夏の到来告げる「涼」の音色
川崎大師で２年ぶり、風鈴市始まる
7/20(火) カナロコ
通りに涼やかな音色が響く
川崎大師の風鈴市＝川崎市川崎区
川崎の夏の風物詩「風鈴市」が２０日、
川崎大師平間寺（川崎市川崎区）の表参
道と仲見世通りで始まった。
【動画でチェック】涼やかな
音色を響かせる風鈴
全国各地の風鈴が店先を彩り、涼やかな音色
を響かせている。８月２２日まで。
川崎大師観光協会の主催で１９９６年に始ま
った風鈴市。新型コロナの影響で２年ぶりの
開催となった今年は会期を５日間から１カ月
間に延ばし、会場も境内から周辺３７店舗に
広げるなど分散開催とした。
各店の軒先には川崎大師オリジナルの「厄除
やくよけだるま風鈴」、アサガオなどを描い
た「諏訪ガラス風鈴」（長野県）、金魚な
どの模様がある「江戸切子風鈴」（東京都）
など４５都道府県の風鈴が並んでいる。
長女（３）と訪れた近くの主婦（３４）は
「夏祭りが中止になる中、初めて来た。音色
がきれいで種類も多い」と異なる音色を聞き
比べていた。
風鈴市実行委員長で老舗和菓子店「住吉」
社長の森明弘さん（５３）は「密にならない
よう、外で気晴らしをしてほしい」と呼び掛
けた。
【やまゆり園事件５年】
１８本のヤマユリに、７人の名前
鎮魂のモニュメント公開「忘れじの碑に」
7/20(火) カナロコ
犠牲者の名前とヤマユリの花が
刻まれた鎮魂のモニュメント
＝２０日午前、相模原市緑区の
津久井やまゆり園
神奈川県立知的障害者施設「津久井やま
ゆり園」（相模原市緑区）で２０日、鎮魂
のモニュメントが公開された。
５年前の事件で犠牲になった１９人のうち、
７人の名前が刻まれた慰霊碑。遺族らは
「安らぎの場がやっとできたが、事件は
忘れない」と花を手向け、犠牲者に祈り
をささげながら共生社会の実現を誓った。
正門前の広場に設置されたモニュメントの
献花台には、犠牲者を重ねた１８本のヤマ
ユリの絵が刻まれた。１９人のうち１人の
遺族は彫ることを望まなかった。
元職員植松聖死刑囚（３１）の公判で名前
を明かしてきた美帆さんに加え、新たに
公表に同意した山本利和さんの遺族ら６人の
希望を受け、７本の花に犠牲者の名前が添え
られた。
「五輪で売れるかと・・・」
日本代表の偽ユニホームなど販売
容疑、男性を書類送検
7/20(火) カナロコ
押収した偽ブランドのユニホーム
＝川崎臨港署
有名スポーツブランドの偽造品を販売し
たとして、川崎臨港署は２０日、商標法
違反などの疑いで、茨城県小美玉市の
アルバイト男性（４５）を書類送検した。
男性は容疑を認め、「五輪で売れるん
じゃないかと入手したが、延期になって
思ったより売れなかった」などと話して
いるという。
書類送検容疑は、昨年１月３０日ごろか
ら１０月２２日ごろにかけ、３回にわたり、
「アディダス」など２社の類似商標を付け
た東京五輪日本代表ユニホームの偽造品
など４点（計９２４０円）をネットで販売。
昨年１０月には１１社の登録商標計１５件
の類似マークを付けたシャツなど９１９点
を販売目的で所持、商標権を侵害した、と
している。
署によると、男性は一昨年６月から昨年
１０月、中国の通販サイトで偽造品のシャツ
などを約２３２万５千円で購入、同期間に
約５５８万円を売り上げた。
売り上げが減る中で東京五輪ユニホームの
偽造品販売を思い付いたという。
平塚市博物館
空襲から75年の特別展
新たな資料など300点展示
タウンニュース
展示の一部。当時の資料に加え
戦争体験画も並ぶ
平塚市博物館で７月16日（金）から９月５日
（日）まで、今年度の夏期特別展として
「平塚空襲 その時、それまで、それから」
が開催される。平塚空襲の特別展は２０
１０年以来。空襲から75年を経て、戦争の
被害を伝える。
平塚は、戦時中の１９４５年７月16日の深
夜から17日未明にかけて空襲による甚大な
被害を受け、３６３人の命が犠牲になった。
特別展では、衛星写真などの資料に加え、
市民団体「平塚の空襲と戦災を記録する会」
（空襲の会）が作成した当時の被災地図や
避難経路図を紹介する。空襲の会は１９９１年
から体験者の証言を集め、証言集「炎の証言」
などを作成し戦争の記憶を伝える会。前回の
展示から新たに体験者13人の証言を得た。
戦争を考える機会に
展示は「その時―平塚空襲の実相」、「それ
まで―空襲への道のり」、「それから―空襲
後のくらし、終戦後のくらし」の３部構成。
空襲の記録から、戦前、戦後の市民生活に
ついても触れる。
特別展にあたって、空襲の会会長の江藤巖
さん（88）は「幅広い世代に来てもらい、
戦争はやってはいけないものだと伝えたい」
と訴える。同館学芸員の早田旅人さんは「平塚
で空襲が起こったことを知らない人もいる。
戦争の記憶を風化させないよう語り継いでい
けたら」と話した。
（問）同館【電話】０４６３・３３・５１１１。
月曜休館（８月９日（月）開館、10日（火）
休館）。入館無料。
｢ダイヤモンド富士｣もうすぐ
県西地域、夏の撮影シーズン
タウンニュース
ダイヤモンド富士
撮影／大隈武弘さん（大井町）
富士山頂に太陽が重なる自然現象・ダイヤ
モンド富士。小田原市で写真教室を開講し
ている渋谷義一さん（68）は「神々しい
光景は一度は撮ってみたい被写体」という。
県西地域の撮影シーズンは８月から。渋谷
さんは撮影時のポイントに、絞りはｆ／18
程度にすると光芒をきれいに演出できる、
望遠レンズでは光芒が出にくい、三脚を使
用する、民地や立ち入り禁止のところでは
撮影しない等をあげる。
渋谷さんが調べた撮影場所および時間は次の
通り。【1】南足柄市塚原（狩川）／８月21日
（土）午後５時51分ごろ、【2】大井町西大井
／８月27日（金）５時45分ごろ、【3】大井町
金手（ひょうたん池）／９月１日（水）５時
38分ごろ、【4】松田町（三角堤公園）／９月
５日（日）５時32分ごろ、【5】松田町（十文
字橋東側）／９月７日（火）５時29分ごろ、
【6】松田町（酒匂川町民親水広場西側）／９月
８日（水）５時28分ごろ、【7】大井町山田／
９月８日５時31分ごろ、【8】松田山山頂／
９月14日（火）５時23分ごろ。
撮影スポットMAP 渋谷さん提供
テーマは「魔除け」
市郷土資料館企画展
タウンニュース
南足柄市郷土資料館（広町１５４４）で
７月17日（土）から夏期特別展「魔除けの
金太郎〜魔除けを探る〜」が始まる。
展示は民間信仰に見える魔除けの赤への
こだわりを南足柄市のキャラクターである
金太郎を中心に紐解いていく。
また、人々が祈りを込めて作った魔除けや
疫病退散のお守りや縁起物等も併せて紹介し、
色彩に対する信仰心や赤に託す人々の思い
を考える内容。展示は各地の金太郎人形73点、
金太郎凧22点のほか、金太郎幟、達磨、シーサー、
土鈴など計１５０点。
企画展は８月29日（日）まで。開館時間は
午前９時から午後４時半。入館料は大人
４００円、小人２００円。期間中の月曜、
７月20日（火）、８月12日（木）は休館。
ただし、感染症対策等で変更になる場合
あり。問い合わせは同館【電話】０４６５・
７３・４５７０へ。
