診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

教授の教え

2020年09月29日 | 診療
あれほど暑く 寝苦しかった夏は
突然と言って良いほど急にどこかに行ってしまいました。

いまでは、寝るときタオルケット1枚では寒く、
薄い布団を掛けるようになってしまいました。
この気温の変化に敏感なのは、飼っているネコで、
寝ているといつの間にか、足元のほうにちゃっかりと乗っています。

気温が下がるとよく眠れるからでしょうか?
夏の間はあまり見ることのなかった夢を最近よく見るようになりました。
先日はもう30年以上前の大学病院時代の教授回診の夢なんな見たりして
自分でもびっくりしています。
夢の内容は忘れてしまいましたが、
それがきっかけで医局員時代のことを思い出しました。

先輩が教授回診の時に
「よく見ておくんだぞ、教授の聴診器のあて方や触診するときの手の動きを」
当時は何のことかよくわからなかったのですが、
開業してからはっきりわかりました。

聴診器をあてるときはそーっとあてること、
背中に当てるとき 患者さんの背中がびっくりして
ピクッと動くようじゃダメだということ。

お腹の触診をするとき、
手が冷たくて、患者さんのお腹が
びくっとするようじゃダメだということ。

そして今は、
患者さん一人が終わったら、手を消毒するように、
一人づつその都度聴診器を消毒しています。

「教授、それでいいんですよね」





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