社名

2009年04月25日 10時29分50秒 | 自分の意見の陳述
私はおもに経済関係の記事を読んで自分の英語能力をはぐくんできたと思っていますが、社名については、英文記事ではふつう最初は正式の名称を記し、以降は簡略化します。例えばトヨタの場合は、最初Toyota Motor Corporation であとはToyota です。この流儀で行くと、社名が出てくるときは、正式の社名をおさえたほうがいいと思います。それはGoogle で検索可能です。実際の通訳の本番では、わからない時は、簡略形式で行くしかないでしょうが。
通訳の現場で一番大事なのは、情報を適格に把握する能力でしょう。すなわち、情報で提示される内容で、登場人物(主体)と場所をおさえる。あとは登場人物間の関係。表現すべき関係がはっきりしているのに、表現できなければ、それは英語能力が不十分ということです。ですが、もし不十分だと認識できれば、その表現方法を探せばいいわけです。不十分の認識があり、そのあと苦労して覚えた表現方法は、これまた私の言い方でいえば、自分なりに肉体化された表現なので忘れない。
英語が出来るできないという、一般論を言うよりも、その種の具体的な、営みが、英語能力の伸長には重要なのです。外国で暮らして英語がうまくなるということは、例えば、そうした事の繰り返しではないでしょうか。そのことは国内でも出来るのです。

from today's Nikkei

2009年04月25日 09時27分34秒 | 新聞記事から
三井住友に優先交渉権 日興コーディアル買収 米シティ 来月合意目指す 5000億円提示

On Friday it was learned that Citigroup had given a negoatiation priority to Sumitomo Mitsui Financial Group regarding the deal of selling out most of the businesses of its subsidiaries,Nikko Cordial and Nikko Citigroup.The deal scale in terms of value is estimated around 500 billion yen,according to the proposal from Sumitomo Mitsui. They are going to enter into the final negotiation for reaching an agreement next month or later.

参考:記事の見出ししか記していないが、実際は記事のリード部分を読んで訳している。こうした場合に情報を整理する方法とすれば、内容が、例えば黒板に図示できるようであれば、いい。内容が明確でないと、黒板に図示出来ない。頭の中で黒板に絵を描く感じである。そのときに、何を描くのか。まず登場人物である。今日の記事でいえば、米シティと三井住友の二人です。これに日興シティグループ証券と日興コーディアル証券がある。で、問題は、シティと三井住友の関係です。それだけである。次に場所です。時間的概念も場所として整理する。ここでは、現在の話だが、気にすべき場所概念、時間的概念は、来月またはそれ以降、ということです。この整理が出来ないと、記事で示された内容に等位の英文は書けない。英文はいろいろの言い方があってもいいと思う。