title : MtFuji_around
yyyy/mm : 2007/11
memo : 天空は、見渡す限りの青空。推定標高300mの公園から、晩秋の富士を眺める。題名は「宇治拾遺」の語感で遊ぶ。
【写真】画面中央に富士。手を加えたのは、上下の切取り、ガンマ50%だけ。同前。
title : MtFuji_in_late_fall
yyyy/mm : 2007/11
memo : 晩秋の富士山。目に見えて少雪化が進んでいる。幼孫はしきりに「こおりがとけちゃうよ」と言うと。
【写真】車を駆って、展望公園で、きのう。夕方には雲もなくなり、半月も早めに出勤して来た。
2007-1121-yts495
留まれりと見らるるまでにうつしよを
たゆたひ流す桂川かな 悠山人
○短歌写真、詠む。
〇古き世を切取りて眺む。「留む」の読みは、「とどむ」なれど、字余りを逃れて「とむ」をよしとす。「うつしよ」に、「(風景の)写し」と「現世」を掛け、そのほか、縁語を並べた。
□短写495 とまれりと みらるるまでに うつしよを
たゆたひながす かつらがはかな
【写真】渡月橋の南隣、渡月小橋からの撮影。嵐山公園は左手。なお渡月橋の欄干のところどころに、「左側通行」の文字が無粋に立ててあって、観光客が羊のように諾諾とそれに従っていた(去年来たときには、なかったような気がする。このブログにも載せたが、記憶違いかな? 後日確認の予定。)
【memo】芸術座の新装・新名称について…けさの読売にあって朝日になし(いずれも東本版)。一ペイジ全面に、<あの「芸術座」が「シアタークリエ」に…生まれ変わってついにオープン!!>の、大見出し広告。またまたカタカナ名。Courier(使者)とどういう関係かな、と思ったら、 「クリエ」は creation とのこと。初日は年明けの七日。広告本文の出だしに、「あるギリシャ悲喜劇の中から選び抜かれた20のセリフ・・・が、[フォワイェに]古代ギリシャ文字で刻まれている。」とあるが、これは楽しみだ。
2007-1120-yts494
静まれる難波の川に飽かざれば
ゆるりと朝の日の出づるらん 悠山人
○短歌写真、詠む。
〇難波は川の都。それに朝日が遅い。「あく」も掛詞の常套句で、この場合も何通りもの可能性がある。しかしここでは、ただ「ゆるり」が、「川(の流れ)」「日の出」、それにゆったりとした心情に掛かる。
□短写494 しづまれる なにはのかはに あかざれば
ゆるりとあさの ひのいづるらん
【写真】写真では分からないが、左が海で右が市内。上げ潮の最中。ホテルの自室から。
猿丸の
詠ひし秋の
子鹿かな 悠山人
○俳句写真、詠む。
○雑踏は大仏殿入口まで。そこからは急に静かになる。戒壇院への緩やかな坂を下ると、鹿の鳴き声が聞えてきた。幻のような気がした。猿丸太夫の歌は
奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の
こゑ聞く時ぞ 秋は悲しき 古今集215、百人一首005。
□俳写179 さるまるの うたひしあきの こじかかな
【写真】弁天池(南大門へ向かって右手前)の畔で。
title : Tohdaiji_tpl_Daibutsuden
yyyy/mm : 2007/11
memo : 東大寺金堂が本名で、通名は大仏殿(「奈良の大仏さん」)。
【写真】何回来ても、溜息の出る美である。
title : Tohdaiji_tpl_Nandaimon
yyyy/mm : 2007/11
memo : 紅葉もようやく、見られるようになって来た。
【写真】南大門の扁額には「大華厳寺」。
2007-1119-yim428
title : Tohdaiji_tpl_WH
yyyy/mm : 2007/11
memo : 東大寺は1998年に、ユネスコ世界遺産(UNESCO's World Heritage)へとうろくされた。その記念碑が正面入口右手にある。金釘流の文字は莫山?。華厳宗となってはいるが、本来は南都六宗の兼学寺院だった。
【写真】4:3の画面にぴたり収まる。
千年ふり小雨に煙る東大寺
今は世界の遺産なりしや 悠山人
○短歌写真、詠む。
〇雨なのにこの人の波。平日は少ないはずの修学旅行生も、教育の歪みを受けてか、かなり多い。外国人も、世界遺産になってからさらに増えたと。「ふり」は「経り」「降り」と、いつのも掛詞。
□短写493 ちとせふり こさめにけぶる とうだいじ
いまはせかいの いさんなりしや
【写真】撮影時には、激しく降ったから、少しばかり南大門で雨宿り。