2007-0427-yis147
本当は添えて葬る形見衣
名だけ残ってただ悲しいわ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○これも長い。「小式部内侍うせて後、上東門院としごろたまはりける衣を、なきあとにもつかはしたりけるに、小式部内侍とかきつけられたりけるを見て」。皇后さまか娘に賜った衣を、娘の形見として、そのまま母の私に下された。何年か経ってあらためて見ると、娘の名が書かれたまま。本来なら亡骸に添えて、朽ち果てているはずなのに、こうして衣とともにあの子の名が残っている。それを見るのは、何て悲しいことかしら。
¶としごろ(年頃)=「長年。長年の間。この何年もの間。数年来。」(旺文版『古語辞典』)
□和147:もろともに こけのしたには くちずして
うづもれぬなを みるぞかなしき
□悠147:ほんとうは そえてほうむる かたみぎぬ
なだけのこって ただかなしいわ
2007-0427-yts334
棘もなく薫もなきにこの花は
木の香の薔薇となぞ言はれたる 悠山人
○短歌写真、詠む。
○ブログ生活を始めてから、花名調べで教わることも、非常に多い。この花は、黄木香薔薇(きもっこうばら)。白木香、一重、八重、Lady Banks' Rose、Rosa banksiae などなど、電網記事は賑やか。有名人の一人が、これを「御印」として、注目された。
□短写334 とげもなく かをりもなきに このはなは
きのかのばらと なぞいはれたる
【写真】きのうは久し振りの青空。自宅で。
棘もなく薫もなきにこの花は
木の香の薔薇となぞ言はれたる 悠山人
○短歌写真、詠む。
○ブログ生活を始めてから、花名調べで教わることも、非常に多い。この花は、黄木香薔薇(きもっこうばら)。白木香、一重、八重、Lady Banks' Rose、Rosa banksiae などなど、電網記事は賑やか。有名人の一人が、これを「御印」として、注目された。
□短写334 とげもなく かをりもなきに このはなは
きのかのばらと なぞいはれたる
【写真】きのうは久し振りの青空。自宅で。
2007-0427-yhs092
青空に
枝垂紅葉の
鮮やげり 悠山人
○俳句写真、詠む。
○枝垂紅葉(しだれもみじ)。糸紅葉(いともみじ)。
¶鮮(あざ)やぐ=「(色などが)はっきりしていて目立つ。鮮やかになる。きわだつ。」(『古語辞典』)
□俳写092 あをぞらに しだれもみぢの あざやげり
【写真】これも自宅で。
【memo】先日の「ミッド」タウンに続いて、きょう(11時)は新丸(むしろ「新」新丸)開業。五分間で入場制限とか。ところで、あそこは敗戦時は巨大な貯水池だったと、goo の記事に教わった。
青空に
枝垂紅葉の
鮮やげり 悠山人
○俳句写真、詠む。
○枝垂紅葉(しだれもみじ)。糸紅葉(いともみじ)。
¶鮮(あざ)やぐ=「(色などが)はっきりしていて目立つ。鮮やかになる。きわだつ。」(『古語辞典』)
□俳写092 あをぞらに しだれもみぢの あざやげり
【写真】これも自宅で。
【memo】先日の「ミッド」タウンに続いて、きょう(11時)は新丸(むしろ「新」新丸)開業。五分間で入場制限とか。ところで、あそこは敗戦時は巨大な貯水池だったと、goo の記事に教わった。