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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

海の王の怒り

2011年07月19日 | Weblog

 蜂が忙しく巣を作っていた。然も、低い場所で、風を避けられる所だ。こういった年には、台風が多い。同時に、その勢力も強い。自然に生かされ、自然を相手にする者には、本能で察知できる力が働くのだ。それに気づく者は、不思議を信じるか、知恵や探究心かもしれない。

 自然に抗うことなく、風や水や、太陽の光の様に任せている。人間は、何処でその掟に逆らってしまったのであろうか。地球にとっての生命維持は、人間のためではない。太陽系を廻るシステムを壊さないように、或いは連携していくために、秩序の移行が行なわれる。

 再生しよう。このままでは危険だ。人間は増え過ぎた。このままでは滅んでしまう。自然の掟に立ち向かおうと、阿修羅王は戦う。導師と供に、失う物が全てであっても、世界の終りに繋がっていこうとも。『百億の昼と千億の夜と』 阿修羅王に遭いにいこう。

 物語を紡ぐのは、人間でありながら、その実、地球そのもの。言い換えれば、神の意識の中に存在する、小さな点に過ぎないのだ。あらゆる試練に耐える者が残る。或いは無欲な者が生きられるか、欲で固まった者故、その生き方を、問われているのかもしれない。

 枇杷葉に雨がかかる。実を採った後の葉は、栄養分がなくなって、黄色になり落ちている。網目状になっているのは、蛾の幼虫が養分を吸い、育っている。先日、通りすがりに腕を刺され、指で捕ろうとした。途端に激しい痛みが襲った。指先に火がついたような痛みだ。

 枇杷葉エキスをつけたが治まらない。種のエキスにした。数秒後に落ち着いた。この効き目は凄い。痒みはおろか、痛みさえ感じない。指先の痛みは、チリチリしたものに変わり、すっと潮が引くように消えたのだ。おっどろいた!!これって、楪毒蛾の幼虫かな?

 PCをしている傍に来て、微妙だにしない。この直後、すっと顔を上げた。口を開けて何か喋った。聴き返そうとして膝をついて抱き起こした。よほど苦しかったのか、手の甲を噛んできた。痛くはなかった。「銀河!」の呼びかけにも応えず、両手の中でくっと啼いて逝った。

コメント
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