悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真492 トロッコに

2007-11-16 00:45:00 | 短歌写真
2007-1116-yts492
トロッコに乗りて眺むる嵯峨野辺は
未だもみぢに染まらざるなり   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇ことしは紅葉がとくに遅れ、もしかしたらそれなしのまま、冬になりそう。眼下には、木津川下りの舟がよく見える。

□短写492 トロッコに のりてながむる さがのへは
        いまだもみぢに そまらざるなり
【写真】電車の進行も川の流れも、左から右。トロッコ電車であることを示すために、画面下の金属枠を残してある。全体のコントは少し強め。

俳句写真177 青苔に

2007-11-16 00:40:00 | 俳句写真

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青苔に
篭るる寺の
閑かなり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○『古語辞典』の見出し語は、「閑かさ」ではなく、「や」が付く。初案「山寺や石にしみつく蝉の声」、再案「さびしさや岩にしみ込む蝉の声」、と来て、あの芭蕉の句が出来たとある。「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」。
□俳写177 あをごけに こもるるてらの しづかなり
【写真】寺は右手奥にある。しっとり小雨に濡れて、苔も生き生き。奈良・
菩提山正暦寺(しょうりゃくじ)で。