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名馬列伝 1:「皇帝」と呼ばれた奇蹄目ウマ科

2004年09月05日 | スポーツ
日曜日のテーマは『スポーツ』です。
スポーツとうたいながら競馬とWWEの話題以外書いた記憶がありません。そんなわけで今回もテーマは「競馬」。武豊伝説はネタが底を突きかけたので中止し、名馬列伝をお送りいたします。

「日本競馬史上最強馬は誰か?」こんなアンケートがあったら、まず間違いなく1位になると思われるサラブレッドは「シンボリルドルフ」でしょう。
通算成績16戦13勝 G1レース7勝 三冠制覇・・・その完全無欠の強さから「皇帝」とまで呼ばれたのが、シンボリルドルフです。

「皇帝」にはその強さを物語る数多くのエピソードがあります。そのうちの1つを紹介しましょう。

『予告された三冠』
サラブレッドには、一生で一度しか挑めないレースがいくつかあります。その中でも最高峰が、3歳の若駒だけが戦うことを許された皐月賞・日本ダービー・菊花賞の3レースで、この3つを制した者は「三冠馬」と称されます。史上5頭しか誕生していないこの三冠馬の1頭が、シンボリルドルフです。
そしてその偉業は予告されていました。

三冠レースの1つ目、皐月賞を制したときの記念写真で、シンボリルドルフにまたがる岡部幸雄騎手は人さし指を立てて見せました。
あれはナンバーワンの意味だろうと、当時はあまり気にはされませんでしたが、日本ダービー勝利後の記念撮影で岡部が指を2本立てたことで人々は指の真の意味を悟りました。
「三冠予告」
岡部は大胆にも、半年にもわたる長丁場の三冠レースの、1つ目の関門を突破した時点で偉業達成を予告したのです。
そして最後の菊花賞。ルドルフは栄冠に輝き、岡部幸雄は誇らしげに3本の指を天に向かって立てたのです。