診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

古い写真

2013年02月27日 | 診療
昔のアルバムを見ていたら、

古い写真を見つけました。

写真をデジカメで撮ったので、
ピンぼけですが、
50年以上まえのもの。

父母とあたし。

こんな時もあったんだと
しばし 感慨にふけりました。

合掌。

風の強い日

2013年02月26日 | 日常
しかし、今年はいつまでも寒い日が続きます。
特に、二日前の日曜日の風にはまいりました。

この日はまだ暗いうち、
風の鳴る音で目が覚めました。
睡眠不足のせいか、二日酔いのせいか、
ぼんやりした頭でしばらく風の音を聞いていました。

午前中、タローの散歩に行くと、
たんぼ道では、葉っぱがかけっこしています。

僕とタローをを、何枚かの葉っぱが、
追い越して、ズーッと先まで道を転がっていきます。

林の木々は、ザワザワと音をたてて、上の方を
揺らしています。
サザンカなどの低い木は、
風が吹くたびに
葉っぱをバイブレーションさせています。
この前やっと咲いたオオイヌノフグリは、
こんな風の日は、花を閉じているようです。

昨日は、すっかり酔っぱらってしまい、
ちゃんとお店にお別れの挨拶ができたものやら、
記憶があいまいで、不安になってきます。

まあ、それでも、昨日以降は
もうあの場所に、あのお店が無くなったことは
間違いのないことで、
そのことだけは、
頭の中に、しっかり理解できているような気がします。

かったるい身体の中を、風がとおって行きました。 






B型の人

2013年02月22日 | 診療
今日の新聞に、
インフルエンザの流行情報が載っていて、
3週連続患者さんの数が減って、
警戒レベルではなくなったと書いてありました。

そういえば、うちの診療所でも、
インフルエンザの患者さんの数は
減ってきた気がします。

例年ですと、
2月いっぱいは患者さんも多いのですが、
今年はちょっと早めに収まってくれそうです。

そして、
A型のインフルエンザが、ピークを過ぎると、
今度はB型のインフルエンザが出てきます。

これはだいたい3月に入ってからだった気がしますが、
今年は、昨日来た患者さんから、
今年はじめて、
B型のインフルエンザが検出されました。

入れ替わるように
花粉症の患者さんが
増えてきました。

診療所の中で仕事をしていると、
そんなところから、
季節が過ぎて行くのを
感じます。

あるお店の閉店

2013年02月20日 | 日常
とうとう、今週も真ん中の日になりました。
今週の土曜日、
四捨五入すると足かけ40年、
僕が通ったスナックが閉店を迎えます。

何年かは、全く通わない年もありましたが、
このお店の開店から今度の閉店まで、
通い続けたお店は、初めてです。
とても感慨深いものがあります。

きっと閉店の日は、
大勢のお客さんが見えることでしょう。
入れないかもしれませんので、
その前にも行ってくるつもりです。

先代のママさん、その娘の今のママさん。
親子二代で40年
お二人とも今もお元気でなによりですが、

お客さんの中には、
亡くなった方もいて、
お店の歴史を感じます。

考えてみれば、
僕がお酒を飲むようになったばかりから
今までですから、
僕の飲み歩きの歴史をなぞっているわけです。

それにしても、遊ぶところと言うか、
家以外の止まり木がなくなるのは、
とても寂しいことではありますね。

もうこの歳では、お気に入りの止まり木を
新しく見つけるのは、
なかなか難しいことに思えてしまいます。


ひび割れ

2013年02月18日 | 診療

立春も過ぎて、今日は雨水です。
何となく日差しも強く感じるようになってきたのですが、
ここ数日は、ビュービューと北風も吹き、
まだまだ、冬支度です。

何年か前から、真冬の一番寒い時期ではなく、
立春を過ぎたこの時期に、
足の踵と指の先に、ひび割れができ、
痛い思いをするようになりました。
毎朝の掃除の時、水を使うからでしょうか?
でも、足は水使いませんね。

今年もやはり、左足にでき、
歩くときに、なんともピリッと痛みが走ります。

できてしまってから、
あわててユベラ軟膏を塗るのですが、
すぐに治るわけもなく、
何日かは痛い思いを我慢しています。

でも、これができると、
ああ、もうすぐ春なんだなぁ、と
風物詩みたいなものかと思って
痛いひび割れに、一生懸命軟膏をすり込んでいます。



診療所の掲示板に、
毎週ちょっとした一言と、
一枚の写真を貼っているのですが、

花の時期だと、
散歩の時に見つけた花の写真を貼るのですが、
この時期、なにも咲いていないので、
ネタ切れ状態です。

そこで、飼い猫、飼い犬の写真などで、
ごまかしてしまいます。
今日もネコ写真です。






ティッシュの受け取りかた

2013年02月12日 | 診療
今日の気温は低くて、
また、真冬に戻ったようです。

散歩の時にここ数日しなかった毛糸のマフラーを
ぐるぐる巻いて、
手袋もして、完全防寒対策をとっても、
まだ寒かったです。

このところ、毎日一人二人と、
インフルエンザの患者さんが見えます。

鼻に綿棒を入れて、検査をするのですが、
これは辛いもので、
抜いたあと、涙が出たり、咳が出たり、
くしゃみが出たりするので、

少しでも辛い時間を短くしてあげようと、
僕は今までは、
サッと入れて、サッと抜いていました。

ところが、休日診療所で、
看護婦さんが検査をしているところを見ると、

ゆっくり入れて、ゆっくり抜いています。
そして、こちらのほうが、
抜いたあとの辛さが、少ないような印象を受けたのです。

そこで、
それをまねて、自分のところでもゆっくりやってみました。

すると、
検査のあと、ティッシュをお渡しするのですが、

今までは、そのティッシュを
ひったくるように取って、鼻にあてていたのが、

ゆっくりやってみると、
そのティッシュを受け取るのに、
「ありがとうございます。」と受け取ってくれます。

余裕があるように見えるのは、
気のせいでしょうか。

最長記録

2013年02月06日 | 診療
今日は大雪です。
ただ、気温が高いのか、雪が湿っているのか、
幸い道路には積もっていません。

それでも明日の朝は、凍っているだろうから、
気をつけないとね。



昨日の午後はとんでもない時間でした。
近くにある老人施設の入居者の方が見えたのですが、

まあ、話すこと話すこと。

生まれたときからの生い立ち、
今の施設に入ってからの心境。

こちらも、「まぁ、時間つぶしに聞いてあげよう。
誰か来たら切り上げましょうか」
などと思ったことが間違いのもと。

この日は、この方以外患者さんがさっぱり来ないのです。
最初はフンフンと熱心に聞いていたのですが、
30分たち、45分たちしてくると、集中力がなくなってきます。

一時間たった頃には、
以前読んだカウンセリングの本に書いてあった言葉、
「どんな人でも2時間聞いていると、落ち着いてきます。」

そうかそうか、2時間ね。

ちらちら時計を見ながら、聞いていました。

1時間半ぐらいたった頃、やっと別の患者さんが見えたのですが、
もうこの頃になると、
完全に開き直って、
「このままいくとどうなるのか、
最後まで聞いてやろうじゃないの。」

と、別の患者さんは、看護婦さんにメモを渡して対応してもらって、
彼女の話を聞き続けました。

そしてとうとう2時間が経過。

話はまだまだ続きます。

2時間15分ぐらい経ったときになってはじめて、
「こんなに長くしゃべって、申し訳ないねえ。」
という言葉が出てから、
急展開。

彼女泣き出してしまいました。

イヤー、長かった。
最長記録更新です。

年寄り、泣かせるなって。
と反省です。


やめてほしいもの

2013年02月05日 | 診療
この前の日曜日、
休日診療所の当番でした。
これで、3週連続休日診療所通いになります。

今までの2回は、ヘルプでしたが、
今回は、本指名でした。(^o^)

前から、予定されていたのですね。

ほとんどがインフルエンザの患者さんばかりでしたが、
その数は、減ってきたようで、
僕のヘルプは不要でした。

それでも、来週の連休、
この連休がくせ者です。

ヘルプが要るのか、要らないのか。
悩むところです。


いつもの外来では、
2月に入ったとたん、
花粉症の患者さんが見えました。

「今年は、多いようですね~。」などと聞かれ、
新聞などにも、そんな話が載っています。
が、
ああいう記事は止めてほしいと思っています。

多いって聞くだけで、鼻がムズムズする人もいるのですから。

ましてや、天気予報の時に、
花粉情報とか花粉予報とか
止めてほしいです。

それより天気予報をちゃんと当ててほしいものです。