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護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

教育基本法の改正

2006年10月22日 11時29分01秒 | 政治・社会
 安倍首相はえらく教育基本法の改正に熱心だ。

 私たちは法律には全く疎く、子育てが終わり二人の娘がそれぞれ、そこそこの所へ嫁ぎそこそこの生活をしていると、教育と云うものが遥か彼方にあるような気がしてしまっている。

 ただ、孫たちは、親としての責任がないのか但可愛がるのみだが、人間として基本的な躾だけは気をつけている。ひとつ今の世の中を見ていると孫たちが一人前に成った時に、昔の様に戦争に巻き込まれないか。地球の自然がどうなっているか、自分が死んだ後の事まで心配するのは、私が戦争ため両親を亡くしているからだろう。

 教育基本法は昭和22年(1947)に公布施行され「個人の尊重を重んじ、真理と平和を希求する人間を育てる教育を」と宣言している全文と11条しかない短い法律らしい。

 私たちは戦前の教育を受けた。当時は教育勅語を基本に教育されたのだが、それが軍国主義だとして教育基本法が生まれたらしい。
 しかし私は教育勅語の中は良いことも言われている処もある。

 その一つ、父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ。等は戦後これが全く無くなって親殺し子殺し、人間の持っている本能、陰湿な部分が現れた結果が現在の世の中だと最近は感じている。
 といって教育勅語が良いというのではないが、何でもかんでも昔の教育は悪いと言うのは納得できない。

 先日、教育基本法改正案の主な相違点が新聞に出ていた。私たちは全文出されてもその判断が難しいが此の様に端的に書かれているとよく分かる。
              
愛国心では
・郷土を愛する態度を養う・とあるが、愛国心などは押し付けて育つものではない。日本の国政を担う政治家・官僚・財界・日本を導いていく階層が清く正しく日本の国を導いていくと、国民は自然に国を愛するようになるのであり、戦前、愛国心教育を押し付けられ、それが身に染みて生きてきた老人でも現在の日本を心から愛することはできない。
 
 議員や官僚が必要以上贅沢且つ世間から見ると十分の一の家賃の宿舎を建設する。国民の税金や積立金の横領とも思える無駄遣い。経済界、企業も談合や脱税して修正申告。その社会悪が地方都市まで広がっているのを目の当たりに見せつけられると、自分の住んでいる町内は愛せても国を愛する気持ちは湧かない。
 このような気持ちはセレブに育った首相には分からないだろう。だから此の様な抽象的なことしか書けないのだろう。

男女共学
 改正案では記述なしとある。これに関して共学が良いのか悪いのか分からない。電車の中で平気で長々とお化粧している姿を見ると、男女共学は羞恥心をなくなすのかなと感じているだけ。

不当な支配
 教育は、不当な支配に服することなくこの法律および他の法律の定めるところにより行われるべき
 とあるが。? 今の教育界を見ていると、文部科学省と教育委員会が不当に教育界を支配を続けたのが,現場の教育者に混乱が生じていると私は感じている。  

 教育は生きていて刻々と成長して変わっていく。教員免許も更新するらしい。しかし行政は自分達の失敗を全部現場の教師に転化する姿勢は納得いかない。