2006-1118-yis018
もやもやと悲しい気持ちの秋霧が
心の中に立ったのかしら 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「霧を」。このごろ気持ちがすっきりしないのよ。もしかして、毎日の秋霧が、心の中にまで立ったのかしら。としたら、なかなか晴れ上がらないわね。
¶は(晴)れずのみ=晴れないという状態がずっと続いている。
¶秋霧=古語辞典での扱いは、枕詞としての「秋霧の」。「霧が立つ」から、立田山へ。「旅に立つ」から、「秋霧のたつ旅衣」(新古今)。「霧が晴れる」から、「秋霧の晴るる時」(古今)。(用例は旺文版を参照した。) 名詞見出しは、旺文版・広辞苑ともにない。
□和018:はれずのみ ものぞかなしき あきぎりは
こころのうちに たつにやあるらん
□悠018:もやもやと かなしいきもちの あきぎりが
こころのなかに たったのかしら
もやもやと悲しい気持ちの秋霧が
心の中に立ったのかしら 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「霧を」。このごろ気持ちがすっきりしないのよ。もしかして、毎日の秋霧が、心の中にまで立ったのかしら。としたら、なかなか晴れ上がらないわね。
¶は(晴)れずのみ=晴れないという状態がずっと続いている。
¶秋霧=古語辞典での扱いは、枕詞としての「秋霧の」。「霧が立つ」から、立田山へ。「旅に立つ」から、「秋霧のたつ旅衣」(新古今)。「霧が晴れる」から、「秋霧の晴るる時」(古今)。(用例は旺文版を参照した。) 名詞見出しは、旺文版・広辞苑ともにない。
□和018:はれずのみ ものぞかなしき あきぎりは
こころのうちに たつにやあるらん
□悠018:もやもやと かなしいきもちの あきぎりが
こころのなかに たったのかしら