県内12市町に大雨警報
浸水、増水に注意呼び掛け
7/6(月) カナロコ
(写真:神奈川新聞社)
横浜地方気象台は6日、大雨に関する気象情報を
発表し、7日朝にかけて県西部の多い所で180
ミリ、東部で50ミリの雨が降るとの見通しを明
らかにした。停滞する梅雨前線の影響で3日以降、
箱根町で300ミリ、山北町では160ミリを超
えるなど西部の山沿いを中心に雨量がかさんでおり、
土砂災害への警戒を促している。
気象台は横須賀、平塚、小田原、箱根など12市町
に大雨警報を発表。低い土地の浸水や河川の増水、
落雷や突風などに対する注意も呼び掛けている。
西部では1時間30ミリの激しい雨が降る可能性
があるという。
前線は7日にかけて北上する見込みだが、引き続
き雨が降るとみている。同日朝から8日朝までの
24時間に予想される降水量は、西部で100~
200ミリ、東部は50~100ミリとしている。
「日常戻りますように」JR東神奈川駅
伝言板の七夕飾り好評 駅員が天の川再現
7/6(月) カナロコ
手作りの伝言板を活用した七夕飾り
=JR東神奈川駅
JR東神奈川駅(横浜市神奈川区)に、手作りの
伝言板を活用した七夕飾りがお目見えした。新型
コロナウイルスの収束から将来の夢まで、多彩な
願い事が寄せられている。
コロナ禍で沈みがちな気持ちを癒やしてもらおうと、
改札口に期間限定の伝言板を復活させた同駅。4月
下旬の設置当初はコロナ禍の克服を望んだり、結束
を呼び掛けたりする書き込みが多かったが、緊急
事態宣言解除後は個人的な願い事に変わってきた
という。
こうした状況を受けて考案した七夕飾りは、絵心の
ある駅員がチョークで竹を描き、青い紙を貼り合わ
せて天の川を再現。市内のJR敷地内から高さ約3
メートルのササも取り寄せた。
用意した短冊は400枚以上が集まり、1日約30
枚ずつ増えるほど好評を博す。「日常が戻りますよ
うに」「病気が治りますように」「きょうりゅうの
かせきをはっくつしたい」といったさまざまなメッ
セージが伝言板を埋めている。
飾り付けは11~12日ごろまでの予定。丸智也
駅長は「第2波が来ないことを願いつつ、皆さん
を元気づけていきたい」と話している。
今が旬「相模の鮎」炭火でじっくり
実演販売会で塩焼き300匹完売
7/6(月) カナロコ
実演販売に駆け付けた、あゆ種苗センター
スタッフや地元漁師ら=横須賀市長井
神奈川県内水面漁業協同組合連合会(横浜市中区、
山口芳郎代表理事会長)は5日、旬の食材を堪能
してもらおうと、JAよこすか葉山の直売所「すか
なごっそ」(横須賀市長井)で、かながわブランド
「相模の鮎(あゆ)」の塩焼きの実演販売を行った。
雨の中でも買い物客は途絶えず、約300匹を完
売した。
「相模の鮎」は、相模川などで生まれ相模湾に下っ
た稚アユを同市の長井町漁業協同組合の漁師が取り、
同連合会の厚木あゆ種苗センター(厚木市)で養殖
したもの。地元漁師が関わった旬の味を楽しんでも
らいたいと、「すかなごっそ」での実演販売を初め
て企画した。18センチ程度に成長した身の締まっ
たアユを、センターで飼育を担当する田辺智之さん
(32)らが40分ほどかけて炭火でじっくり焼き、
提供。雨の中でも多くの親子連れらが買い求め「やわ
らかくておいしい」などと喜んでいた。
横浜市港南区の会社員桜本智行さん(55)は「その
場で焼いたものを味わえるのが楽しみ」と購入。長井
の同漁協でアユの採捕を担う原田洋治さん(82)、
原田昭一さん(79)は「多くの方に、おいしいと言
って食べてもらえうれしい」と笑顔だった。同連合会
は19日も同所で実演販売を行う。
神奈川・箱根町で360ミリ超
7日も大雨の恐れ、土砂災害警戒
7/6(月) カナロコ
横浜地方気象台
降り続く大雨で神奈川県内は地盤の緩んでいる所が
あるとして、横浜地方気象台は6日、土砂災害への
警戒を呼び掛ける気象情報を発表した。降り始めと
なった3日からの雨量は6日夕までに箱根町で360
ミリ、山北町で180ミリ、三浦市で150ミリを
超えており、7日にかけても西部の山沿いを中心に
大雨になる所があるとみている。
大雨で箱根の芦ノ湖が水位上昇 避難所開設、
通行止めも
気象台によると、7日夕までの24時間に予想され
る降水量は西部の多い所で130ミリ、東部は30
ミリ。8日夕までは東部、西部とも50~100ミリ
の雨を見込んでいる。
横須賀市は6日、降雨により斜面が崩落したとして、
同市吉倉町1丁目の1世帯2人に避難勧告を発令した。
同市によると、けが人はないという。
一方、箱根登山ケーブルカーは同日午後、架線に枝が
掛かったとして上下線10本が運休した。強風の影響
とみられる。
バーベキュー広場が9カ月ぶりに再開 川崎、
完全予約制に
7/6(月) カナロコ
バーベキュー(イメージ)
多摩川緑地バーベキュー広場(川崎市高津区)は
13日、約9カ月ぶりに営業を再開する。昨秋の
台風19号(東日本台風)で冠水し、新型コロナ
ウイルスも相まって利用を見合わせていたが、完全
予約制を導入するなど感染症対策を講じて再開する。
利用者の集中を避けるため、1グループ10人以内
とし、利用場所は指定管理者の同広場共同事業体が
指定。午前9時~午後2時(定員400人)、午前
10時~午後3時(同300人)、午前11時~午後
4時(同)の3部制を敷き、それぞれ先着順に予約
を受け付ける。
予約は広場の公式ホームページから。問い合わせは、
共同事業体フリーダイヤル(0120)256889。
「飛翔」「擬態」「驚嘆」…
厚木で虫の魅力伝える企画展
7/6(月) カナロコ
(写真:神奈川新聞社)
虫たちの一瞬の躍動感や美しい色合いを写真コラー
ジュで伝える企画展「むしってすごい! 昆虫
写真家が切り取った驚きのむしワールド」が、
あつぎ郷土博物館(厚木市下川入)で開かれて
いる。著名な昆虫写真家4人の写真を使用し、
それぞれ一つずつ、計4点の写真コラージュを
作成して展示している。8月30日まで。
写真コラージュはいずれも縦1・5メートル、
横2・5~3メートル。作品ごとにテーマがあり、
写真5~8枚をデザイナーが組み合わせた。
海野和男さんのテーマは「飛翔(ひしょう)」。
トノサマバッタが後ろ足で地面を蹴った際に舞い
上がった小さな砂粒まで、くっきりと写し取られ
ている。隣のミヤマカラスアゲハは緑と青の美し
い羽の模様を見せ、カマキリやギフチョウの飛ぶ
姿も組み入れた。
湊和雄さんは「擬態」のテーマで、木の葉そっく
りの姿を見せるコノハチョウなど擬態の名人たち
を集めた。尾園暁さんのテーマは「美麗」。鮮や
かな色合いを見せるトンボたちの姿を迫力満点に
見せた。星輝行さんは、カブトムシが飛ぶ姿の残像
を特殊な技術で写し止めるなど、肉眼では捉えられ
ない昆虫の動きを「驚嘆」のテーマで紹介した。
同館は「虫が好きな人もそうでない人も、驚き、
感動できると思う」と話している。午前9時~午後
5時。7月27日休館。
来年の成人式はオンラインで 全国最多の横浜市、
感染拡大懸念
7/6(月) カナロコ
横浜市教育委員会
横浜市教育委員会は6日、2021年の成人式を
オンラインで開催すると発表した。新型コロナ
ウイルス感染症の収束がいまだ見通せない中で、
横浜アリーナ(同市港北区)に全国最多の新成人
が集まる従来の方法は「感染拡大を引き起こす可
能性が否定できない」と判断。来年1月11日の
当日、特設サイトでお祝いメッセージなどを配信
する。
市教委によると、感染症を懸念して成人式をオン
ラインで開催することを決めた政令市は現時点で
ない。来年の成人式の対象となる新成人は約3万
7千人。
市教委は例年と同様、アリーナで式典を開くこと
を検討したが、新成人全体の7割程度が出席する
従来の方法では感染拡大の懸念が拭えないことか
らオンラインで代替することを決め、新成人らで
つくる実行委員会にも伝えた。実行委は「残念だが、
やむを得ない」と了承したという。
特設サイトでは、市長や議長、市にゆかりのある
著名人らからのお祝いメッセージのほか、新成人
や市民による写真やメッセージなども配信する予定。
市教委は実行委とも協議し、今年12月中旬までに
具体的な内容をまとめる。
今月6日に開かれた市教委の定例会で、市が報告した。
教育委員からは「新成人がうれしいと思うことが
(企画の)真ん中にあるといい」「視覚や聴覚の
障害のある人もアクセスできるよう配慮を」といっ
た意見や要望が出された。
横浜でオートバイ事故相次ぐ 運転の男性2人死亡
7/6(月) カナロコ
5日夕から夜、横浜市でオートバイが関係する
死亡事故が相次いだ。
5日午後5時50分ごろ、横浜市神奈川区羽沢南4
丁目の環状2号線で、同市鶴見区北寺尾7丁目、
建設作業員の男性(34)のオートバイが転倒した。
男性は、頭などを強く打って間もなく死亡した。
神奈川署によると、現場は片側2車線の直線で、
署が転倒した原因などを調べている。
同日午後9時5分ごろには、同市鶴見区上末吉5丁
目の市道で、直進中のオートバイが、路外のガソ
リンスタンドから右折して前方に進入した乗用車
に追突した。オートバイの同区駒岡3丁目、会社員
の男性(34)が全身を強く打って、間もなく死亡
した。
鶴見署は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑
いで、乗用車を運転していた同区江ケ崎町、自称
川崎市立小学校用務員の男(55)を現行犯逮捕、
容疑を過失致死に切り替えて調べている。署によると、
同容疑者は容疑を認めているという。
神奈川県内バイク事故死 昨年全国最悪、
今年も… プロテクター着用が低迷
7/6(月) カナロコ
胸などを保護するプロテクターを着用し、
「ライダーの安全確保に不可欠」と呼び掛け
るナップスの担当者
神奈川県内でバイク乗車中の死亡事故が後を絶た
ない。2019年の死者は全国ワーストの49人、
今年上半期も前年を上回るペ-スで28人が犠牲
になっている。負傷部位は胸と腹部が多いが、保護
に有効とされる「バイク用プロテクタ-」の着用率
は低迷している。ヘルメットと違い、着用が法律で
義務づけられていないものの、県警は「無防備な
状態で致命傷を負う現実がある。命を守る装備に
ついて真剣に考えてほしい」と訴える。
県警によると、19年に死亡した49人の主な負
傷部位は、頭部が20人で最多だったが、胸部
(19人)と腹部(6人)で半数を占めた。県警
交通総務課は「バイク乗車中は体がむき出しの状態。
事故でライダ-が負うダメージは計り知れない」と
警告する。
こうした実態を踏まえ、県警は胸腹部などを保護
するプロテクターやエアバッグ内蔵ジャケットの
着用を推奨しているが、ライダーには浸透してい
ない。県警がバイクに乗る人を対象に16年から
行っている調査では、着用率は2割に満たない。
19年の着用率は18・7%。排気量が大きいほど
着用率は上がるが、125㏄以下のバイクではほと
んどの人が着用していなかった。着用しない理由
では「面倒」「高価」「プロテクターの存在を知ら
ない」との答えが大半で、「未着用でも法律違反で
ない」「夏は暑いので着用しない」「近距離の移動
なら必要性を感じない」との回答もあった。
首都圏を中心に全国でオートバイ用品店を展開し、
プロテクターなどの普及啓発に努める「ナップス」
(本社・横浜市中区)によると、胸や腹、背中を
保護するプロテクタ-は数万円の高価なものもあ
るが、6千円程度から購入できるモデルもあるという。
転倒などで衝撃があった場合のみ硬くなる素材を
用いるなど、装用感を向上させたものも登場して
いる。同社は「胸や腹が致命傷になることがあま
り知られていない。命を守る上で、金銭面や煩わ
しさは問題にならない。ライダーにとってプロテ
クターは必需品」と強調する。
県警によると、今年も6月末現在で、バイク乗車
中の死者は前年同期比8人増の28人と深刻な状況。
交通総務課は「移動距離や排気量に関係なく、命を
守る装備を万全にしてほしい」と呼び掛ける。
大波? 竜巻?
大間崎で不思議な光景
7/6(月) Web東奥
大間崎から函館方面に見えた雲
=5日午後5時ごろ(勝川さん提供)
これは大波?竜巻? 5日午後5時すぎ、青森県大間
崎の大間観光土産センター従業員・勝川明樹(あき)
さん(31)が大間沖で初めて見る光景を写真に収めた。
“大波”の正体は雲。「函館の方に変な雲がいる
ナニコレ?」という文章とともにツイッターに投稿
した。
勝川さんは取材に「実際は写真より巨大に見えた。
たくさんの竜巻?波?何だこれ-と、びっくりして、
妻や義母を呼びに行った」と振り返った。撮影後15分
ほどで雲は消えたという。
青森地方気象台の森川浩司技術専門官によると「ケル
ビン・ヘルムホルツ不安定」という現象による波雲で、
観測は比較的珍しいという。下にある雲の層と上層
との間で風速に差ができて気流が乱れ、境目に湿っ
た空気があったため可視化されたとみられる。下層
の弱い風が上層の強い風に引きずられて、渦を巻く
ように波の形になったのではないか-と分析した。
勝川さんは「大間崎は珍しく無風状態で海も穏やか
だった。見られてラッキー」と語った。
アビガンとフサン併用、重症患者に有効か
東大が発表
7/6(月) 産経新聞
新型インフルエンザ治療薬「アビガン」
(富士フイルム富山化学提供)
新型コロナウイルスの治療薬候補である新型イン
フルエンザ治療薬「アビガン」と膵炎(すいえん)
治療薬「フサン」の併用が重症患者に有効である
可能性を確認したと東京大の研究チームが6日、
発表した。
【図説】ワクチン製造の流れ
4月から集中治療室(ICU)で人工呼吸器や
人工心肺装置「ECMO(エクモ)」の治療を
受けるなどした36~75歳の重症患者11人に、
併用して投与。1人は死亡したが10人は回復し、
半月ほどで人工呼吸器が不要になり、一部は既に
退院した。
ICUでの治療が必要となった患者の死亡率は、
海外では30~50%に達するとの論文がある。
今回は科学的な手法に基づく厳密な評価ではないが、
作用メカニズムが異なるアビガンとフサンの併用
は有効な可能性があるとしている。
同大は5月に併用の臨床研究を開始。アビガンは
単独での効果を調べる治験も行われているが、
有効性は確認されていない。
アビガンはウイルスの増殖を抑える働きがある。
フサンは細胞内への侵入を抑えるほか、重症化の
一因とされる血栓の発生も防ぐと期待されている。
やっと希望が見えてきました。
もし重症化したとしても
助かる命が増えます
かと言ってワクチンが不要と
いうことにはなりません。
フサンはコロナに有効ではないかと
東大が発表していたが
アビガンとの併用なら、
治療薬としてさらに
可能性が大きくなる。