ジャックハマー

開店休業

基本的にシナを罵っているだけのレッスルマニア27感想 2

2011年04月19日 | スポーツ
・アンダーテイカー vs HHH
マッチメイクの唐突感がすごすぎるとか、テイカーを生き埋めにしたコアもケインも置いてけぼりなこと以前に、すでにHHHがテイカーに一回抹殺されてることに問題があると思うんだ。
中盤からは単なる必殺技の撃ち合いで、テイカーならボディブロー連打→レフェリー止めに入る→にらまれて場外へ逃げるとか飛びつきDDTとか、HHHならフェイスクラッシャーとかハーリー・レイスばりのハイニーとか、おなじみのムーブが全然出なかったのが惜しい。フィニッシュのヘルズゲートもいつにないもたつきだったし。
テイカーを再び長期欠場にする&大苦戦を描くための一発逆転劇は、HHHの芸の細かさのおかげで成立したが、祭典のテイカーの試合としては今ひとつだったか。


・トリッシュ&モリソン&スヌーキー vs レイクール&ジグラー
祭典にいちいち有名人を参戦させなくてもいいし、観客からも拒絶反応が出ていた。しかしスヌーキーのジリアンよりもキレのいい側転には歓声が。
モリソンとジグラーの扱いが酷すぎたが、トリッシュがストラタスファクション以外のだいたいのムーブを見せてくれただけで満足。全盛期ならレイクールごとき30秒で殺せる。それにしても老けたというか頬がこけたなトリッシュは。
……でも8人タッグとこれをやる時間があるならマネー・イン・ザ・バンクできたよな絶対。


・WWE王座戦 ミズ vs シナ
素朴な疑問なのだが糞シナの試合を見てビンスは激怒しないのだろうか。盛り上がるのは入場だけで、試合が始まったら「アトランタにこんなに静かな場所があるなんて!」という静まりっぷり。ものすごいグダグダ感あふれる試合なのはもちろん、ミズの中途半端な足払いに糞シナが遅れて気づき無様に転んだところなど、観客から失笑が漏れる始末。レッスルマニアのメイン戦で失笑って。

ミズでさえリアリティチェックがフィニッシャーでなくなったら繋ぎ技としてアレンジして使ったり、ベルトの掲げ方、アピールの仕方にミズなりの工夫を施しているのに、祭典の晴れ舞台でも糞シナと来たらいつもと全く同じ振る舞いをするだけ。大ブーイングの巻き起こる5ナックルシャッフルもいつも通りの展開をなぞるなんて、てめえにはピープルズエルボーをおちょくるムーブを混ぜる脳味噌も無いのかよ。技で目新しかったのはせいぜい力任せの投げっぱなしペンデュラムバックブリーカーくらいか。(いやすっぽ抜けだからブリーカーでさえ無い)

すっとろい展開に我慢しきれず、今大会初めて早送りしてしまっていると、最後は場外でWカウントアウト。それも飛びかかった糞シナが飛びかかられたミズと同等のダメージを受けているのが全く理解できない。
ロックが出てきて試合続行するんだろうなーと100人が100人思っているとその通りの展開に。
再開後すぐさま決着したのはすこし意外だったが、いまのWWEの低迷は台本の酷さにあると改めて思った。

ロック様がなんとか盛り上げようと孤軍奮闘したが、冷え切った会場のムードはもはや皆の王者の力を以てしても無理ゲー。
しかしRAWで見せたロックのムーブが妙にキレが悪く、ブランクの長さを感じたが、ここでは往年のキレを取り戻していたのは流石といったところ。
でも煽るだけ煽っておいて、どうせ来年のレッスルマニアでもロック vs 糞シナはないんだろうな。あっても微塵も期待しないけど。

あと去年からどうして放送の最後にダイジェスト映像を流さなくなったのか。やはり4時間の間にリアルタイムでダイジェストを作れるスタッフがいなくなってしまったのだろうか。
今大会でもクリスチャンが凶器を取り出す瞬間にあさっての方向を向いていたりカメラワークの酷さが目についたが、台本といいカメラといい、裏方がしっかりしていないのも低迷の原因だろう。

ロック、オースチン、トリッシュを集めても、これは史上最低のレッスルマニアだったと言うしか無いだろう。

基本的にシナを罵っているだけのレッスルマニア27感想 1

2011年04月18日 | スポーツ
対戦カードが微妙だったので見送る気だったが、去年の半額になったためPPVを購入してみた。


・ロック様開会の辞
開幕に試合ではなく演説をして盛り上げられるのはオースチンかロックくらいだろう。
3%くらい期待していたシナ vs ミズに自分も参戦みたいなサプライズはなかったが、安定のロック節で会場を温めた。


・世界王座戦 エッジ vs デル・リオ
オートン vs パンツあたりかと思っていたらのっけから王座戦とは。
デビューから半年ちょいでここまでこぎ着けたデル・リオは本当にすごい。プッシュに見合った実力があり、この大舞台でも持ち味を存分に見せつけた。地味きわまりなかったフィニッシャーも技の入りを工夫して説得力が出ている。年内には間違いなくタイトルを獲るだろう。
一方のエッジは安定の品質。これが引退試合だと改めて見返せばますます感慨深い。本来ならデル・リオが勝っていたのだろうが、有終の美を飾らせてもらったのだろう。
バタバタした試合運びに定評があったが、世界王座を獲ってからは日に日に成長していた。「地位が人を作る」という言葉のいい見本だろう。
若いうちに何度も全治一年ものの重傷を負っていたし、去年あたりから引退をほのめかしていたから、来るべき時が少し早めに来たということか。個人的には結構好きなスパスタであった。お疲れ様でした。


・ミステリオ vs コーディ
祭典のたびにシナの入場と並んで滑っているミステリオのコスチュームだが、今回も安定の滑りっぷり。
試合の面白さは言わずもがなだが、今回はコーディがよかった。
かつての相棒テッド・デビアスにデビュー当初は「オートン以来の大器!」と思ったものの、対するコーディの印象は地味だった。しかし今となっては伸び悩むテッドに対し、コーディはめきめき実力を伸ばしている。
祭典どころかPPVでやることすら珍しいかも知れないカードながら、たるむ場面の無いいい試合だった。


・マレラ&ビッグショー&ケイン&キングストン vs ザ・コア
コアが3本も持っているわ、王座戦も組まれないわのベルトの価値っていったい。
それはともかくまさかの秒殺劇は単純にスカッとした。この4人と戦えば本来の実力差から言えば、このくらいの圧勝になると見せつけるような。この4人の使い方としてはあまりにももったいないけども。


・オートン vs パンツ
パンツは動きのとろさも間の悪さも気色悪さも改善されてない(なんであいつはエプロンで待機してる時にケツを振るんだ)のに、ヒールとしてキャラが立っただけで全てが許せてしまうのがプロレスの不思議なところ。本当にいいキャラ見つけたな。
最後の空中捕獲RKOに代表される、一発勝負のムーブをやらせればオートンは天才的。エア・ボーンへのカウンター、シェインのパントキックへの切り返しと、まさに生まれ持っての天性の感覚がなければ成し得ない業だ。RKOは簡単に見えて、実はオートンにしか使いこなせない技だろう。
それだけに2年続けて祭典であってもなくてもいいような試合をさせられているのはもったいない。面白かったけど。


・キング vs コール
危惧していたよりも良かった。素人にプロレスの当たり前のムーブをさせるとこんな惨状になる、と思い知らせるコールのもたつきぶりがすごいすごい。っていうかいつの間にこんなに太ったんだコールは。
それにしても言っちゃいけないことを平然と言いまくるブッカーTの解説はフリーダムすぎて、最近のWWEに足りないものを補ってくれている気が。
そしてお約束の流れでスタナーを喰らうブッカーも最高。わかってるのに面白いもはや名人芸。
どうでもいいがスワガーって去年の祭典でマネー・イン・ザ・バンク勝ったんだよな……。

バイバイ、WWEつづき

2010年11月22日 | スポーツ
・ヴァンス・アーチャー
そこそこイケメンでそこそこ大柄でそこそこ動けたが、他に特徴がなかったので解雇。
「上層部に高く評価されている」って噂が流れるとたいていすぐ解雇されるよね。たしかまだ若いんだし、もう少し様子を見てもよかったと思うけども。


・シャド
タッグチームが解散するとダメな方が解雇されるというパターンを何回くり返せば気が済むのか。
解散してもシングルでやっていけたのはせいぜいハーディーズかエジクリくらいで、ダメな方でもマット兄さんとクリスチャンという一流レスラーだったことをいいかげん思い出して欲しいものだ。
タッグ戦での動きを見ててもシャドはまだまだやれたはずなのに。相方のJTGの解雇も近いだろう。


・ルーク・ギャローズ
普段は口を半開きでぼーっとしているが、ゴングの音を聞くと暴れだす、という日本マットじゃ絶対アウトなギミックの頃はよかった。
ハゲでブサメンでデブなのになぜかかっこいい、またとないキャラだったのに。
CMパンツの相棒になって「前のギミックはヤク中だった」というやっぱり日本マットじゃ完全にアウトな設定にされたことだけは面白かったけども。
あとケインの悪の心が分離して生まれたもう一人の自分(?)マスク・ド・ケインの中の人だったことも僕らはきっと忘れない。
ジョーイ・マーキュリーはあと何日残れるかな?


バイバイ、WWE。何人かは2年内に戻ってきそうな気もするけども。

バイバイ、WWE

2010年11月21日 | スポーツ
先ごろ5人の解雇が発表されたので、テキトーに思い出を振り返ってみよう。

・ティファニー
デビュー一ヶ月ほどでなぜかECWのGMに抜擢されるも、ECWの終了後はレスラーに転向し鳴かず飛ばず、旦那のドリュー・マッキンタイアと夫婦喧嘩で警察を呼ばれて(どんな夫婦喧嘩だよ)謹慎させられて以来、姿を見せなかったがやはり解雇。
彼女のハイライトはECWラスト放送でかましたスピアーだろう。
受けたローザ・メンデスも上手かったが、あの豪快な当たりはこれまでエッジが出したどのスピアーをも上回っているようなインパクトだった。
あとプレイボーイに出演した頃の全裸動画が出回っていて、それもスピアーに勝るとも劣らないインパクトなので暇人は探すといいよ。


・ジリアン・ホール
顔に巨大なデキモノ(もちろん作り物)があるという意味不明なギミックを与えられ、プライベートでもデキモノを付けることを義務付けられていたという不遇のデビューを飾った。
デキモノギミックはブギーマンにデキモノを食べられることで終焉を迎え、試合をすることも増えたのだが、とうとう彼女の必殺技がなんだったのかわからないままWWEを去ってしまったのは残念だ。
っていうか必殺技が無いのに一瞬(数分)だけ女子王座を獲ったのはある意味すげえ。
「実は450スプラッシュが使える」という噂が流れていて、初披露したらケツから着地してしまい、封印することになったのも僕らは忘れない。

以下次号。

訃報二人

2010年04月07日 | スポーツ
木村拓也が亡くなった。
いまや伝説的名場面となったキャッチャー・キムタクをつい数週間前に改めて観たばかりだった。いや、その「事件」さえわずか7ヶ月前のことだ。
豊田に初球フォークを要求し、ノーコン野間口の150kmを捕球した堂々たるキャッチャーぶりは忘れられない。試合後に「こういう時のためにいろいろポジションをやってきたんだと思う」と自身の野球人生とともに振り返っていたのも印象深い。
まだまだやれると惜しまれながらの引退は、今日の悲劇を予感するものがあったのだろうか。

キムタクと比べるとはるかにマイナーだが、WCW・WWEで活躍したクリス・キャニオンも亡くなった。自殺だった。
WWEでの扱いはネタレスラーで、ジョバー(やられ役)以外に勝利した場面を思い出せないほどの弱さで、キャニオン&ジョバーでタッグマッチに出されるほどの冷遇ぶりだったが、「Who Better Than Kanyon?(キャニオンより優れた者は誰だ!?)」の掛け声とともに流れる軽快な入場曲は頭を離れない。
ちょっとした黒歴史扱いされているが、タジリにUS王座を奪われた(ちなみにこの王座も自力で取ったわけではなくブッカーTに譲られたものである)ことも日本人にはなじみ深い。
晩年はゲイであることを告白したものの、多くのレスラーから変わらず慕われた人格者でもあったという。

この二人を同列に論じるのも乱暴な話だが、またとない個性派たちの死去は、それぞれのスポーツ界にとって大きな損失である。
あまりに若すぎる死が、ただただ残念でならない。

WRESTLEMANIA24 感想

2008年04月22日 | スポーツ
ようやくJ-COMもPPVに対応してくれたので、初めてPPVを買ってみました。

<フィンレー vs JBL>
ドS同士の一戦は、その乱暴さに思わず噴き出す場面も多々あり楽しめた。スワグルにゴミ缶をぶつけるJBLが特にツボだった。

<MIB戦>
個人的にシナ以上に評価していないパンクの勝利にドン引きした。
せっかく楽しかったのにお前が出しゃばって台無しだよ……。
おとなしくECW王座に挑戦するか、とっとと誰かにマネーの権利を奪われてほしい。RAWやSDの王座には絡まないことを願う。

<ウマガ vs バティスタ>
PPV名物のベビー・ヒール逆転現象が発生。要するに観客は退屈していた模様。着々とゴーバー化(短時間の試合・パワー任せで一気の勝利・大味な展開)が進むバティスタだが、この試合もウマガに終始リードしてもらったかたち。

<チャボ vs ケイン>
RAWやSDの頂点がダメならせめてECWの世界王座を獲らせたいと思っていたケインが念願の戴冠。拍手。

<フレアー vs HBK>
プロレスは虚構だが、そこで繰り出される技や痛みは本物である。もちろん初めからHBKの勝利は決まっていたが、その勝利を決めたのはあくまでもHBK本人。その葛藤は現実と虚構の間で激しく揺れ動き、見ている僕は涙腺崩壊。いやーいいもん見してもらった。
「前のめりダウン」と「コーナーから投げられる」だけは出なかったが、総じて文句のつけようのない名勝負。
レスラーの引退なんて恒例行事のようなもの。またいつか平然とリングに戻ってきてほしい。

<マリア&アシュリー vs ベス&メリーナ>
マリアはずいぶんうまくなった。アシュリーは……キャンディスがケガしなかったらねえ。

<オートン vs HHH vs シナ>
シナだけは勝つなと祈りながら観戦。カウント3が入った瞬間には思わずガッツポーズ。レッスルマニアなのに次のPPVへの前ふりのような試合だったがw シナはさすがにそろそろステージが下がりそうだけどなあ。

<ビッグショー vs メイウェザー>
正直なんも期待してなかったのだが、実にWWEらしい素晴らしい名勝負だった。レッスルマニアでなかったらベストバウトになるだろう。まさかまさかメイウェザーがあそこまでやってくれるとは! ボクサー引退したらシナやパンクの代わりに来てくれまいかと思うほど。

<エッジ vs テイカー>
さすがにテイカー負けたかもと何回か思わせただけでもエッジの勝利。バタバタした試合運びだったエッジが祭典のメインを飾るほどに成長するとは。地位は人を作るのだなあ。……あれシナは?

<総括>
ハズレなしの最高の祭典だった。これは歴代でも上位に入るだろう。
WWEから離れている人もこれはなにかの機会があれば見てほしい。

負傷

2007年12月05日 | スポーツ
8日に神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」のリザーブファイトに出場が予定されていたレイ・セフォーとハリッド・“ディファウスト”の欠場が決定。
セフォーは右眉の負傷、ハリッドは虫垂炎(盲腸)のためドクターストップとなった。




眉毛でドクターストップって。
右眉だけ剃り落としちゃって恥ずかしい
とか?