線路流出から奮闘9カ月 箱根登山鉄道、
23日運転再開
7/22(水) カナロコ
全線運転再開を間近に控え、試運転を行う車両
=21日午後、箱根町塔ノ澤(旅館「金乃竹
塔ノ澤」協力)
昨秋の台風19号による被害を受け、箱根湯本─強羅
駅間で運休が続いた箱根登山鉄道が23日、全線で
運転再開する。同鉄道史上、最大級の被害に社員ら
は「途方に暮れた」と振り返るが、懸命の復旧作業
で想定より早めの再開にこぎつけた。9カ月ぶりに
走る車両に同社は「再開を待ち、支えてくださった
皆様のおかげ。安心・安全な運行に全力で取り組む」
と話している。
全線再開へ最終段階 台風被害の箱根登山鉄道
2019年10月12日、台風19号の接近による
大雨を受け、同社は同日午前8時50分ごろ、箱根
湯本─強羅駅間の上下線を運休し、車両を両駅と
入生田車庫に退避させた。同社総務部課長代理の
菅原隆さん(49)は「この時はここまで大きな
被害になるとは考えていなかった」と振り返る。
降り始めからの雨量が1000ミリ超と観測史上
最大の大雨が箱根町を直撃。翌13日早朝、被害の
確認のため、強羅駅から線路沿いを巡回した同社
鉄道部の兵藤圭晃さん(35)は、宮ノ下─小涌谷
駅間の「蛇骨(じゃこつ)陸橋」で線路が橋脚とと
もに流出しているのを発見した。兵藤さんは「電柱が
倒れていたので橋の方を見たら線路がなかった。復旧
に1年以上はかかるのでは、と途方に暮れた」と明
かす。
大平台─宮ノ下駅間の「大沢橋梁(きょうりょう)」
でも線路沿いの斜面が崩れ、土砂や石が線路上に堆積。
同区間の「大平台隧道(ずいどう)」や小涌谷駅近く
の「小涌谷踏切」も、水による浸食で線路下の土がえ
ぐり取られるなどの被害があった。同社にとってこれ
ほどの被害は、1948年9月に台風で大平台駅近く
の橋が流され、約10カ月運休して以来のことだった。
同社は臨時の復旧チームを編成し、復旧作業の方向性
を検討。本格的な工事は年明けの1月中旬にスタート。
蛇骨陸橋では斜面に杭を打ち込み、基盤を作って線路
を敷設する大規模な工事となった。
当初、運転再開を今年秋ごろと見込んだ。しかし暖冬
で凍結や積雪が少なかった上、近隣の住民や施設の協力
で作業時間を長く確保することができたことで、工事が
順調に進み、再開時期を大幅に前倒しできた。
横浜の連節バス、23日運行スタート
ハンマーヘッドで記念式典
7/22(水) カナロコ
試乗会で走行する連節バス「ベイサイドブルー」
=22日、横浜ハンマーヘッド
横浜の臨海部を走る市交通局の連節バス「ベイサイド
ブルー」の運行が23日、スタートする。22日には
横浜ハンマーヘッド(同市中区)で記念式典が開かれ、
地元の関係者らが観光スポットを巡る新たなバス路線
の誕生を祝った。
横浜駅東口から山下ふ頭までの主要施設を8カ所の停留
所で結び、運行距離は約6キロ。おおむね1時間に2便
を予定し、所要時間は約40分という。水際線をイメー
ジさせる青色の車両は全長約18メートル。定員113人で、
通常バスの約2倍の輸送力を持つ。市は約4億円をかけ
て4台を導入した。
市は「ピアライン」「あかいくつ」など臨海部の既存の
バス路線を再編。ベイサイドブルーを軸に乗り換えを容易
にすることで、市民や観光客らが観光スポットを周遊しや
すくなる。
この日の式典には沿線の商業、港湾関係者ら約180人が
参加。林文子市長は「横浜港の美しい水際線の空間と街巡
りを楽しんでほしい」と期待を寄せた。式典後には試乗会
もあり、出席者らは長くて広い車内空間の乗り心地を確か
めていた。
横須賀の抗体保有は1・04%
市民2千人対象検査、「高い数字」市長驚き
7/22(水) カナロコ
(写真:神奈川新聞社)
神奈川県横須賀市は22日、無作為抽出した市民2千人
を対象に行った新型コロナウイルス抗体検査の結果を
発表した。964人(48・5%)が検査を受け、うち
10人に抗体があり、抗体保有率は1・04%だった。
上地克明市長は会見で「統計上だが、市民40万人に対
して4千人が抗体保有となる」との見方を示した。
検査は今月3~15日に実施した。抗体保有者は男性7人、
女性3人。年齢別では20代1人▽30代1人▽40代
1人▽50代2人▽60代2人▽70代2人▽80代1人。
就業者は5人で、うち2人が市外勤務だった。一方、同市
保健所が確認した患者は21日現在で69人。全市民に対
する感染率は0・018%となっている。
厚生労働省が6月に3都府県で計約8千人に行った抗体
検査では、抗体保有率は東京0・1%、大阪が0・17%、
宮城0・03%だった。検査方法が異なり単純比較はで
きないものの、上地市長は「市内の感染率と比べても高
い数字で驚いた」とした上で、「抗体ができているとい
うのは、一度は罹患(りかん)したと理解している。その
事実の方が大きい」と話した。
また、「(市民は)自分も罹患の可能性があるのでは、と
理解してもらわないといけない」と強調し、患者らに非難
や中傷をしないよう呼び掛ける考えを示し、同日市長メッ
セージとして発表した。
「5カ月でどんな変化があるか見たい」として、12月
にも同様の抗体検査を行うほか、症状のない希望者が市内
の医療機関でPCR検査や抗原検査などを受けられる体制
を整える方針も明らかにした。
【新型コロナ】神奈川県内、新たに68人感染
宣言解除後最多
7/22(水) カナロコ
新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内では
22日、10歳未満から70代までの男女68人の
感染が明らかになった。1日当たりの感染確認者数
としては4月11日(76人)に次ぐ多さで、緊急
事態宣言解除後では最多。中等症4人、軽症52人、
無症状12人で、31人の感染経路が不明という。
横浜市は緊急事態宣言解除後、最多の33人を発表
した。うち4人は横浜国立大学の運動系サークルに
所属する10~20代の学生。4人らと会食したサー
クル所属の20代の男子学生、この学生と会食した
サークル未所属の20代の女子学生の感染も既に判明
しており、市はサークルでクラスター(感染者集団)
が発生したとみている。
川崎市では、保育士と園児が感染した同市中原区の
認可保育所で、新たに男児と女児1人ずつの陽性が
判明した。
相模原市では、県立相模原中央支援学校(同市中央区)
に勤務し、肢体不自由の子どもを担任している20代
の女性教諭が感染。15日まで通常勤務、16日から
在宅勤務をしていた。市は校内に濃厚接触者はいない
と判断している。
茅ケ崎市では30代の男女と幼稚園に通う男児の計3人
が陽性と分かった。県所管域では、座間市に住む10歳
未満の男児が感染。既に感染が明らかになっている30
代男性と同居していた。
◆黒岩知事「アラート受け止めて」
県内で過去2番目に多い68人の感染が確認されたこと
について、黒岩祐治知事は22日夜、記者団の取材に応じ、
「本当にショック。緊張感をもって受け止めている」と
語った。
23日からの4連休については「外出自粛は求めないが、
神奈川警戒アラートが出ていることの重みを受け止め、
外出する際はウイルスが必ずいるという認識を持って
ほしい」と感染防止対策の徹底を呼び掛けた。
JR東海道線と横須賀線 オーバーラン相次ぐ
3400人に影響
7/22(水) カナロコ
JR横須賀線
JR東海道線や横須賀線で22日朝、オーバーランが
相次いだ。どちらも電車を後退させると、踏切が正常
に作動しなくなる恐れがあったため、そのまま隣駅ま
で走行した。計約3400人に影響した。
JR東日本横浜支社によると、東海道線茅ケ崎駅
(茅ケ崎市)で同日午前8時55分ごろ、籠原発
小田原行き下り普通電車が停車位置から30メート
ル過ぎて止まった。当時雨が降っており、40代の
男性運転士は通常より20メートル手前でブレーキ
を掛けたが、滑って止まらなかったという。
一方、横須賀線新川崎駅(川崎市幸区)で同日午前9
時45分ごろ、逗子発千葉行き上り普通電車が約50
メートル行き過ぎた。運転士見習いの20代男性が、
ブレーキを掛けるタイミングを誤ったという。
【お天気図鑑】色鮮やかな雲(神戸市)
7/22(水) 関西テレビ
キレイな雲が実は雨のサインだったりするそうです
雲が虹色に輝いていますね。
神戸市灘区の『あっこ』さんが、自宅のマンション
から西の空を撮影された写真です。
なんだか幻想的ですね。
家でゲームをしていて目が疲れてきたので、ふと外を
見たときにこの雲を見つけたそうです。
あっこさんは「彩雲ではないかな?」とおっしゃって
いますが、気象予報士さんによると、この感じだと
彩雲だとは言い切れないということです。
このような現象は薄雲が出ないと現れないので、この
キレイな雲が実は雨のサインだったりするそうです。
幻想的な彗星 夜空に尾くっきり
地球に接近中の「ネオワイズ」 波照間島で撮影成功
7/22(水) 沖縄タイムス
鮮明な尾を引くネオワイズ彗星
=20日午後9時39分ごろ、竹富町波照間島
(森山大志さん提供=50ミリレンズ、
絞りF2で15秒露光)
【波照間島=竹富】地球に接近中の「ネオワイズ彗星
(すいせい)」が20日、竹富町波照間島で鮮明に捉
えられた。東京の写真愛好家、森山大志さん(48)
=自営業=が「星空観測タワー」近くの北西の空で午後
9時39分ごろ、撮影に成功。枠に収まりきらないほど
伸びた彗星の尾がくっきりと星空に浮かび、幻想的
になびいている。
森山さんは12日から愛好家仲間らと竹富島や石垣島
で撮影。20日に波照間島に移動した夜、ようやく会心
の1枚を捉えた。「尾に薄雲すらかかっていない。
狙った通りで完璧」と喜ぶ。意図的に観測タワーを
収めたといい「タワーは現在故障中だが、撮影に
成功し話題になることで修理のための寄付金が全国
から集まればと思った」と話した。
関係者によると、彗星は23日にかけて地球に最も
接近するとしている。