昨夜は、静寂さに、職場へ連絡を入れたが、時間が不味く応答無し。明け方、異様に明るさを感じて起きれば、眼を剥く雪景色。自宅から県道は目前だが、雪掻きをしなければ出られない。然も依然として雪が降りて来ている。寒さはあまり思わないものの、しっかり着込む。
勤務先に連絡を入れたものの、歩いていくべきか悩む。帰宅できるかが問題。リエさんに電話する。あちらも雪らしい。週末なのでありがたいとのことだが、こっちはそうもいかない。同僚から連絡が入り、勤務できるか怪しいことを伝える。雪は止まないで降るしきっている。
雪掻きである。枇杷葉の枝が撓れているのを、箒で起こす。えれぇこっちゃ。今晩に凍結すれば更なるアクシデントが加わる。そこに天の助けがかかる。月曜日まで休め、という指令にほっとする。同僚の一人が泊まりこんで対応するらしい。厭、自宅に帰れない状況らしい。
雪掻きも、東北の方々にはお叱りを受けそうだが、多かだか10cm程の積雪に往生する。指は冷たい、腰は痛い。慣れればできるということでもない。毎日の苦労が忍ばれる。流石に気落ちして、ストーブに手をかざす。さて、時間ができたが何に使うか。先ず、読書をしよう。
介護福祉士のテキストも読み返そう。急な休みに悲喜交々だ。捨てる神あれば、拾う神有り。有意義な活用に充てよう。昨日の裁断をした布を縫う手もある。暦には、裁縫に吉とある。暫し雪掻きに手間取っていたので、早昼が来ている。図書館に、本の予約も入れておこう。
この後、事態は急変する。何と午後には青空が広がって、雪が溶け始めた。休みは返上。それでも今日のところは変わりなく、炬燵に入って裁縫となる。雪掻きで冷たくなった足を突っ込む。普段、使っていない体の部位が痛い。年齢も加わるので無理ができないことを知る。
ペテロの葬列。読破。結末のどんでん返しに絶句。これって、そりゃないよ。ちょっとどうかと想うなぁ。まあこれくらいの嘘つきでないと、小説ではないのだろう。でも、らしくない終わり方なんだ。肩凝っちゃったな、久々に。という感じなのよ。介護の記述があるだけに残念なの。
昨夏の収穫の枇杷葉の実。たくさんの実に、リエさんを始め送った。自然のままで、無農薬が味わい深い。難点は粒が小さいこと。