ジャックハマー

開店休業

“色”男の花道

2006年02月28日 | スポーツ
中央競馬の松永幹夫ジョッキーが、この春から調教師に転身するため、先週の日曜日、38才の若さで現役生活にピリオドを打った。

氏は甘いマスクで「ミッキー」の愛称で知られ、女性の競馬ファンの増加にも一役買った。引きつけるのは人間だけではなく、6度制したG1はすべて牝馬で勝ったもので「牝馬のミキオ」という異名も得ている。
ことに印象深いのは昨年、史上初の天覧試合となったG1天皇賞・秋を制し、見守る天皇皇后両陛下に深々と頭を下げたシーン。氏だからこそ絵になるその様は、まるで誇り高き騎士のようだった。

現役最後の日となった26日には、人気薄ながらG3阪急杯を、さらに直後の引退レースを連勝し、通算1400勝を達成するという絵に描いたような有終の美を飾った。
またひとり名物騎手がターフを去るのは寂しいが、これからは“色男”の神通力でどんな牝馬を育成するのか、とても楽しみである。

ゲーム千一夜 ~ドラえもん ギガゾンビの逆襲~・下

2006年02月27日 | ゲーム

「地底編」
 大長編では地味キャラに徹するスネ夫とは早くもここでお別れ。
つづいてはジャイアンを探して地底に潜る。
この頃になると、手に入る武器も「ドラゴンスレイヤー」「騎士の鎧」といったRPGらしいものになり、秘密道具なしでティラノサウルスを殴り殺す段に及んでは、もうドラえもんじゃなくてもいいんじゃないかな? という疑問も湧いてくるが、隠しアイテム「まじんのマイク」をジャイアンが使うと、敵全体に大ダメージという裏技で、ドラえもんテイストを思い出させてくれる。

「古代編」
 おいてけぼりだったヒロイン、しずかちゃんを助ける旅へ。
秘密道具の使い方にも慣れ、『ころばし屋』で行動不能にした敵を『衝撃波ピストル』『空気砲』『竜巻ストロー』でめった打ちというコンボも編み出してしまう。
R-12指定の危険が迫っている

このステージは残念ながら「のび太の日本誕生」らしさは薄く、ペガもドラコもグリも出てこない。
ゲームオリジナルキャラのテラを中心に物語は進み、ギガゾンビを倒ししずかちゃんを救出したところで――ちょっと意外などんでん返しが発生。
あとは未プレイの方のためにいちおう伏せておくが、ハッピーエンドの素晴らしい幕引きとなっている。

 「ドラえもん」という名前に甘えず、しっかりと作り込んだRPGに仕上げた本作。
古き良きRPGを求める方は、やってみてもよいのでは?


ゲーム千一夜 ~ドラえもん ギガゾンビの逆襲~・上

2006年02月26日 | ゲーム
 ファミコンで発売された、ご存じドラえもんを題材にした正統派RPGである。
ストーリーは大長編の後日談になっていて、ギガゾンビによって時空を超えてちりぢりにされたドラえもんたちが、落とした秘密道具を拾い集めながら冒険していくというものだ。
ドラえもんに欠かせない秘密道具は、ヒラリマントで攻撃をかわしたり、空気砲で敵を撃ったり、タケコプターで空を飛んだりと、RPGの要素としてうまく取り入れられている。
プレイヤーはドラえもんたちの友人として戦うことになる。さながらロップルやペコ、美夜子さんのような、大長編のゲストキャラとして参加する形だ。
ちなみに秘密道具を使用するには、敵を倒すと入手できるドラ焼きが必要で、今作のドラえもんはあくまでもギブアンドテイク、タダで力は貸してくれないシビアな存在である。
それではざっとストーリーを追ってみよう。

「魔界編」
 ギガゾンビの手により復活した魔王デマオンを倒すため、まずは「魔法が使える世界」に行くために『もしもボックス』を探すことに。
ヒントを教えてくれるのは、あの出来杉くん。
帰りがけには武器のピコタンハンマーヘルメットまでくれた。
……出来杉家ではいま「叩いてかぶってジャンケンポン」が熱いのだろうか
天才の考えは解らない。
また、敵にネズミが出てくると、ドラえもんが気絶してしまい戦えなくなるあたりはニヤリとさせる。

「海底編」
 ポセイドンに捕らわれたスネ夫を助けるため戦うことに。
ポセイドンのこもる鬼岩城に乗りこむため、壊れたバギーちゃんを『タイムふろしき』で直して突入!(なぜあの時直さなかったんだというツッコミ禁止
助けたスネ夫とともにポセイドンを撃破するのだった。

次回へつづく

R-1ぐらんぷり感想

2006年02月20日 | お笑い
を、つれづれと。

友近 75点
去年につづき、勝てるネタではなく決勝という舞台でやりたいネタを、存分にやった気配。
その気になればいつでも勝てる力はあるのだから、勝ちに来てほしいのだが……。

バカリズム 70点
飽きた。
おそらく、彼のファンならば楽しめるのだろう。しかし彼の好感度がプラマイ0の僕にはさっぱり。
童謡や映画をネタに持ってきたことで、導入部で展開もオチも割れてしまい、また、絵による遊びが始まったのが後半のため、長いこと淡々と流れてしまった。

中山功太 50点
正直、彼のネタで笑ったことがない。ってか見ていると(それも狙いなのだろうが)むかついてしゃーない。
長州小力や井上マーを「去年と同じことをやっていては決勝に進めないのも当たり前」と冷笑する輩は、彼についてはどう弁解するのだろうか。

キャプテン☆ボンバー 60点
どうして決勝に残ったんだろう。その一言に尽きる。

あべこうじ 80点
口がよく回る回る。彼の話術をもってしかできないネタだった。
突き抜ける笑いがなかったのが、3位に終わった原因か。

浅越ゴエ 82点
さすがの安定感。そつなく完璧にまとめてみせた。
あえて欠点を言うなら、感想を書こうとしたときに、なにも浮かばないくらいまとまりすぎていたことか。

岸学 78点
敢闘賞。彼のことはよく知らないが、ピン芸に場慣れしていない印象。
最も惜しかった。

博多華丸 85点
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でおなじみのモノマネを、よくぞこれだけのネタに昇華させた。
観客と審査員の心をガッチリつかみ、納得の戴冠。


全体的に、保存したビデオをいまだに見返すこともある去年と比べ、明らかに見劣りする。
今年も録画したけど、上書きしちゃってもいいかなーとさえ思ってしまう。
面白くなかったわけではないが、どうにも物足りなさの残る、そんな今年のR-1でした。

新カテゴリ・都市伝説パズル 第1夜「ベッドの下に」

2006年02月17日 | 都市伝説
 都市伝説というものが、すこし前にブームになりました。
都市に伝わる怪談、もっともらしく噂される不思議な話――とでもいうのでしょうか。
難しい言葉で言うなら、人口で膾炙される21世紀型の民族伝承、といったところ。
「マ●ドナルドのハンバーガーはミ●ズの肉でできている」「スイカの種を食べると胃の中で芽を出す」のような他愛もない噂や「口裂け女」「人面犬」などの社会現象にもなった噂を、誰しも聞いたことがあるはずです。
科学的根拠もなにもないバカ話から、よくできたオチ話まで、実にいろいろな噂が、巷間にあふれかえっています。
そんな中からいくつか、僕が趣味で蒐集したお話を紹介したいと思います。
まずは最も有名な、このお話から。



 その夜、A子さんはひさびさに会った友人を自宅に招きました。
積もる話で時間も忘れ、気がつくともう真夜中。友人は泊まっていくことになりました。
A子さんはいつものようにベッドで、友人は床に布団を敷いて眠りました。
しゃべり疲れて、すぐに眠気がやってきます。
 ――と。
「起きて。のど渇いちゃった。ジュース買いに行こう」
友人がA子さんをゆさぶり起こします。
ジュースなら冷蔵庫にあると言ったのに、友人はコンビニまで買いに行こうと、強引にA子さんをつれだしてしまいました。
ところが家を出ると、友人はコンビニとは逆方向に歩いていきます。
いったいどうしたのとA子さんが尋ねると、友人は青ざめた顔でこう言いました。

「交番に行くのよ。あなたのベッドの下に、斧を持った男が潜んでいたの」

HNじゃなくコテと言いだした僕はきっとボケ天系

2006年02月16日 | お笑い
要するに難しい話ではない。

コテを出して語るヤツと、名無しで騒ぐヤツ。
「大喜利を愛する」と広言してはばからないヤツと、「大喜利なんかで真剣になって恥ずかしくね?」と冷めたヤツ。
真剣に取り組むヤツと、気楽に取り組むヤツ。

どちらがカッコイイかといえば、前者に決まっている。

なんのことやら解らないだろう独白でした。