よねの備忘録

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政治を語るときは、ネトウヨです。

ドレッドノートに対抗せよ。

2007-09-01 20:31:45 | 仮想作戦案

midさんのブログをみていて、思いました。
自分のブログなんだから好きなことを書こう。
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よねの「仮想世界」では、実は日露戦争直後から、
「歴史改変」がはじまっています。

日露戦争終結時に、日本は初の国産戦艦を建造中でした。
戦艦「安芸」「薩摩」。
巡洋戦艦「伊吹」級4隻。

これは、まったく無駄です。
日本は国力的に、戦争できる時間(約2年)が限界だったので、
「実戦に間に合わない」兵器など、無意味なんです。

案の上、英国は日本海海戦の教訓をもとに、
わずか1年で「ドレッドノート」を進水させました。
「弩級戦艦」の登場です。

これにより「安芸」など6隻は「旧式化」してしまいます。

あわてて建造した「摂津」「河内」も
「オライオン」級、「金剛級」の出現で、「旧式化」してしまいます。

日本海軍は、1906~1914までのわずかの間に
8隻もの戦艦を無駄に作ってしまいました。
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まず「三笠」と「ドレッドノート」を比較してみます。

          「三笠」         「ドレッドノート」
排水量     1万5千トン        1万8千トン
速力       18kt            20.5Kt
主砲      30cm-4門       30cm10門
副砲       15cm/8cm        10cm

ドレッド・ノートの特徴は
・30cm砲が10門になったこと(片舷は8門)
・20.5ktの快速となったことです(タービン機関を初搭載)
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これにたいする対抗策は以下の通り。

「三笠改造計画」

主砲を2連装砲塔を3連装にする。
 (のちのドイツポケット戦艦はそうなっている)
   -これで、片舷火力は6門vs8門で、不利は小さくなる
副砲のを12.7cm長砲身にする。
 -12.7cm長砲身だと、当時の主砲斉射距離(1万m)でも
   充分届く。多数の命中弾が敵戦艦の射撃管制システムなどを
   破壊し、片舷火力の差をなくする。
機関を「タービンシステム」に変更する。
   これで「三笠」も20kt(おそらく22kt)の速力がだせる。
   

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5 コメント

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アァ~ (ヤマ親爺)
2007-09-01 22:14:20
な~んか、いいでっすねぇ~。
まにあの世界に触れると、こーなんとゆーか、ヒリヒリと来るのですよ。(ドコガ?)
返信する
そのー (ヤマ親爺)
2007-09-01 23:17:08
三笠の錨の鎖を材料にして玄翁を造った人がうちのまちにいましてねぇ。
その玄翁がゥソ150まんえん!。
世の中なかなか面白いです。
返信する
つらつらと (よね)
2007-09-02 13:21:18
このシリーズは続きます。
返信する
そうかぁ… (midstream)
2007-09-02 22:22:35
戦艦って、「性能」が大切なことはもちろんわかりますが、
作る「タイミング」や「建造期間」も重要なカギを握っているんですね…
う~ん、面白いです。
返信する
Unknown (よね)
2007-09-02 22:49:13
この時代は「戦艦」が特に進化しました。
1903年の「三笠」が、1921年の「長門」とでは、
雲泥の差、子どもと大人の喧嘩です。
「戦闘機」「戦車」でも、「激変」がありました。

逆に、第一次世界大戦レベルでも、長く通用する
兵器もあります。
例えば、1921年制定の、コルト・ブローニング
12.7mm機関銃は、今でも、充分な現役でして、
「初の1世紀兵器」になるといわれてます。
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