秦野にロープウエー実験線開設へ
市、経済活性化で新協定 大阪・
関西万博での実用化目指す
6/30(水) カナロコ
次世代交通システムに関する協定を結んだ
秦野市の高橋市長(左)とジップ・インフ
ラストラクチャーの須知社長。須知社長が
手にするのはジッパーの模型=秦野市役所
神奈川県秦野市は29日、電動自走型ロープ
ウエーを開発している「ジップ・インフラスト
ラクチャー」(東京都荒川区)と次世代交通
システムを活用したまちづくりに関する連携
協定を結んだ。市を拠点に、同社の自走型ロー
プウエーの実験線開設や研究開発を行い、地域
経済の活性化につなげる狙いがある。
同社によると、開発している自走型ロープ
ウエー「Zippar(ジッパー)」は、従来
のロープウエーでは困難なカーブや分岐もでき
る。建設費はモノレールに比べ約5分の1で、
1時間に最大3千人の輸送を見込めるという。
都市部の渋滞解消や、山間部の交通機関として
期待される。現在は2025年の大阪・関西
万博での実用化を目指して研究している。
神奈川聖火リレー最終日
横浜・赤レンガ倉庫で
100人がトーチキス
6/30(水) カナロコ
聖火をつないだももいろクローバーZの
(左から)佐々木さん、玉井さん、高城
さんと、横浜DeNAベイスターズ前監
督のラミレスさん
=30日午後、横浜市中区の
横浜赤レンガ倉庫
東京五輪の聖火リレーは30日午後、神奈川で
最終日の点火セレモニーが横浜赤レンガ倉庫
(横浜市中区)で始まった。新型コロナウイ
ルスの感染拡大を受けて公道開催が中止となり、
初日、2日目に続き代替措置として無観客で実施。
ランナーが「トーチキス」で聖火をつなぐ。
トーチを握るのは川崎、横浜の両市を走る予定
だった約100人。ランナーは横浜港を背に等間
隔に並び、自身のトーチにともした聖火を次の
ランナーのトーチに受け渡すトーチキスを繰り
返し、最後は聖火皿に点火する。
神奈川での3日間の日程を終えた聖火リレーは
千葉へ引き継がれ、茨城、埼玉を経て47都道
府県の最後に東京で開かれる。県内の聖火リレー
は15市町の23区間を計290人が走る予定
だった。
「ともに生きる」考える
二宮西中1年生が福祉体験
タウンニュース
車いすでの段差の上がり方を学ぶ生徒たち
町立二宮西中学校(和田智司校長)で6月18日、
福祉体験授業が行われた。総合的な学習の時間
を使って、1年生がパラリンピック正式種目の
ボッチャや車いすの乗車と操作などを体験した。
ボッチャには、町民団体「東大跡パラスポーツ
の会」が協力。生徒は会員たちからルールの説
明を聞いた。2チームに分かれ、ジャックボール
と呼ばれる白い目標球に向かってチームのボール
を投げたり転がしたりして、ジャックボールに
どれだけ多くの球を近づけられるかを競った。
車いすで校舎の中と外を移動する体験では、介助
者の生徒が昇降口で「(段差を)上がりますよ」
「下りますよ」と車いすに乗る生徒に伝え、浮か
せた車輪を慎重に着地させた。町社会福祉協議会
のボランティアが指導にあたり、「そのような声
掛けは大事です」とアドバイスした。また、特殊
なゴーグルや耳栓、腕や脚に装具と重りなどを着
け、加齢による身体的な変化や高齢者の気持ちを
知る体験も行った。
福祉体験は、地域でともに暮らす人々のハード・
ソフト面でのバリアフリーについて考えることが
ねらい。学年主任の相田裕和教諭は「認知症サポー
ター養成講座や事前の下調べで生徒たちはより関
心を持って体験と学びができた」と話す。
知ろう 大隈重信
学びはじめ・なおし講座
タウンニュース
大磯町生涯学習課主催のOISO学び塾
「学びはじめ学びなおし【1】大隈重信」が、
7月10日(土)に大磯町生涯学習館で開か
れる。午後1時から3時まで。参加無料。
講師は、本紙で連載中の『大磯歴史語り』で
もおなじみ、大磯の歴史やゆかりの偉人など
に詳しい「語り部(べ)あこ」さんこと武井
久江さんが務める。今回は、かつて大磯に別
荘を構えた明治の政治家・大隈重信について、
その人物像や逸話などを武井さん流に楽しく、
わかりやすく解説する。また幕末・明治の歴史
に詳しくない人のため、町職員による歴史の
基本説明も行われる。
先着申込み順で定員30人(大磯町在住・在勤
者を優先)。申し込みは同課へ電話(【電話】
0463・61・4100)、またはEメール
(【メール】kouza@town.oiso.kanagawa.jp)で
名前と電話番号、住所を伝える。当日は検温や
マスク着用に協力を。
中世古楽の音色響く
鴫立庵で演奏会
タウンニュース
中世古楽器奏者の中村会子さん
クラシックが誕生する前のヨーロッパで演奏さ
れていた音楽に触れられる演奏会「中世古楽
の祈り」が、7月22日(木・祝)に大磯町の
鴫立庵(大磯1289)で開催される。
中世古楽器奏者の中村会子さんと、アルメニ
ア管楽器奏者の藤川星さん、フレームドラム
奏者の久田祐三さんのトリオ「アンサンブル
ビアッジェール」による、かつて教会や修道院、
宮廷などで歌われたアルメニア聖歌や吟遊詩人
の歌などの生演奏が披露される。
午前と午後の2部制、休憩なしの60分。午前の
部は午前11時、午後の部は午後1時30分開演。
要予約。各回15席。チケットは3500円。
予約・問い合わせは電話(【携帯電話】080・
3395・7020)、またはメール(【メール】otoniwa.kogaku@gmail.com)へ。
くずはの家
夏休み自然教室
7月1日から受付開始
タウンニュース
自然観察施設くずはの家で7〜8月に「夏休み
自然教室」が行われる。会場はくずはの広場
(7月27日のみ東公民館付近の金目川)。
参加無料(一部保険代あり)。各イベントで
くずはの広場指導員や、えのきの会の分科会、
市職員等が講師を務める。日程は以下。
▽鳥の巣づくりにチャレンジしよう!=7/24
(土)、9時半〜11時半。小学生以上20人(2年
生以下保護者同伴)。野鳥分科会が指導。
▽親子で水遊び〜水でっぽうを作ってあそぼ
う!〜=7/25(日)、9時半〜12時。親子5組。
くずはの広場所長とあそび分科会が指導
▽水生生物教室=7/27(火)、9時〜12時。
小学生16人(2年生以下保護者同伴)。保険代
50円。市環境共生課と水辺分科会が指導。
▽葉っぱのたたき染めに挑戦=7/29(木)、
9時半〜12時。小学生以上16人(2年生以下
保護者同伴)。くずはの広場指導員と植物分科
会が指導。
▽セミの羽化観察=7/31(土)、18時半〜20
時半。小学生以上20人(小学生は保護者同伴)。
くずはの広場所長と昆虫分科会が指導。
▽ちびっこあつまれ・虫さがし=8/7(土)、
10時〜11時半。3〜6歳の幼児と保護者16人。
くずはの広場指導員が指導。
▽コウモリの観察=8/7(土)、18時〜20時。
小学生以上15人(小学生は保護者同伴)。くずは
の広場指導員と動物分科会が指導。
▽くずは川探検=8/8(日)、9時半〜12時。
小学生15人(4年生以下保護者1人のみ同伴)。
保険代50円。くずはの広場指導員が指導。
▽クモのふしぎ大発見!〜はじめてのクモ観察=
8/21(土)、9時半〜11時半。小学生以上16人
(2年生以下保護者同伴)。谷川明男さんが講師。
▽見よう!探そう!あっと驚く水生昆虫=8/22
(日)、9時半〜11時半。小学3〜6年生15人。
水辺分科会が指導。
7月1日(木)9時から受付開始(5日は休館)。
11日(日)17時までの受付分で抽選となり、結果
は13日(火)9時に市ホームページで発表される。
定員に達しない場合は、14日(水)以降先着受付。
申し込みはくずはの家【電話】0463・84・
7874へ。
公民館で季節の写真展
南が丘写友会が主催
タウンニュース
菊池さんの作品「蓑毛の薄墨桜」
写真クラブ「南が丘写友会」による写真展
「第45回季節の写真展」が、6月28日(月)
から7月11日(日)まで、南が丘公民館(南が
丘団地内)2階ロビーで開催される。時間は
午前8時30分から午後5時(最終日午後2時
まで)。入場無料。
今回の写真展には同クラブの会員の古谷清二
さん、菊池孝七さん、草山たか子さん、栗飯
原茂さん、石川直興さん、曽根崎純尚さん、
高瀬菊夫さん、宇田美貴子さん、川口一男さん、
瀬川満さんの10人が参加。春から夏まで市内外
で撮影した作品を中心に、会員の力作を展示する。
問い合わせは【電話】0463・88・6323
菊池さん。
フェリー定期航路開設 横須賀市と
事業者側、ふ頭利用で合意へ
6/30(水) カナロコ
横須賀―北九州の新規フェリー航路に
就航する「はまゆう」=横須賀市新港町
7月1日に就航する横須賀港新港ふ頭(横須賀
市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー
定期航路を巡り、横須賀市と横須賀港運協会
が対立している問題で、同市の上地克明市長
は30日までに神奈川新聞社の取材に対し、
「7月上旬には(ふ頭利用に関する同協会と
の協議で)合意できれば」との考えを明らか
にした。
市は、フェリー新規航路と荷役作業を行う既存
事業者が同ふ頭で共存することを求めてきたが、
同協会は作業への支障や安全面の理由から反発。
市は昨年9月に関連工事に踏み切り、今年2月
ごろから事業者による完成自動車の輸出作業な
どが停止している。
6月から国土交通省が立会人になり、市と同協
会の3者による協議会が設置されている。関係
者によると、29日の協議会で市が事業者側に
ふ頭の利用などについて具体的に提案。協会側
が持ち帰り、合意の可否について港運関係者と
調整するとしたという。