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マンガ感想―『フラクション』駕籠真太郎

2010年11月29日 | マンガ

~あらすじ~
世間を騒がす「連続輪切り殺人」。その被害者は7人にのぼっていた。
だが犯人の東野はとまどう。最近立て続けに発見された3人は殺した覚えがなかったのだ。
一方、エログロマンガ家の駕籠真太郎は、連続輪切り殺人を題材に、叙述トリックを用いたマンガを描こうと思い立ち……。

~感想~
「叙述トリックをマンガで用いたらどうなるか?」をテーマに据えた野心作。第三回世界バカミス☆アワードに輝いた。
言うまでもなく叙述トリック物のミステリは、トリックがあることを予告しては威力が半減してしまうので、叙述トリックの傑作に出会えてもそれを広言できないものだ。
なかには折原一や中町信のように、叙述トリックが必ずあることを売りにしている作家もいるが、それはもはやデスマッチ専門のプロレスラーのようなもので、特殊なケースである。
しかしこの『フラクション』。作中でも堂々と叙述トリックに言及し、大胆にも「それをマンガで用いるならこんな手段がある」といくつも例を挙げながら、それでもなお読者の想像のはるか斜め上を行く、とんでもない叙述トリックを仕掛けてみせた。
ものすごくグロいので読者を選ぶが、叙述トリックファンは必読!


評価:★★★★ 8


バイバイ、WWEつづき

2010年11月22日 | スポーツ
・ヴァンス・アーチャー
そこそこイケメンでそこそこ大柄でそこそこ動けたが、他に特徴がなかったので解雇。
「上層部に高く評価されている」って噂が流れるとたいていすぐ解雇されるよね。たしかまだ若いんだし、もう少し様子を見てもよかったと思うけども。


・シャド
タッグチームが解散するとダメな方が解雇されるというパターンを何回くり返せば気が済むのか。
解散してもシングルでやっていけたのはせいぜいハーディーズかエジクリくらいで、ダメな方でもマット兄さんとクリスチャンという一流レスラーだったことをいいかげん思い出して欲しいものだ。
タッグ戦での動きを見ててもシャドはまだまだやれたはずなのに。相方のJTGの解雇も近いだろう。


・ルーク・ギャローズ
普段は口を半開きでぼーっとしているが、ゴングの音を聞くと暴れだす、という日本マットじゃ絶対アウトなギミックの頃はよかった。
ハゲでブサメンでデブなのになぜかかっこいい、またとないキャラだったのに。
CMパンツの相棒になって「前のギミックはヤク中だった」というやっぱり日本マットじゃ完全にアウトな設定にされたことだけは面白かったけども。
あとケインの悪の心が分離して生まれたもう一人の自分(?)マスク・ド・ケインの中の人だったことも僕らはきっと忘れない。
ジョーイ・マーキュリーはあと何日残れるかな?


バイバイ、WWE。何人かは2年内に戻ってきそうな気もするけども。

バイバイ、WWE

2010年11月21日 | スポーツ
先ごろ5人の解雇が発表されたので、テキトーに思い出を振り返ってみよう。

・ティファニー
デビュー一ヶ月ほどでなぜかECWのGMに抜擢されるも、ECWの終了後はレスラーに転向し鳴かず飛ばず、旦那のドリュー・マッキンタイアと夫婦喧嘩で警察を呼ばれて(どんな夫婦喧嘩だよ)謹慎させられて以来、姿を見せなかったがやはり解雇。
彼女のハイライトはECWラスト放送でかましたスピアーだろう。
受けたローザ・メンデスも上手かったが、あの豪快な当たりはこれまでエッジが出したどのスピアーをも上回っているようなインパクトだった。
あとプレイボーイに出演した頃の全裸動画が出回っていて、それもスピアーに勝るとも劣らないインパクトなので暇人は探すといいよ。


・ジリアン・ホール
顔に巨大なデキモノ(もちろん作り物)があるという意味不明なギミックを与えられ、プライベートでもデキモノを付けることを義務付けられていたという不遇のデビューを飾った。
デキモノギミックはブギーマンにデキモノを食べられることで終焉を迎え、試合をすることも増えたのだが、とうとう彼女の必殺技がなんだったのかわからないままWWEを去ってしまったのは残念だ。
っていうか必殺技が無いのに一瞬(数分)だけ女子王座を獲ったのはある意味すげえ。
「実は450スプラッシュが使える」という噂が流れていて、初披露したらケツから着地してしまい、封印することになったのも僕らは忘れない。

以下次号。

お茶にごす。

2010年11月20日 | 日常
ミステリと映画の感想がないときはネタ画像でお茶をにごしていますが、芸がないので連載記事でも再開しようかしら。

・ドカベン柔道編

・エストポリス伝記2日記

・龍騎兵団ダンザルブ日記

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