悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真494 静まれる

2007-11-20 06:10:00 | 短歌写真

2007-1120-yts494
静まれる難波の川に飽かざれば
ゆるりと朝の日の出づるらん   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇難波は川の都。それに朝日が遅い。「あく」も掛詞の常套句で、この場合も何通りもの可能性がある。しかしここでは、ただ「ゆるり」が、「川(の流れ)」「日の出」、それにゆったりとした心情に掛かる。

□短写494 しづまれる なにはのかはに あかざれば
        ゆるりとあさの ひのいづるらん
【写真】写真では分からないが、左が海で右が市内。上げ潮の最中。ホテルの自室から。


俳句写真179 猿丸の

2007-11-20 05:00:00 | 俳句写真
2007-1120-yhs179
猿丸の
詠ひし秋の
子鹿かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○雑踏は大仏殿入口まで。そこからは急に静かになる。戒壇院への緩やかな坂を下ると、鹿の鳴き声が聞えてきた。幻のような気がした。猿丸太夫の歌は
  奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の
  こゑ聞く時ぞ 秋は悲しき  古今集215、百人一首005。
□俳写179 さるまるの うたひしあきの こじかかな
【写真】弁天池(南大門へ向かって右手前)の畔で。