50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

これからのマスコミは・・・

2006-09-10 10:27:08 | 仕事
仕事でSNSなどのインターネットメディアをいろいろ検討することが
多いのですが最近情報は3つに分類できるような思います。

ひとつは広告情報
ようは掲載に広告費を払っている情報で求人情報もこれに含まれます。
お金を出している側の出したい情報のみが出ています。

二つ目は主観情報
マスコミに代表されるように書き手の意思が入っているために時として
事実が捻じ曲げるような表現が多く使われます。

三つ目は事実情報
これは書き手に何の利害関係がない場合、きわめて真実性の高い
情報が出ることが多いと思いますが、大半は事実の一部分しか書かれていない
(すべてを取材できる立場のマスコミは大抵は主観情報として記事を
書くことが多く、もっと口コミに近いところにこの情報が多く含まれて
入るように思います。)

ネットと一番の威力は三つ目の事実情報をきわめて容易に大量に収集できる
ことだと思いますが、この中にはそうでない情報もたくさん含まれています
ので選別の作業が必要になります。
しかしこの選別のトレーニングが実は情報を正しく把握する上でもっとも
重要な資質を高めることになると考えています。

一方マスコミというのは以前は情報を集めることができるのは彼らだけで
ありそういう意味では2番目と3番目の役割を彼らのみが担っていたと
いえるでしょう。
さてここからは私の主観がかなり入るのですが、長らく情報の発信元として
君臨してきた彼らはいつの間にか2番目の役割と3番目の役割を混同して
しまい、かついつの間にかすべての情報を自分たちの主観でフィルタリング
して伝えてしまうようになってしまったのではないでしょうか?

加えてこの情報の発信源という権力の座に永く胡坐をかき腐敗化しつつある
ような気がします。
仕事柄時たま報道関係の方と接することがあるのですが
婉曲ですが高圧的な脅しをかけてくることが多々あります。
(自分の主観に当てはまる言質しかとろうとしてないなと思うことがあります)

私はかねてから思っているのはマスコミは言論機関と報道機関を
分類すべきであるということです。

報道の形をとって言論を押し付けてくるマスコミの姿勢は
もはや時代遅れになっている(情報の裏は素人でもネットで簡単に取れます)
と思います。
ネットで情報を集めるとどのマスコミがどのような主観をもって情報を
出しているかは割合簡単にわかります。(大新聞が「なんて幼稚な」ことを
・・ということも時々あると私は感じています)
主観にこだわるあまりに情報の分析が足りていないのではという
記事も最近は増えてきているように思います。

そういう意味でWeb2.0の次はマスコミの大淘汰が始まるのでは
なおかとひそかに思っているのですが・・・
(現に最近の若者は新聞やテレビでなくwebで情報を収集するほうが
一般的になっているとのデータを読んだことがあります。)

記者という仕事がなくなるのはそう遠い将来ではないような気がします。