
清掃に参加したのは富士屋ホテル(株)、
(株)小田急リゾーツ、藤田観光(株)、
(株)箱根ホスピタリティー、(株)プリン
スホテル。2010年から町内の美化推進に
企業の枠を超えて取り組んでいる。
参加したプリンスホテルの社員は、トングと
ごみ袋を持ち、箱根園周辺を注意深く歩き落
ちているペットボトル、マスクなどを拾い集
めた。「美化推進と新型コロナ感染拡大防止
に努め、安心して箱根に来ていただけるよう
各社取り組んでいます。今後の旅行需要の回
復に期待したい」と担当者は話した。
「森をオフィスに」
いこいの森で企業が試行
タウンニュース
木立でのミーティングも爽やかに
小田原市久野のいこいの森に8月オープン
するワーケーション施設「YURAGI」
の体験利用が7月15日に行われた。
参加したのは小田原に支店などを構え、
ITビジネスを展開するコムテック株式
会社(本社・東京都)のスタッフら6人。
午前中は屋内施設でテレワークを、午後
から屋外デッキでミーティングなどを行
った。
玉熊直弥人事部長(34)は「テレワークは
コミュニケーション面などで弊害も感じて
いた。スタッフの交流も図れる環境を模索
しているので、ワーケーションを福利厚生
の一環として検討したい」と話す。
参加した猪山美優さん(26)は「都心では
ランチ外出などでリフレッシュしていたが、
ここでは気軽に外に出るだけでリフレッシュ
できるのが良い。川に行ったり身体を動か
したりするのも楽しそう」と話していた。
からくり箱フェスタ
アイデア作品を展示
みんなで決める大賞
タウンニュース
展示作品(クラフトえいとで撮影)
一般から送られた原案を基に制作された
からくり箱が市内の各所で展示されている。
おだわら市民交流センターUMECOでは
8月16日(月)まで、クラフトえいと、関
所からくり美術館では8月31日(火)まで。
「からくりたんす」、「デジタル数字」など
5つの作品が展示されており、投票で大賞
が決まる。結果は9月14日(火)に発表。
投票をすると抽選で1人に、展示されている
からくり箱が1つ贈られる。
からくり箱のアイデアは常時募集している。
(問)からくり創作研究会【電話】0465・
32・3631
「からくりたんす」の原案
応募用紙はこちらから
ひょうたん文化推進協議会
町のシンボル「絶やさない」
会挙げて育成に注力
タウンニュース
上大井駅舎裏に広がるひょうたん棚
町のシンボルの「ひょうたん」を守ろうと、
大井町ひょうたん文化推進協議会(金光和子
会長)が昨年から、町役場やシルバー人材
センターの協力を得て、育成に力を入れて
いる。
1970年代に上大井駅の駅員による育成・
栽培がきっかけで広まっていった大井町の
ひょうたん。町商工振興会が町のシンボル化
やまちおこしとして普及を進める中、94年に
はひょうたんの育成栽培や加工、ひょうたん
文化の創造を目的とした「ひょうたん文化推
進協議会」が発足した。
会は「育成」「踊り」「太鼓」の3部門を柱
に「大井よさこいひょうたん祭り」で多くの
人に親しまれ続ける「よさこいひょうたん踊り」
などを考案。このほか、町外での披露、食用
ひょうたんを使った商品の販売など、メンバー
が分担して少しずつ町内外での認知度を高め
てきた。
危機乗り越え
シンボルであるひょうたんの世話は、協議会
発足当初から育成部門の男性メンバーが担当。
20年以上にわたり、上大井駅やひょうたん池、
けやき通りで育つひょうたんの芽摘みや水やり、
周辺の掃除などを行ってきた。
育成部門は当初20人近くの会員がいたという
が、高齢化による作業負担などを理由に年々
減り続け、数年前には7人ほどまで落ち込み、
今春には全会員が退会している。育成の担い
手を失うことはシンボル存続に関わる危機だ
った。
これを受け、協議会や町が今後の方針を検討。
在籍メンバーには育成ノウハウがなかったこ
とから、長年育成に携わっていた男性会員の
指導の下、女性会員を中心にシンボル維持に
向け動きだした。現在は町職員やシルバー人
材センターの力も借りつつ、協議会として育
成を続けている。
金光会長は「協議会として、かつて100人
近くいたメンバーも今は35人。それでも、人手
がないからと言って町のシンボルを絶やすわけ
にはいかない。どうにか頑張りたい」と話して
いた。
東京五輪の聖火、夜の模様公開
観覧自粛を呼びかけ
7/25(日) オリコン
「夢の大橋」に設置された聖火台に
灯る聖火 (C)ORICON NewS inc.
東京オリンピックの開会式が23日、東京・
国立競技場で行われ、女子テニスの大坂
なおみ選手が最終点火者を務めた。25日
には、お台場と有明にかかる「夢の大橋」
に設置された聖火台へと移された聖火の夜
の模様が公開された。
【昼の模様】夢の大橋に設置された聖火台
聖火台の直径は約1.2メートル、高さは0.9
メートルで、重さは200キロ。炎を出すバー
ナーの直径は約40センチで、大会期間中は
常に聖火を灯し続けることから、長期間の
連続燃焼に適した「液体水素」を使用して
いる。
当時、東京2020大会の開閉会式の演出企画
チームを統括していた野村萬斎のコンセプト
に基づいて、佐藤オオキ氏が具体的なデザイ
ンの製作を担当。モチーフは「太陽」で、開
会式で球体が花のように開くことで生命力や
希望を表した、最終的な形状と同じものとし
ている。
大会組織委員会は、密を避けるために観覧
自粛を呼びかけているが、この日もスマホを
持った見物人が集まっていた。聖火台は、オリ
ンピック期間の24日から8月8日、パラリンピ
ック期間の8月25日から9月5日まで点灯される
予定となっている。