悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真180 行く秋を

2007-11-22 02:35:00 | 俳句写真
2007-1122-yhs180
行く秋を
あかくかがよひ
惜しむかな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○目に飛び込んだ真っ赤な秋。
□俳写180 ゆくあきを あかくかがよひ をしむかな
【写真】同前、駐車場で。

image432 富士周囲

2007-11-22 02:25:00 | images
2007-1122-yim432
title : MtFuji_around
yyyy/mm : 2007/11
memo : 天空は、見渡す限りの青空。推定標高300mの公園から、晩秋の富士を眺める。題名は「宇治拾遺」の語感で遊ぶ。
【写真】画面中央に富士。手を加えたのは、上下の切取り、ガンマ50%だけ。同前。

image431 富士晩秋

2007-11-22 02:20:00 | images
2007-1122-yim431
title : MtFuji_in_late_fall
yyyy/mm : 2007/11
memo : 晩秋の富士山。目に見えて少雪化が進んでいる。幼孫はしきりに「こおりがとけちゃうよ」と言うと。
【写真】車を駆って、展望公園で、きのう。夕方には雲もなくなり、半月も早めに出勤して来た。

短歌写真495 留まれりと

2007-11-21 02:10:00 | 短歌写真

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留まれりと見らるるまでにうつしよを
たゆたひ流す桂川かな   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇古き世を切取りて眺む。「留む」の読みは、「とどむ」なれど、字余りを逃れて「とむ」をよしとす。「うつしよ」に、「(風景の)写し」と「現世」を掛け、そのほか、縁語を並べた。

□短写495 とまれりと みらるるまでに うつしよを
        たゆたひながす かつらがはかな
【写真】渡月橋の南隣、渡月小橋からの撮影。嵐山公園は左手。なお渡月橋の欄干のところどころに、「左側通行」の文字が無粋に立ててあって、観光客が羊のように諾諾とそれに従っていた(去年来たときには、なかったような気がする。このブログにも載せたが、記憶違いかな? 後日確認の予定。)
【memo】芸術座の新装・新名称について…けさの読売にあって朝日になし(いずれも東本版)。一ペイジ全面に、<あの「芸術座」が「シアタークリエ」に…生まれ変わってついにオープン!!>の、大見出し広告。またまたカタカナ名。Courier(使者)とどういう関係かな、と思ったら、 「クリエ」は creation とのこと。初日は年明けの七日。広告本文の出だしに、「あるギリシャ悲喜劇の中から選び抜かれた20のセリフ・・・が、[フォワイェに]古代ギリシャ文字で刻まれている。」とあるが、これは楽しみだ。


短歌写真494 静まれる

2007-11-20 06:10:00 | 短歌写真

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静まれる難波の川に飽かざれば
ゆるりと朝の日の出づるらん   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇難波は川の都。それに朝日が遅い。「あく」も掛詞の常套句で、この場合も何通りもの可能性がある。しかしここでは、ただ「ゆるり」が、「川(の流れ)」「日の出」、それにゆったりとした心情に掛かる。

□短写494 しづまれる なにはのかはに あかざれば
        ゆるりとあさの ひのいづるらん
【写真】写真では分からないが、左が海で右が市内。上げ潮の最中。ホテルの自室から。


俳句写真179 猿丸の

2007-11-20 05:00:00 | 俳句写真
2007-1120-yhs179
猿丸の
詠ひし秋の
子鹿かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○雑踏は大仏殿入口まで。そこからは急に静かになる。戒壇院への緩やかな坂を下ると、鹿の鳴き声が聞えてきた。幻のような気がした。猿丸太夫の歌は
  奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の
  こゑ聞く時ぞ 秋は悲しき  古今集215、百人一首005。
□俳写179 さるまるの うたひしあきの こじかかな
【写真】弁天池(南大門へ向かって右手前)の畔で。

image428 東大寺-世界遺産碑

2007-11-19 04:20:00 | images

2007-1119-yim428
title : Tohdaiji_tpl_WH
yyyy/mm : 2007/11
memo : 東大寺は1998年に、ユネスコ世界遺産(UNESCO's World Heritage)へとうろくされた。その記念碑が正面入口右手にある。金釘流の文字は莫
山?。華厳宗となってはいるが、本来は南都六宗の兼学寺院だった。
【写真】4:3の画面にぴたり収まる。


短歌写真493 千年ふり

2007-11-18 05:00:00 | 短歌写真
2007-1118-yts493
千年ふり小雨に煙る東大寺
今は世界の遺産なりしや   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇雨なのにこの人の波。平日は少ないはずの修学旅行生も、教育の歪みを受けてか、かなり多い。外国人も、世界遺産になってからさらに増えたと。「ふり」は「経り」「降り」と、いつのも掛詞。

□短写493 ちとせふり こさめにけぶる とうだいじ
        いまはせかいの いさんなりしや
【写真】撮影時には、激しく降ったから、少しばかり南大門で雨宿り。