幼い頃から夢を視ることが多く、現れて来る現象に意味も判らず怯えていた。祖母に話すと、不思議なこともあると聴いてくれた。近くには妙見山があり、葛の葉に遭う安倍清明が密かに通路とされ笹竹に覆われ獣しか通れなくも。
今でこそ陰陽師や時代の検証にて諸説あるが、こどもの頃は恐怖しかない。冬の最中、狐火が灯ることもあり下の厠に行くのさえ我慢。お使いに豆腐と揚げを篭に帰宅時、差し出した中に揚げはないのも常でお稲荷さんお供忘れず。
夢に現れる顔が決まっており、どうしてかは不明なのを祖母に問えば不可思議なことを云われた。兄や妹からは散々に莫迦にされ、邪魔者扱い。祖母が亡くなる前に、その人とは前世で一緒であるが現世には結ばれぬと告げられた。
眼差し・穏かさ満ちた顔は、時を経ても変わらず。人には命を与えられ使命があると気づき、果たさねば還れないとも。森羅万象の訓え、心して努め導きに抗わねば逝けることと覚る。何と永く、短くもあるかと往々にして祈りおく為り。
枇杷葉の繁り、自然の営み携われば殊更に有難く想える。一日を無事に過ごせ、他人と比べず自らを清め不平不満なく感謝。Aさんちから水の復活、数字と波動の高まりとなり運気上昇続き留める。