悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集122 鹿が鳴く

2007-04-02 07:10:00 | 和泉式部集
2007-0402-yis122
鹿が鳴く声がしきりに聞えるわ
今宵の命と知っているのね   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○詞書には、「丹後の国にて、保昌、明日狩せん、と言ひける夜、鹿のなくを聞きて」
¶保昌=藤原保昌(ふじわらの やすまさ。旧 ふじはらの~)。「(958~1036) 和泉式部の最後の夫。治安三年(1023)ごろ丹後守。」(新潮版) 丹後国は現在の京都府北部。
□和122:ことわりや いかでかし
かの なかざらん
      こよひばかりの いのちとおもひて
□悠122:しかがなく こえがしきりに きこえるわ
      こよいのいのちと しっているのね

俳句写真077 修験者は

2007-04-02 07:00:00 | 俳句写真
2007-0402-yhs077
修験者は
いかに見ゆらん
吉野紅
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○吉野紅桜(よしのべにざくら)。染井に比べて吉野の妖艶な紅赤。吉野紅と聞くと、いつも修験道との対比で思い出され、詠み手としては興趣が湧く。
□俳写077 しゅげんじゃは いかにみゆらん よしのべに
【写真】きのうの日曜日。吉野紅が並ぶみつぎ川の土手は、一挙に満開になっていて、それに半曇りでもあったし、写真としてはいい出来ではないが、せっかくなので、何枚かULする。