今朝、はっきりと聴こえた鶯の鳴き声。『ケチョ・・・』の声はもうずい分と前からしていたが、『ホーホケキョ』にはなっていなかった。鳴き声が近いので探すと、枇杷の木に来ていた。枇杷葉の濃い緑に溶け合うように止まっている。外に行くと驚いて飛び立った。
蕗の薹も土の中から出て来ている。蓬も心細さそうに覗いて来た。星の瞳が田んぼの際に咲いている。仏の座も咲き出した。梅は満開になっている。マンサクが咲き、辛夷や木蓮が膨らんできている。水仙も寒さの中に咲き零れる。雪が時々舞っている。
寒さが厳しい今年ですが、季節は廻ってくるのですね。人々の知恵と勇気を、神さまは試しているのでしょうか?昨夜は、何だか不思議な世界に往っていました。夢なのか、幻なのか、来るべき世界の予兆でしょうか。そこには誰も居ませんでした。深閑とした虚無な世界です。
今年の枇杷葉は、その殆どの葉が、霜に焼けてしまい、赤くなってしまった。寒冷紗をかけている、長崎の茂木枇杷だけが無事です。20本近い枇杷葉を、冬の間だけ、室内に取り込むのは、地植や大きくなっているのもあって無理です。鉢植えも、場所を取るから全部は入らない。
鉢植えを軒下に移動して、寒冷紗をかけておけばいいようにも思うが、洗濯物や布団が干せない。暖かで、雨量が程ほどにある土地がいい。そうなると私が難儀をする。引っ越さねばならない。生活の全てが変わる。夏への扉は、何処かにないものか。
今日も、小雪がちらついて、寒い日になった。Aさんの手当てが済み、帰宅途中から、左の腰が痛み始めた。暫く、我慢していたが、明日の勤務を思い、枇杷葉温圧療法をしている。蒟蒻の程好い熱さが、体に入っていく。寒いと筋肉が痙攣を起こすのか?
種から育てたパンジー。思いの外、いろんな色が咲いたよ。