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診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

7月8日

2016年07月09日 | 日常
久しぶりに、なにか書こうと開いたら、えらく間が空いていて、
自分でもびっくり。

これではいけないと、朝のこの時間、
なるべく何か書こうと決めました。

いつまでつづくやら。

梅雨空のこのごろ、
相変わらず患者さんは少なくて、
暇をもてあましています。

することもなくパソコンでゲームなどするが、
これがまた、いい結果が出なくて、
イライラする羽目に。

昼前、社労士の方がみえて、
「社会保険料、従業員の方からいただく料金がすくないですよ。」
聞くと3ヶ月で、一人約3万円ほどが徴収不足だそうです。

これも今まで計算をやっていただいた方が、亡くなったので、
新しい人になったからのこと。

税理士さんも変わったし、
お金の問題はこれからいろいろ出てくるだろうと
覚悟は決まっています。

センパーイ

2016年06月10日 | 日常
相変わらず、夜の街をほっつきあるいておりますが、
最近は、レパートリーが減ってきて、
あまり冒険をしなくなってきました。

新宿や銀座などはとてつもなくひろいネオンの海でしょうが、
ここ北関東の地方都市では、
海といっても、あちらに比べれば所詮プールぐらいのものでしょうか。
竜宮城には浅すぎるし、蝶々が飛ぶには暗すぎるようです。

そんな街の一角のお店でのお話です。

そこは、カラオケスナックで、
お客さんは年配の方が多いお店。
75歳以上の方も結構お見えになるようです。

僕が一人で飲んでいると後から入ってきた、
僕より明らかに年配のお客さん。
結構メートルが上がっているようで、
イスに座るなり話し始め 一頻りママさんとお話に夢中です。
しばらくしてちょっと話が途切れたときにはじめて僕に気づいたようで、
「あっ、どうも」などと挨拶をしてから、
僕に話を振ってきました。
「歌は歌わないのですか?」
「良く来るのですか?」
などと聞いてくるのですが、
また、すぐママさんとの話に戻ります。

「いや~、今日は昼間っから飲んでいて。・・・」
「もう、すぐ帰ンだかんね。・・・」
聞くこともなく、聞こえてきます。

しばらくすると、
「先輩~。何か歌ってくださいよ。」と僕に。
「???? センパイ?」
最初に見たときに見誤ったのかも知れません、年下だったのかも。

そこではじめてお相手の顔をまじまじと見たのですが、
やはりどう見ても、僕よりご年配のご様子、
でも、更にもう一回確認。

僕の頭の中で「センパイ」という言葉が駆け回り、「冗談で言っているのかしら。」人の
いったいこの事態、どう切り抜けるか困ってしまいました。

そして、しばらくして思いついたのは、
「気にしないで、行きましょう。」
相手がそう呼びかけたら、これに従えばいいだけです。
それからは「センパイ」と呼ばれつつ、なにかのお話をしていましたっけ。

途中で僕も歌のリクエスト、
「大センパイも、なにか歌ってくださいよ~」

でも、人の呼び方って難しいものですね。
                                               






一枚の写真

2016年05月10日 | 日常
大型連休も終わり またいつもの日常が戻ってきました。

田んぼには水がはられ、田植えもだいぶ進んでいるようです。
さまざまな花も、たくさん咲いていています。

そんななか、
親しくしていた友人が亡くなったとの報が飛び込んできました。。
僕の写真の先生です。

1年半ぐらい前に肺がんが見つかり、化学療法を続けてきたのですが、
ホスピスに入院した翌日にこの世を去りました。

その2ヶ月ほど前、まだ身体も動いて写真も撮っていたようで、
僕に「今度の地元の写真大賞に応募しようと思っているんだ。」
といって 写真を見せてくれました。

それは一人の女性モデルの写真で、
いい感じで夕方の光があたっているすてきな作品でした。

「このモデルさん、治療を受けている病院の看護婦さんなんだ。
生まれて初めて女性に声をかけて、モデルをお願いしたら、
お母さん同伴でならと、OKがでて、撮らせてもらったんだ。」

それを聞いたとき、正直僕は、
こんなたいへんなときに、写真なんか撮っている場合かよと
思ったことを覚えています。
でも今は、彼がそれほどまでに写真が大好きで、
自分の撮りたいものを撮ろうとしていたことを
少し理解できるような気がします。


それから1ヶ月。
その写真大賞の結果が新聞に出ていました。
彼の作品は 見事入賞。

お祝いの電話をかけたら、
もう彼は自宅で起きられないようで伏せっていました。
かすれた声で、「ありがとう」といって、
仕事の心配をしていました。

そして入賞作品の写真大賞展が開かれる前に
とうとう彼は逝ってしまいました。

先日、その写真展に行ってきました。
係の人の許可をいただいて、彼の写真が展示してあるところを
持っていったカメラで撮ってきたのですが、
後から見ると、ガラスに証明が映っていて、ひどい出来です。
彼に「そんな写真撮っているから、ダメなんだよ。」と言われてしまいそうです。

写真展、終わるまでにもうちょっとましな写真撮って、出展目録と一緒に
ご仏前に供えてもらうようにしようと思っています。

肺がんの Iさん

2016年01月26日 | 日常
肺がんに罹っている五木さんが久しぶりに顔を見せてくれました。
ちょうど1年ぐらい前、
体調不良で、大学病院を受診したら、肺がんと言われ、
それ以降、化学療法を続けている方です。

何種類かの抗がん剤を使ってみて、
効果のあるものもあれば、効果のないものもあるようで、

ときどき見える五木さんは、
「もうちょっと生きていたかったなあ」などとポツンという時もあります。

でも、なんとか仕事は今も続けていて、
いろいろなことを考えると本人も、周りの家族も大変だろうなと思います。

その五木さんの趣味は写真撮影で、
病気になる前は、あちこち出かけて風景を撮影したり、
モデル撮影会に出かけて写真を撮ってきて、
コンクールにも何回も入選する実力のある方です。

実は、僕は彼から写真を教わって、あちこち出かけて
一緒に写真を撮ったりしていました。
モデル撮影会にも一緒に参加したりしたこともあります。
撮影会での彼は、おとなしい性格や遠慮がちなところもあり、
モデルさんに声をかけることもなく、淡々と撮影をしているほうでした。

その五木さんが今回は珍しく写真の話を始めました。
「実は、抗がん剤治療に行った時に、
大学にいる看護師さんできれいな方がいたのですよ。
それで思い切って、モデルになってくれませんかと頼んだら、
やっと了解が得られて、今までに何回か撮影させてもらったんだ。
了解を得るのに、母親同伴で,今までの写真を見せたりして、
変な撮影じゃないことを十分説明して、やっとだよ。」

それを聞いて僕は最初、
そんなことしている場合か!!、
信じられない。
もっとやることあるんじゃないの。
と思って聞いていたのですが、

五木さんが帰った後ふと
別の考えが浮かんできました。

限られた時間だから、
やろうと思ったことは、
できるだけなんでもやってみよう
今はできるけれど、いつできなくなるかわからないから。
と考えているのでしょうか。

知らない人にモデルになってくれって声をかけるなんて、
僕が知っている五木さんからは、
絶対想像もつかない行動なのですから。

そう考えることで、自分の気持ちの整理が
少しできたような気がしたのです。









                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    


同じ名前

2016年01月25日 | 日常
寒い日が続いています。

長く仕事をしていると、滅多にないことが続いて起こることがあって、
いつも不思議だなぁと感じています。

ところがそういう話は以外とどこにでもあるようで、

先日行った焼き鳥屋さんでのお話。

焼き鳥屋さんの大将は二人兄弟の弟さん。
今から十数年前、
お兄さんに彼女ができたそうです。
その彼女の名前が「瑞穂」さんというそうです。
まあ。そう多い名前ではないでしょう。

それから数年、今度は弟さんに彼女ができて、
なんとその彼女の名前が同じ「瑞穂」さんなんだそうです。

お店で一緒に働いているお母さんが、
「嫁さんになったら、なんて呼べばいいか困っちゃうわ。」
と思っていたそうですが、

その後、お二人ともご縁がなく
別のご婦人と結婚したそうです。

その後も不思議な話を聞いたのですが、
こちらの記憶がおぼろ月夜で、千鳥足。

そういえば、昨日は満月でした。



変な寝方

2016年01月19日 | 日常
このところ、左の背中の筋肉が痛むようになってきました。
特に何か無理な運動をしたということも無いし、
むしろ、去年から運動不足気味です。

なぜかなぁと考えていたのですが、その原因がどうやらわかってきました。

我が家には6匹の猫がいるのですが、
このところの寒さで、猫たちも暖を求めて
いろいろ探し回って、とうとう布団にたどり着いたようです。
(といっても、毎年のことなのですが。)

カミさんのベットには、夏でも3匹の猫が常駐。
僕のところへは
最近寒くなってきてから、2匹がやってきます。
1匹は布団の上、エマという名前、最初は足元に寝ていたのですが、
この頃は僕の左側、腰のあたりに丸くなって寝ています。
寝ると滅多なことでは動きません、ズーッと同じところに丸くなって寝ています。

もう1匹の猫の名はルイ。
我が家一の巨猫です、体重推定10㎏。
ルイは僕の右側の布団に入ってきて,頭だけ外に出して寝ます。
こいつは、出たり入ったりするのです。
入ってきたい時は、人の身体の上に乗っかって起こしに来ます。
そのたびに目を覚まして、布団を持ち挙げてあげます。

この2匹が最近図々しくも、
エマは段々真ん中へ。
ルイも出たり入ったりするたびにダンダン
真ん中へくるようになって、
僕はベットの中で斜めに寝るしかなくなってしまいました。

狭くって仕方がありません。
この無理な寝方が背中の筋肉を痛めた原因だと
思います。

ルイは朝も起こしてくれます。
顔の横に座って、起きる時間前に
右手で僕の顔をツンツンしてきます。
だいたい目覚まし時計の鳴る5分以内に起こしくれます。
先日など、ツンツンがあったと思ったら、そのあとすぐ
目覚まし時計が鳴ったので、ビックリしました。



同級生とゴルフ

2015年08月26日 | 日常
お盆を過ぎてから、くるっと季節が変わったようで、
最近では朝晩涼しくなり、
スタッフの中では、カーディガンを羽織っている人も
見かけるようになりました。

先日、大学時代の同級生とゴルフをする機会があり、
一緒に回ってきました。

ゴルフなどというものは、スポーツなので
あまりしゃべっている時間はないものだと思っていましたが、
これが結構話す時間はあるもので、
お昼の時間、お風呂の時間以外にも、
一緒にカートに乗っている間とか、
プレーを待っている時など、
話す時間はあるものです。

学生の時はそれこそ、
しょっちゅう顔を合わせていろいろな話をしていたのですが、
卒業後は、お互い別の道を進んだので、
会って話した時間はわずかです。

でも、会って1分もしないうちに
「そうそう、彼はこういう人だったわ。」
「こういう話が好きだったっけ。」と、
学生の時の印象がよみがえってきて、
「なんだ、ぜんぜん変わっていないじゃん。」
と思った次第です。

彼らにとって、僕はどう認識されたのかなあ、
やっぱり「こいつ、まったく変わってないな。」でしょうか。
ちょぴり 気になります。

人の気持ちが読めないあんぽんたん。

2015年07月18日 | 日常

クリニックには患者さんからお預かりしたいろいろな作品が展示してあります。

写真、手芸品、絵、リースなどなど。

ズーッと同じ作品が飾ってあるものも、
あるいはときどき新しい作品と交換して、作品が変わっていくものもあります。

(こっそり僕が撮った写真も目立たぬところに展示しているのですが。)

そんななかで、色鉛筆でスケッチ風の絵を届けてくれるトメさんがいます。
トメさんはときどき新しい作品を書いて届けてくれるのですが、
その作品は、僕の故郷、岩手の風景の絵ばかりです。
小岩井牧場の風景、三陸鉄道、岩手山など。

僕はお預かりして、とても懐かしく眺めていますが、

なんでトメさんは
岩手の絵を?

もしかしたら岩手出身の方なのかしら。
こんど見えたら聞いてみようか。
などと思っていたのです。

そこにトメさんの息子さんが経営している会社に勤めている福田さんが見えました。
福田さんがトメさんの描いた絵を届けてくれるのです。
これ幸いと、福田さんに聞いてみました。

「トメさんって岩手出身なの?」

違うとの返事。
「じゃあなんで岩手の絵ばかりなの?」
すると、

「先生が岩手出身なのを知って、岩手の景色ばっかり書いてんだよ。」

「あららら・・・」

人の気持ちが読めないあんぽんたんな僕でした。



個人情報

2015年07月06日 | 日常
梅雨のど真ん中。
バイクをお嫁に出したばかりなのですが、
車もお別れすることになってしまいました。

もう17年ぐらい乗っていましたが、
ここしばらくはエンジンの調子が悪く、
いろいろ修理をお願いしていたのですが、
これ以上は無理、と言われてしまいました。

泣く泣く フォルクスワーゲン バナゴン、私称「ゴン太くん」と
お別れすることになってしまいました。


その後に来た車。
中古のアウディなのですが、
ナビをいじっていたら、
前の持ち主が登録した場所、
これが消去されていなかったため、
個人情報がバレバレ。

自宅の住所、勤務先。
女性の名前。

皆様 お気をつけてくださいよ。

僕はすぐ消してあげましたけど。




愛車との別れ

2015年06月13日 | 日常
先日、10年以上乗っていたオートバイを
お嫁に出しました。

ここ数年は年に3,4回ぐらいしか乗らなくなり、
去年は1回しか乗ることができず、
今年もまだ乗っていなかったのですが、

とうとう思い切って、購入したバイク屋さんへ
お嫁に出すことにしました。

出すことを決めてから、
別れが辛く、

きれいに磨いたり、
エンジンをかけたり、
またがってみたりと
一通りのお別れの儀式をして、

その日を迎えました。

迎えに来るまであと30分はあるなと思っていたら、
お店の人は早く来てくれて、
あっという間にバイクを乗っけて
連れ去ってしまいました。


こちらは、写真でも撮ったりして、
ゆっくり見送ってあげよう と思っていたのに、
まるで誘拐犯のように手際よく
連れ去ってしまったので、
感傷にひたることもできず、
拍子抜けでした。

その後、手続きのためお店に伺い、
愛車の最後の写真を撮ることがかないました。

一つの区切りがついたということなんですね。