岩鬼に主将の影丸が野試合を挑まれた花園中学柔道部の四天王は、報復のために岩鬼たちの通う鷹丘中学へ乗り込んできた。
出しゃばる生徒会長をあしらい、四天王は山田に目をつけた。
山田は自分が岩鬼だと名乗り、四天王にツラを貸す。
しかし山田はまったくの無抵抗。四天王の技を次々と喰らう。
だがそこに影丸が駆けつけ、人違いだと告げる。
影丸は無抵抗の山田に幻滅していた。
裏でこっそり見ていた長島も同じだった。
見てたなら助けろよ。
長島はなぜ戦わなかったと山田を責めるが、山田にはべつの思惑があった。
弱小柔道部のために、四天王の技を自ら受け、手の内を探っていたのだ。
だが彼我の戦力差は大きく、山田は悩む。
と、そこへ岩鬼が野球部を相手に暴れているという知らせが。
岩鬼は珍しく、正々堂々と野球勝負を挑むことに。
天才・岩鬼は豪速球で野球部をきりきり舞いさせる。
「絶対に誰にもわいの球は打てない」と勝ち誇る岩鬼に対し、野球部の主将・長島がついに立ち上がるが――。
今日の岩鬼は一味違う。長島を敬遠し、けむに巻いて見せた。
それを見た山田はひらめいた。
弱小柔道部を勝利に導くその秘策とははたして…………?