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英作文頻出文例360

2021-06-24 16:52:32 | 公立校の学習法・過去記事
「理解しての例文暗記」は、重要な英語勉強法です。

英作文頻出例文360の「はしがき」には、深くうなづく部分があります。

(引用開始)

 大多数の受験生は、単語や熟語を覚えることを中心にした勉強で
英語の学力を上げようとするが、それが成功した例(ためし)はない。
それは、単語や熟語という断片的な知識をいくら増やしても
英語を読んだり書いたりする力がつくことは絶対にないからに
ほかならないが、それにもかかわらず、そのような効果のない
勉強法の一点張りをやめないのは、そのやり方をする受験生が
最も多数を占めるため、とりあえず多数派に属していれば安心で、
逆に少数派にまわるのは不安であるということが
理由のひとつであると見て間違いない。
 では、どうすれば英語の学力が上がるかというと、長年の
受験屋としての経験から言って、英文を書くことを意識した
勉強の実践をおいてほかにない。特に英作文用の模範例文を
数多く覚えて、たいがいのことが英文として正しく書けるようになれば
その結果として構文把握力も同時に身についているので、
それを土台に紙の辞書をマメに引いて英文を読めば、学習量に比例し、て
読解力も伸びて、英語の総合力が目に見えて上がっていく。
 言うまでもないことであるが、英文を書けることは、
それが読めて和訳できることよりも難度が高い。英文和訳には、
必ずしも精密な文法知識は必要なく、母語である日本語の力に
助けられるところがあるが、和文英訳には日本語の力が
ほとんど役に立たず、精密な文法が要求される。これは、
英文が書けるレベルなら読むことぐらいは余裕でできるが、
逆に英文が読めるから書けるとは限らないと言い換えることもできる。

 本書では英文を書く力を身につけることができるように、360の
模範例文を提供した。読者にはそれを根気よく覚えてもらわねば困るが、
やみくもに丸暗記するのは、困難なばかりか効果が薄いので
まったく報われない。それどころか、辛くてたまらないので挫折するのは
目に見えている。その結果、英文を覚えるという英語の学力の基礎となる
ものを放棄しているので、一巻の終わり。
 そうならないために、各例文にその例文を構成する根拠となる
文法の説明を加えて、それを活用しながら英文を覚えることが
できるようにした。何事も丸暗記では、覚えにくくて忘れやすい、
忘れたら手がかりがないので思い出せない、そして何よりも、
応用が利かない。逆に文法を根拠にすれば、覚えようと意識しなくても
覚えられるだけでなく、応用力を伴う。そして大袈裟にいえば、
生涯忘れることがない知識になる。後は実践あるのみ。
読者の検討を祈る。

2009年 夏    飯田 康夫

(引用終了)

スマホのかたは、さぞ読みづらかったとおもいますが、
このブログは、PC閲覧を想定してますので、悪しからず。

伊藤和夫先生の名著「基本英文700選」がありますが、
この本が優れている点は、上記、飯田先生が書かれたとおり。

よねがもっている1986年発行の「英熟語ターゲット1900」でも
著者の花菱先生は、例文暗記の重要性を説いていました。
そして、よねが浪人時代に、やっていなかったことを後悔するのは、
例文暗記と音読です。


 


 

 
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