よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

「良い高校」を考えよう。

2007-03-11 16:30:29 | その他
中学生になると漠然と「高校受験」を意識しますよね。
ある人は「学習塾」にいき、ある人は「進研ゼミ」をやり、また(以下略)

「良い高校」=「偏差値の高い高校」=「良い大学への近道」

よねにはこの3つは「イコール」にはみえません。
前も一回、お見せしましたが、
今度は「浦和(埼玉公立Top)」「日比谷」「よねの母校」で。
1学年は350人ぐらいです。
       *まだみてない人は前のもみてくださいね。


      よねの母校   浦和   日比谷
東大       5       8      9
京大       2       3      1
東工大      3       8     10
一橋       2       6      5
医学部        13       3    不明

北大      62       3      4
東北       5      10      1
筑波       6       5      7
横国       0       2      4

早稲田        17      46     81
慶応              14      33     51

*H18年度 現役のみ

ひとによって解釈はことなるでしょうが、
1学年350人でこの結果ですから、
よねには「偏差値の高い高校」=「良い大学」には思えません。

「浦和高校の生徒の声」

進学先:東京大学・理科一類
 数学は、とにかく授業と定期試験に集中。分からないところは
徹底的に追求する。浦高の数学科を信じ限界まで食らいついて
下さい。英語は、思い返すと学校のテキストと過去問以外使って
ないです。 授業の予習復習をしっかりすること。
 地道な努力が近道です。
進学先:東京大学・理科二類
 受験勉強においても、最も頼りになるのは周囲の人々です。
家族・友人・先生方、これらのうちどれかひとつでも欠けたら、
長期間勉強し続けることはできないと思います。
 浦和高校にはすばらしい先生方がいらっしゃいます。 
だからあとは家族と友達を大切にし、感謝する気持ちを忘れないで
下さい。自分自身、何度友達のがんばる姿を見て
奮い立たされたかわかりません。 また一番の気分転換は
家族や友達とおしゃべりをすることでした。
仲間意識は人を強くしてくれると思います。
進学先:東京工業大学・第1類
 少なくとも現役のうちは学校で配られた教材だけで十分だと思う。
私が買った問題集といえば、過去問とセンター試験対策の参考書
しかない。無闇に手を出さずに、浦高に全てを任せて受験に
立ち向かうのも一つの手だと思う。
 浦高には素晴らしい先生も多く、素晴らしい仲間もいて、
素晴らしい環境もある。浦高は埼玉県のトップクラスの集まりだが、
その能力の伸びもNo.1だと思う。浦高で受からなかったのなら、
他の学校で受かるはずがない。 
決して焦らず、自分を信じてやるだけです。がんばれ浦高生!    

(以上)

「浦和」は「有名進学塾」なみの厳しいカリキュラムのようです。

でも、カリキュラムを消化できた生徒は「ごく一部」です。

よねには「カリキュラム」を信じるより、
「自分にあった勉強法を、自分で考える」ことのほうが
よほど大切にみえます。

「偏差値の高い」高校に行っても、「よい大学」は約束されません。
最後は、「自分」なのです。
ならば、「自宅近くの楽しそうな高校」の方がよさそうです。

もちろん、「楽しい高校」は進学実績が悪いので、
周囲に流されて「自分には無理」とあきらめてしまうかも。
でも、「意識格差」を乗り越えてください。
そのためにあるシュミレーションシリーズを書きました。

「自分にあった勉強法を、自分で考える」ことは難しい。
よねだって、一浪の時になって初めてできました。

だから中学校の子供をもつ(または予定)の親は、
一緒に勉強法を考えてあげてください。

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なぜ勉強するのだろう?

2007-03-11 10:26:06 | その他
「中学生からの勉強法」(文藝春秋社)より抜粋。
 *小生による省略・改変あり。

(引用開始)

【わかることの喜び】
授業で先生が何を話しているかわからないということは、
とても苦しいことですよね。
でも、わかるようになれば、学校はもっともっと楽しくなり、
生活に『はり』がでてきます。

【勉強することですきなことが見つかる】
小学校では、学級担任の先生が、全ての授業をしました。
中学校では、数学なら数学の、国語なら国語の教科担任の先生が
教えてくれます。
小学校と比べ、それだけ専門的になったということです。
その中で、自分が好きだと思うことがでてくるはずです。

【よい高校、よい大学】
よい高校、よい大学に行っても、意味がないと思うかもしれません。
現代は、まず会社に入社することが大変で、入社したらしたで、
会社が潰れて、職をうしなうかもしれません。
こうした時代に何をもっていれば、生き抜いていけるのでしょう。

それは「お勉強」の方法です。あなたが自分で計画を立て、
筋道をたてて考えることができ、そのことを人に伝えることが
できれば、自然と道はひらけてきます。

【勉強することでだまされなくなる】
科学というのは、Aという人がやっても、Bという人がやっても、
同じ結果になることを積み上げてきました。
これを「再現性」といいます。
「再現性」のないのは「ニセ科学」です。

「波動をおよぼした水は美容によい」、なんだか科学的です。
しかし、それは売りつける人がそう言っているだけです。

世の中には「ニセ科学」が多いのですが、学校の理科を勉強して
いくなかで、科学とは何かという批評の目が育ってきます。

【人間の知の歴史を追体験できる】
昔のヨーロッパでは、太陽や月、星が地球の周りを回っていると
信じられていました。これを「天動説」といいます。
400年前、望遠鏡を発明した人は、「金星の満ち欠け」を観察しました
金星の満ち欠けは月の満ち欠けと違っていました。
金星は、満ちているとき大きく、欠けているとき小さく見えます。

実は、これは「天動説」を否定する証拠だったのです。
この現象は、太陽の周りを、地球や金星が回っていることで、
説明ができます。これを「地動説」といいます。

「天動説」はキリスト教の「聖書」にかかれており、
昔のヨーロッパでは、「聖書」にかかれていることを否定することは
許されざる行為だったのです。
そのため、その人=ガリレオ・ガリレイは生涯幽閉されます。

「金星の満ち欠け」を学ぶとき、生涯幽閉という犠牲を払って、
科学の進歩の1歩を歩いた、ガリレオ・ガリレイの発見と感動を
追体験していることになるのです。

最後にガリレオ・ガリレイはいいました。
『それでも地球が動いている』

(引用終了)
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