診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

忘れていた傘

2014年05月26日 | 日常
ここ何ヶ月か、傘を持って外に出ることがありませんでした。
それが先日、
雨の日に出かける用事ができ、
いつもの傘を持って出かけようとしたら、
傘がない。

そういえば、あれは一月だったか、二月だったか、
今年の雪の降ったあとだから、きっと二月です。

そのころにいつも使っている傘の柄を曲げてしまい、
自分で曲がりを直したのですが、
元通りにはいかず、
手元のボタンを押しても、
うまく傘が開かなくなったので、
修理に出したのです。

そのことをすっかり忘れていました。

修理に出した店は、傘の専門店で、
僕がはじめて入った時には、
右も左も洋傘がずらりと並んでかけられており、
これだけの傘が並んでいるのを
僕は今までみたことがありませんでした。
まるで、傘のワンダーランドだと思った記憶があります。

小さい時に読んだ「メアリーポピンズ」には、
不思議なお店がたくさん出てきて、
様々なことが起こるお話がありますが、

それに出てくるお店のような、
「メアリー・ポピンズ」に、
出ていたお店のような錯覚を覚えました。
なにより、「メアリー・ポピンズ」は
傘を開いて、空を飛んできたのですから。

先日たまたま市内に用事があったので、
その傘のお店に寄って
僕の傘を取りにいきました。

しばらく前に頼んだものですから、
お店の人はあちこち探して、
やっと見つけてくれました。
お代を払おうとしたら、
お店の人が、
「うちで買った傘の修理は、ただ、
お金はいらないよ」
というではありませんか。

なんということ、
今時そんなお店があるとは
ただただびっくりです。

帰りの車の中で、
思わず笑みがこぼれてしまいました。

何年か前に患者さんにいただいたウチョウランの花が、
今年もかわいらしく咲いてくれました。














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