悠山人の新古今

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万葉擬歌1535 見ゆるやら

2014-10-29 03:00:00 | 短歌写真

万葉擬歌1535 見ゆるやら

【歌】見ゆるやら見えざるやらと待つ間にも 面はおぼろに秋風の吹く  悠山人 万葉擬歌一五三五
【訓】みゆるやら みえざるやらと まつまにも おもはおぼろに あきかぜのふく

【釈】お見えになるはずなのに、どうなさったのか。いつの間にかお顔もぼんやり、秋風ですね。
【注】恋しい相手を待ち続ける、切ない女ごころ。原歌は男性作者による女歌設定。

万葉短歌1535 我が背子を1399

我が背子をいつぞ今かと待つなへに 面やは見えむ秋の風吹く  藤原宇合 万葉短歌一五三五
わがせこをいつぞいまかとまつなへに おもやはみえむあきのかぜふく
[別ブログ「万葉短歌-悠山人編」2014年10月29日条参照。]http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20141029